秦建日子のレビュー一覧
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映画化され、昨年12月4日から公開された作品の原作。
なるほど。本当は、映画を見に行こうと思っていたのですが、このコロナ禍。映画館に行くのは断念して、本で読むことに。
映画と原作では、中身が全く異なることが少なくありません。映画を見ていないので、映像化されたものがどういうものであったかはわかりません。なので、原作を読んてみての話ですが、なかなか切ない話。クライムサスペンスではありますが、これは時に政府に対する、一種の皮肉でもあるんじゃないかと思いました。
日本で、この作品のように、クリスマスシーズンの恵比寿や渋谷で爆発物が爆破したら、かなりの被害が出ますね。いやぁ、怖い。
タイトルが『 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2016年の初読以来。
瀬崎ィィィィ……!
覚えてなかった。
だから怪しい?、怪しいから怪しくない?、という微妙さのまま読み進めて、終盤で、膝をつく感じ。
彼の冷め切ったフラットな考え方がすきで、共感も出来て、まあ表現はアレなとこあるけれど
そうしたら犯人って、あんな稚拙な主張をする犯人って、
偉そうに鋭利なことを言う人間ってでも結局本人ぜんぜん大したことないよね一番みっともない内面だったりするよね所詮人間だもんね。みたいなかなしさ!!!
なんでだよおー、ギャップすごすぎるよおー。(褒めてない)
世の中の当たり前に対する、特に(べつに結局のところ悪でも何でもないという扱いをされて受け入れ -
ネタバレ 購入済み
リアルさ
映画が公開されるとのことでその前に読んでおこうと。最後の解説にあるようにとても読みやすく、すぐに話に入り込めます。面白いフィクションだけどいつ自分の身に起こっても不思議でないリアルさに恐くなりました。映画も観たいと思います。
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Posted by ブクログ
民間の科捜研・神田法科学捜査研究所の新米職員、桐野 真依。仕事も婚活もままならず、日々、苦悩する桐野。
そんな中、被害者の鼻をそぎ落とす連続殺人事件・『赤鼻のトナカイ殺人事件』が発生するが、捜査は一進一退でままならず。
また、別件の容疑者として、全くの素人と思われる外国人の青年が逮捕され、容疑を自白してしまう。
なぜ、、、?
最初のプロローグからして、ヤクザ同士の抗争の中、証拠品を持ち、命からがら逃げ出す場面は、ド派手ですね。
シリアスなストーリーなのに、ユーモアを交えた文体で、肩が凝らずに読めます。
最後は、以外な犯人が...
また、プロローグでは、続編を予感させる動きが期待され