【感想・ネタバレ】刑事 雪平夏見 殺してもいい命のレビュー

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人間関係を解く

2011年11月11日

『推理小説』『アンフェアな月』そして今作と、
雪平刑事シリーズに順調にハマっています。

とてもシンプルに見えた人間関係が絡まり合い、事件となり、解けていく様子は流石としか言いようがありません。

人間関係というミステリ、人というミステリを書いてると感じる作品でした。

主人公やいつも...続きを読むのキャラクターへの愛着もあるのですが、
ふと出てくるキャラクター、年齢や性別も違う定年退職した刑事などにも共感を抱かせられます。


今作では落ちの部分が
ややリアリティに欠けるなぁと個人的には思ったのですが、

シリーズ3作め、またしても一気に読んでしまったことが

論より証拠の☆5つです!

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Posted by ブクログ 2024年02月24日

美人刑事と殺人ビジネスというワードに惹かれて読んだが最高だった。同僚との及び周りとの人間関係が複数の意味で良い。ラストは息を呑んだ、衝撃。こんな終わりも個人的に好き。

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Posted by ブクログ 2021年05月18日

第3弾になってこのおもしろさ!やばい。最初から最後までびっくりするほど面白かったし、オチも素晴らしかった。。。最初に元夫殺すとかわりとすごいストーリーだな

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Posted by ブクログ 2021年02月27日

どうやっても、篠原涼子の姿がチラついてしまうのですが(苦笑)、雪平夏見カッコイイです。テレビシリーズでは、最初の『推理小説』の一部以外はオリジナルという事で、この作品が映像化されたわけではないんですけどね。

なかなか衝撃のラストシーンですね。雪平が、どうすれば娘と一緒に住むようになるのかと思ってい...続きを読むたんですが、こんな事とはねぇ。ビックリです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年12月08日

秦さんはほんとう雪平をいじめまくりだなあ……。
元夫のことを心底どうでも良いみたいに退場させたのはちょっと笑えるくらいだけど、そのままゆりーんってさせちゃうから、うええええ?ってなる。笑

つらい目に遭わされてばっかいるけど、原作には安藤がいるから。
それに林堂とか、あと同期の鯰江も確か……悪くなか...続きを読むった。
(安藤以外の男性刑事たちの個把握がよわい、、うう)
安藤以外には意外と女性的な口調になったりする雪平に、おお……、となったりなどした。

一作目でも若干その気があった気がするけれど(でも実際としてはためらいも、やり取りとかも、そんなにはなかったか、、)、
犯人と相対して、心情として瞬時に相手を人非人的として切り捨てない雪平が、なんかもう、ほんとうに、何だろう、痛々しいくらいで。
すごく、にんげん扱いをしている。こんかいは行動までそうなってしまった。
信念のもと、仕事だから何も感じない、って殺し続けるのも、そりゃ段々と無理が出て来るよね。
とんがり続けるのって若さとかまあパワーとか要りそう。一切攻撃が出来なかったとか苦しい。刺さる。
なんか結局、ちょろい、のかなあ、と思わなくもないけれど、情に厚いのを、よわさとは言いたくない。
美央のことではよわっちいけど、、
でも雪平サイドをめっちゃ見せられているから「弱い母親とかずるい」とは雪平の場合なれないんだよなあ。。
気持ちはあるとか言い訳したところで行動が結局、とか責められない。そもそも描写に言い訳っぽさがない。
フィクションだから許せるのかなあ、とも思うけれど、フィクションでも肯定出来ないその手のキャラは余裕でいるから、秦さんがすき。
……初期は雪平さん、「美央のことなんか自分だって嫌いだし」ってしてたよね。笑
それもどうかと思うけどでれまくりだな。

犯人のことを嫌いになれないのは、一作目と同様で
「がっかりさせないでよ」とか本当もう、で
でもぼろ泣きしている安藤といっしょにぼろ泣きしている気分にもなった。
作品がつよすぎて、ほんとうに、こういう本を読む度キャラクターが目の前に現れる度、ぼろっぼろに泣きたくなる。
たぶん、希望なんだと、思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年11月03日

雪平シリーズ第三弾。

発見された死体の口に入っていたチラシ。
「殺人ビジネス始めます」
フクロウと名乗る人物が20人限定で殺人を請け負うという。
次々に殺される被害者には接点はなく捜査は難航する。


ドラマ『アンフェア』の原作ですが、ドラマにはなかったストーリー。

というか原作とドラマは別物と...続きを読むいう感じです。
同じなのは雪平だけ…かな?
他の人物は、キャラクターも設定も異なってるかなと。

時系列がバラバラに出てくるので少し混乱してしまうところがありましたが…最後に全部がつながる瞬間は爽快です。
ラスト20ページくらいで、どんでん返しが2回あって、見事に騙されました。
こういう感じ、好きです。

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Posted by ブクログ 2016年02月04日

 殺してもいい命、とは挑戦的なタイトルだ。プロローグでは、父親の無理心中に巻き込まれる姉弟のワンシーン。犯人の不幸な生い立ち? この作者は、恐らくそう思わせて外してくるだろう。いや、裏の裏をかくかもしれない。まったく油断ならない。

 本編。他殺体が発見され、林堂警部補が現場に向かう。前作では誘拐事...続きを読む件などを扱う特種班のチーフだったが、2年後の現在は捜査1課に異動している。第一発見者は被害者の元妻だが、妙に冷静な応対が奇妙だ。死体の口にはチラシが差し込まれている。「殺人ビジネスはじめました」。林堂は元妻の事情聴取にはいる。実は、第一発見者の名は雪平夏見。雪平は別れた夫の死体を発見した状況を語りつつ、同じ取調室で事情聴取した3カ月前の事件を回想する。別の事件とは警察高官の親族が被害者のストーカー事件である。見事な場面展開。そしてストーカー事件はどうかかわってくるのか、謎を置いていく。

 職業的殺人者がデビューする。3人までは開店記念特価30万円。それ以降はだんだん値がつり上がって、20人殺したら一生困らぬ財産を得て廃業する。とチラシには書かれている。この30万という設定に味がある。「殺してやりたい」奴がいてもふつう殺し屋には頼まない。殺しの代金が安すぎても怪しいし、ゴルゴ13レベルだととても払えるものではない。しかし30万円というのは妙にリアルだ。そして第2の殺人が起きる。
 他方、この殺人者が本当に殺し屋だとしたら、原理的に、警察には捕まえられないだろうという推論が浮上する。それぞれの被害者の身辺を洗っても、殺し屋が依頼されて殺しただけなら、捜査線はつながりようがない。殺人の依頼者のほうからアプローチするにも、実際に殺人が遂行されるまでは逮捕しようがなく、次の犯行を防げない。
 では雪平はどうするのか。
 
 殺してもいい命。作品中にはこの言葉は出てこない。殺し屋にとっては依頼の対象は「殺してもいい命」に違いない。容疑者を2人射殺したことのある雪平はマスコミに「必要だから撃った。必要があればまた撃つ」と答える。これもまたある意味で「殺してもいい命」。今回は最初に射殺した覚醒剤中毒の未成年者の母親と再会するエピソードがあるのだ。そして最後の場面、「必要があればまた撃つ」という状況におかれた雪平に「殺してもいい命」というテーマが浮上する。

 見事に入り組んだ謎に、当事者たちの悲しみがにじみ出る。そしていくつかの印象的な場面。ちょっと楽しみに取っておこうと思って他の本を読んでいたのに、結局読み始めて、一気に読んでしまった。

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Posted by ブクログ 2014年02月01日

胸にアイスピックを突き立てられた男の口には、チラシが突っ込まれていた。
殺された男の名は……大ヒットシリーズ第3弾、雪平の最も哀切な事件。

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Posted by ブクログ 2022年06月26日

「秦建日子」の『刑事・雪平夏見シリーズ』三作目『刑事 雪平夏見 殺してもいい命』を読みました。

アンフェアシリーズ第二弾映画化作品『アンフェア the answer』を観て、久しぶりに『刑事・雪平夏見シリーズ』を読みたくなりました。
「秦建日子」作品は、昨年9月に読んだ『サマーレスキュー ~天空の...続きを読む診療所~ 』以来ですね。

-----story-------------
2004年12月、数々のヒットドラマを手がけてきた脚本家「秦建日子」氏によって、バツイチ、子持ち、大酒飲み、捜査一課検挙率No.1、そして「無駄に美人」という型破りな女性刑事「雪平夏見」を主人公とするミステリ『推理小説』が誕生しました。
『アンフェア』というタイトルでドラマ化(関西テレビ・フジテレビ系/2006年1月~3月)されたこの作品は、06年に刊行されたシリーズ第2作『刑事 雪平夏見 アンフェアな月』と共に累計88万部を越えるベストセラーとなりました。
映像で篠原涼子さんが演じた雪平夏見のクールな魅力は、今もご覧になった皆さんの脳裏に深く焼き付いているのではないでしょうか。
そして2009年10月、ついにシリーズ第3作『刑事 雪平夏見 殺してもいい命』が誕生します。

シリーズ中、最も困難にして、最も哀しい事件の行く末とは?
タイトル『殺してもいい命』に込められた思いとは?
前作から実に3年、ずっと待っていて下さった読者の期待を裏切らない、そして単なるミステリの枠にとどまらない、心に沁みる作品です。

多摩川の河川敷で男性の遺体が発見される。心臓の真上にはアイスピックが突き立てられ、口には細く丸め赤いリボンをかけた紙が突っ込まれていた。
紙には、“フクロウ”を名乗る人物からの「殺人ビジネス始めます」 「20人殺したら引退」など連続殺人の宣戦布告とも取れる内容が書かれ、ご丁寧にも領収書まで一緒に入れてあった。
「私こと佐藤和夫は、確かに、フクロウに殺されました」と……。
殺されたのは、「雪平夏見」の離婚した元夫だった。
手がかりを残さない“フクロウ”に、捜査はほとんど進展せず、「雪平」は相棒の「安藤」、「林堂」、「平岡」と共に捜査本部に知られればクビも免れない、許されざる方法で“フクロウ”を見つけようとする。
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『刑事・雪平夏見シリーズ』は、5年前に読んだ『アンフェアな月―刑事 雪平夏見』以来… このシリーズは面白いので、期待して読みました。

映画『アンフェア the answer』でも、「雪平夏見」の元夫「佐藤和夫」が殺人事件の被害者となるのですが、背景も動機も全く違い、映画と小説では全く別な展開になっているようですね。


第1章から第3章までは、本編との関わりがありそうだけど、具体的な接点が不明確な挿話から始まります、、、

読み進めていると、その3話が同一人物の幼少・少年・青年時代の逸話で、その人物こそが“フクロウ”ではないか… と思えてくる展開となっているのですが、それが読者への巧みな罠になっていて、読者は微妙にミスリードさせられてしまいます。
(私はまんまと騙されてしまいました… )

真犯人には近づくけれども… 微妙にズレた推理をさせられるので、終盤が近づいたところでどんでん返しがあって面白かったです。

まさかのまさかの人物が真犯人、、、

それを常にサポートし続けていた、ある人物… いやぁ、ホント意外だったな。


カメラマン「永井隆」のストーカーとしての執拗な態度は、本当に嫌気がさしてきますが、、、

ストーカーとして、更に一枚上手なのは、「雪平」の元夫「佐藤和夫」の再婚相手「由布子」でしたね… 怖っ!



気になるのは「雪平」の愛娘「美央」の運命、、、

自宅で眠っている「美央」に対し、犯人が「枕元にしゃがみこみ、あることをした。」となっており、

銃撃戦の末、倒れた「雪平」が「美央」を心配した際、同僚が「詳しいことは言わなかった。」とある、

えーっ、どうなっちゃったの!?と気になるままエンディング… 続篇を読めって、ことですかね。

ホントに気になるなぁ。




以下、主な登場人物です。

≪警視庁≫

雪平 夏見(ゆきひら なつみ)
 捜査一課検挙率NO.1の“無駄に美人”な刑事。
 40歳。

安藤 一之(あんどう かずゆき)
 捜査一課刑事。
 雪平の相棒。

林堂 航(りんどう わたる)
 捜査一課強行班三係。
 2年前の幼女誘拐事件後に異動となった。

平岡 朋子(ひらおか ともこ)
 捜査一課強行班三係。
 イブも正月も仕事を入れる。

山路 徹夫(やまじ てつお)
 捜査一課長。

沢井(さわい)
 捜査一課の刑事。

島田(しまだ)
 捜査一課の刑事。

鯰江 規雄(なまずえ のりお)
 玉川南署刑事。
 雪平とは同期で、彼女の結婚式にも出席した。
 実家は鍵屋。

相田 紅彦(あいだ べにひこ)
 捜査二課警部補。ネット班のチーフ。
 40代半ば。
 緑と青のツートンカラーの派手な眼鏡をかけている。
 上司にも平気で突っかかる、雪平と似た部分がある。

浜名(はまな)
 北品川署の警部補。

小森(こもり)
 検死官。

阿部(あべ)
 碑文谷署の巡査部長。

≪事件関係者≫

小田 愛美(おだ まなみ)
 永井をストーカーで訴える。
 伯父は刑事部長の羽田。
 デザイン事務所に勤めている。

永井 隆(ながい たかし)
 カメラマン。
 愛美の働くデザイン事務所で仕事をして以後、付きまとうようになる。

迫田 勝(さこた まさる)
 迫田探偵事務所の所長。
 依頼されるのは8割方浮気調査。

羽沼 弘毅(はぬま ひろき)
 30歳前後。
 表向きは小さな金融会社の社長。

佐藤 和夫(さとう かずお)
 雪平の元夫。
 別の女性と再婚して間もなく、“フクロウ”に殺される。

岩根 貴洋(いわね たかひろ)
 中堅家電メーカーの人事担当役員。
 リストラの実務を担当している。
 “フクロウ”に殺される。

川手 桃子(かわで ももこ)
 猫の愛護ボランティア活動に勤しむグループのリーダー的存在。
 40歳、主婦。

玉田 元(たまだ はじめ)
 平岡の元彼氏。
 金融マン。
 平岡が刑事だと知って別れたいと言った。

佐藤 由布子(さとう ゆうこ)
 和夫の再婚相手。
 30歳。
 1年半ほどの交際を経て結婚した。
 雪平に美央と3人で暮らさないかと提案する。

赤木 友江(あかぎ ともえ)
 4年前に雪平が射殺した少年の母親。
 修善寺温泉で住み込みの仲居として働いている。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年05月05日

刑事 雪平夏見シリーズ。アンフェアの原作。
佐藤和夫が殺された。胸にはアイスピックが刺され、死体の口の中には「1人30万円で殺します。 3人目以降は...」というように、殺害ビジネスを記した紙が入れられていた。また、佐藤和夫は、雪平の元夫でもあった。
雪平の過去、次々に起こる殺人...

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年07月15日

かなり前に読んでいて被害者と犯人は覚えていたが詳細を覚えていなかったので章の合間に入る回想シーンの伏線が1つに繋がっていく展開は楽しめた。
動機が雪平への思いであり、そのために殺されてしまう最初の被害者。重い十字架を背負った雪平の背景を改めて理解した。

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Posted by ブクログ 2020年02月23日

物語の中に空白がない。だから、止まれない。一度本を開いたら、最後まで一気に読んでしまわないと気が済まない。そういう緊迫感にひたすら包まれ続けているのを、多分耽溺って言うんだろうな。面白かった。雪見刑事シリーズは、本当にどれも面白い。シリーズとしての正しい時系列で読んではいないので、しっかり揃えて、最...続きを読む初から読みたいと強く思った。多分、シリーズ通しても無駄な余白一切なし、最後まで手が止まらないんだろうな。

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Posted by ブクログ 2019年12月27日

殺人ビジネスのチラシを口に突っ込まれて殺されていたのは雪平の元夫だった。殺人ビジネス、ストーカーと事件に事件が絡んでスピーディーな展開。雪平の娘、美央はどうなるんだろうか。

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Posted by ブクログ 2019年11月22日

このシリーズはテレビドラマの印象がかなり強いですが、小説の方も純粋に楽しめます。改めてテレビシリーズ、映画の方も見直したくなりました。

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Posted by ブクログ 2018年08月12日

雪平パート3。

やはり、テンポの速い小説だ。
脚本を読むかのように、スラスラと読める。

安藤刑事との息があってきている。
よいコンビ。

今回は、最後まで犯人がわからなかったなー。
わかった後の怖さ。。
心配なのは、あの子。
強くなってほしい。
でも、今でも十分強い子。
彼女を救えるのは、雪平さ...続きを読むんだけなのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2018年06月04日

「殺人ビジネス、始めます。新規開業につき、最初の三人までは、特別価格三〇万円でご依頼お受けします」-左胸にアイスピックを突き立てられた死体の口には、赤いリボンで結ばれたチラシが突っ込まれていた。殺された男の名は…雪平夏見、最も哀切な事件が幕を開ける。

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Posted by ブクログ 2017年07月23日

「殺人ビジネス、始めます。新規開業につき、最初の三人までは、特別価格三〇万円でご依頼お受けします」―左胸にアイスピックを突き立てられた死体の口には、赤いリボンで結ばれたチラシが突っ込まれていた。殺された男の名は…雪平夏見、最も哀切な事件が幕を開ける。

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Posted by ブクログ 2017年03月31日

雪平が愛おしくなってくる巻かなぁ。
しかしこのラストはどうなる・・・。
絶対に次を読まざるを得ない終わり方しやがってもう・・・。

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Posted by ブクログ 2017年03月02日

死んでもいい命・・・ではない。「殺してもいい命」だ。
この違いは大きい。
雪平は驚くほどに孤独だ。穿った見方をすれば孤独であろうとしているようにさえ見える。
共に行動することが多い安藤は、雪平を理解しようとしている。
何があっても最後まで雪平について行こうと決めているし、守ろうと考えている。
けれど...続きを読む、安藤の決心は雪平の心の奥底までは届かない。
本当の意味で雪平を動かすことができるのは、ただひとり。
愛娘の美央だけなのだろう。
だから雪平は怯えてしまう。
母親であることが許されるのかと、美央の言動のひとつひとつに反応してしまう。
大切だからこそ、美央と向き合うときの雪平はひどく臆病になる。
犯人は雪平の心理をよく掴んでいたのだと思う。
身勝手極まりない動機だったが、切実な思いがそこに存在したことは確かだろう。
「ストーカーで構わない・・・」と言い切った犯人。
雪平の気持ちを気遣うこともなく、一切を切り捨てている。
大切なのは自分が必要としている、それだけなのだ。
世界はまさに自分を中心に回っている。
そして、それが許されると思い込んでいる。
冒頭の殺人事件の被害者が佐藤和夫だったことに驚いた。
「えっ??なんで??」
ドラマの影響だろうけれど、香川さんが暗い河原に倒れているようすが浮かんできてしまった。
いきなりの展開で、グッと物語に引き込まれてしまった。
それにしても、美央は本当に過酷な運命を背負っている。

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Posted by ブクログ 2015年05月22日

今度はこんな形の裏切りにあうのか。
事件の本筋に気を取られていて、完全に予想外でした。
ラストが無かったとしても事件の展開だけで充分に楽しめる作品なだけに、ここまで必要かと感じてしまいますが、これが本シリーズの特徴ですからね。

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Posted by ブクログ 2015年05月15日

これ、おもしろいよね。読みやすいしね!
ええ感じに上がってきとるよ。


寺島進が鬼のようによぎるけど。

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Posted by ブクログ 2014年04月26日

雪平夏美シリーズ第3弾。

殺人ビジネス、始めます、というチラシが死体の口に突っ込まれていた。殺された男は・・・・

なんとなく既読感があったんですが、テレビで見た(篠原涼子)を思い起こしながら読みつつ、結末のドンデン返しにも素直に驚きました。

しかし、この読感を書こうとデータベースへ登録しようと...続きを読むして、本書はすでに3年前に読んでいたことにやっと気付いた(-_-;)
3年前のあのころは、会社最終年で、読感を書いている暇もないほどに忙しい時期だったんでなぁ・・・まぁ、やっと読感を書けましたということで、良し。


(2014/4/20)

(2011/7/27)

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Posted by ブクログ 2014年02月11日

一気に読み終わりました。
いつのまにかこのシリーズの大ファンになっていました。
殺人犯の狂気の演出の仕方がうまい。

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Posted by ブクログ 2013年11月11日

シリーズ物を何作も読んでいるけど出てくる人が同じということに内容が好きキライにはっきり分かれる。個人的には面白く「秦作品」というところがいい。ただ、連続で読んでいるから飽きるところも。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年08月02日

主人公は同じ女性刑事だけど、誉田哲也と秦建日子では作風が全く違っている。こっちはやはり脚本家なので映像におこしやすく感じる表現が多い。
内容は、雪平夏見の元夫の殺人から始まる。最後にどんでん返しはあるものの普通の展開。雪平の敏腕刑事であるがゆえに母親として不器用すぎていて、娘のことになるとどうしても...続きを読む悪いほうへと進んで行ってしまう。そして仕事に明け暮れていく。そんな面がまた面白い。哀しい話ではあるが。しかし、収束し終わらないのはこのまま次に行くのか、自分が回収しきれてないのか、どっちなんでしょう?枕元の件とか、ラストとか・・・

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Posted by ブクログ 2013年05月26日

初っ端からいきなり佐藤和夫が殺される。
アンフェア映画版でも最後には殺されてしまうが、小説版でも同じ運命を辿ることになろうとは……。
しかも、ラストで明かされる犯人と、その殺害動機がありえなさすぎてまた切ない。
あらすじにある「雪平夏見、最も哀切な事件が幕を開ける!」という煽りは、決して誇張ではない...続きを読む
シリーズを通して感じる切なさは、『推理小説』からドラマ版・映画版に引き継がれ、そしてまた小説版でも変わらず貫かれている。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年12月18日

雪平夏見シリーズ第三弾。犯人はちょっと予想外でした。雪平と家族になりたかったために、雪平の元亭主と結婚するなんて。撃たれた雪平、どうなる?続けて続編読もう。

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Posted by ブクログ 2021年05月22日

殺人ビジネス始めます。
殺された男の口に入れられていたチラシ。
その男は雪平に近い存在だった。
そのため、雪平に怨恨のある人物ではないかとされるが、続く殺人と辻褄が合わない。
犯人の意図は?
振り回される警察に雪平は、違法操作を仲間に提案。
行き着いた先は…
雪平の人間的な部分が出ている作品。

2...続きを読む021.5.22

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Posted by ブクログ 2016年09月04日

殺人ビジネスの捜査。
最初が安いってのが、事件を複雑化していますね。
あと、主人公の家族が事件にかなりからんできます。
ま、このシリーズって割と家族小説っぽいところがあるので、いつもそれなりにからんでくる面はあるのですが。(^^;
犯人の動機がどうしようもなくて、怖いですね。
大変な終わり方をするの...続きを読むで、次巻がどうなるのかが気になります。

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Posted by ブクログ 2013年10月15日

ドラマも映画も見ずに中途半端な巻から読んでしまいました…。姫川玲子シリーズを先に読んでいたので、若干設定が被るなと思いつつ読みましたが、着地点がよくわからず消化不良。途中から読んだのがそもそもいけないのか…。

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Posted by ブクログ 2013年05月31日

最初の方は面白くて引き込まれながら読んでいたのですが、
真実が明らかになるにつれて、何処か不自然さとか、ふに落ちない点がちらほら。
あと最後の幕引きも、1つの作品として結末を迎えるのに、
次回作に引っ張っていくあの感じは私は好意的には見れませんでした。
好きなシリーズなので、最後までお付き合いするつ...続きを読むもりですけどね。
そういう所が、劇場版みたいにいたずらに裏切り者が続出して、
目を引く事に重きを置いているだけの印象が拭えない感じと重なります。

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