刑事 雪平夏見 殺してもいい命

刑事 雪平夏見 殺してもいい命

小説・文芸
660円 (税込)

3pt

大ヒット雪平夏見シリーズ第3弾。「殺人ビジネス、始めます。新規開業につき、最初の三人までは、特別価格30万円でご依頼お受けします」―左胸にアイスピックを突き立てられた男の口には、赤いリボンで結ばれたチラシが突っ込まれていた。殺された男の名は…。雪平夏見、最も哀切な事件。

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刑事 雪平夏見 殺してもいい命 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    人間関係を解く

    『推理小説』『アンフェアな月』そして今作と、
    雪平刑事シリーズに順調にハマっています。

    とてもシンプルに見えた人間関係が絡まり合い、事件となり、解けていく様子は流石としか言いようがありません。

    人間関係というミステリ、人というミステリを書いてると感じる作品でした。

    主人公やいつものキャラクターへの愛着もあるのですが、
    ふと出てくるキャラクター、年齢や性別も違う定年退職した刑事などにも共感を抱かせられます。


    今作では落ちの部分が
    ややリアリティに欠けるなぁと個人的には思ったのですが、

    シリーズ3作め、またしても一気に読んでしまったことが

    論より証拠の☆5つです!

    1
    2011年11月11日

    Posted by ブクログ

    美人刑事と殺人ビジネスというワードに惹かれて読んだが最高だった。同僚との及び周りとの人間関係が複数の意味で良い。ラストは息を呑んだ、衝撃。こんな終わりも個人的に好き。

    0
    2024年02月24日

    Posted by ブクログ

    第3弾になってこのおもしろさ!やばい。最初から最後までびっくりするほど面白かったし、オチも素晴らしかった。。。最初に元夫殺すとかわりとすごいストーリーだな

    0
    2021年05月18日

    Posted by ブクログ

    どうやっても、篠原涼子の姿がチラついてしまうのですが(苦笑)、雪平夏見カッコイイです。テレビシリーズでは、最初の『推理小説』の一部以外はオリジナルという事で、この作品が映像化されたわけではないんですけどね。

    なかなか衝撃のラストシーンですね。雪平が、どうすれば娘と一緒に住むようになるのかと思っていたんですが、こんな事とはねぇ。ビックリです。

    0
    2021年02月27日

    Posted by ブクログ

     殺してもいい命、とは挑戦的なタイトルだ。プロローグでは、父親の無理心中に巻き込まれる姉弟のワンシーン。犯人の不幸な生い立ち? この作者は、恐らくそう思わせて外してくるだろう。いや、裏の裏をかくかもしれない。まったく油断ならない。

     本編。他殺体が発見され、林堂警部補が現場に向かう。前作では誘拐事件などを扱う特種班のチーフだったが、2年後の現在は捜査1課に異動している。第一発見者は被害者の元妻だが、妙に冷静な応対が奇妙だ。死体の口にはチラシが差し込まれている。「殺人ビジネスはじめました」。林堂は元妻の事情聴取にはいる。実は、第一発見者の名は雪平夏見。雪平は別れた夫の死体を発見した状況を語りつつ、同じ取調室で事情聴取した3カ月前の事件を回想する。別の事件とは警察高官の親族が被害者のストーカー事件である。見事な場面展開。そしてストーカー事件はどうかかわってくるのか、謎を置いていく。

     職業的殺人者がデビューする。3人までは開店記念特価30万円。それ以降はだんだん値がつり上がって、20人殺したら一生困らぬ財産を得て廃業する。とチラシには書かれている。この30万という設定に味がある。「殺してやりたい」奴がいてもふつう殺し屋には頼まない。殺しの代金が安すぎても怪しいし、ゴルゴ13レベルだととても払えるものではない。しかし30万円というのは妙にリアルだ。そして第2の殺人が起きる。
     他方、この殺人者が本当に殺し屋だとしたら、原理的に、警察には捕まえられないだろうという推論が浮上する。それぞれの被害者の身辺を洗っても、殺し屋が依頼されて殺しただけなら、捜査線はつながりようがない。殺人の依頼者のほうからアプローチするにも、実際に殺人が遂行されるまでは逮捕しようがなく、次の犯行を防げない。
     では雪平はどうするのか。
     
     殺してもいい命。作品中にはこの言葉は出てこない。殺し屋にとっては依頼の対象は「殺してもいい命」に違いない。容疑者を2人射殺したことのある雪平はマスコミに「必要だから撃った。必要があればまた撃つ」と答える。これもまたある意味で「殺してもいい命」。今回は最初に射殺した覚醒剤中毒の未成年者の母親と再会するエピソードがあるのだ。そして最後の場面、「必要があればまた撃つ」という状況におかれた雪平に「殺してもいい命」というテーマが浮上する。

     見事に入り組んだ謎に、当事者たちの悲しみがにじみ出る。そしていくつかの印象的な場面。ちょっと楽しみに取っておこうと思って他の本を読んでいたのに、結局読み始めて、一気に読んでしまった。

    0
    2016年02月04日

    Posted by ブクログ

    胸にアイスピックを突き立てられた男の口には、チラシが突っ込まれていた。
    殺された男の名は……大ヒットシリーズ第3弾、雪平の最も哀切な事件。

    0
    2014年02月01日

    Posted by ブクログ

    見事に騙されました。
    元夫は殺されるし、娘にまで危害が及ぶし、雪平刑事は貧乏神が張り付いているのかと思うくらい不幸なことが起こります。
    ただ、事件は最後まで分からずドキドキしながら読みました。
    最終的な黒幕が全然わからないで、早く次作を読みたいと思いました。

    0
    2026年04月28日

    Posted by ブクログ

    雪平シリーズの3作目。このシリーズで初めて面白くて、完成度も高く読んで良かったと思った。
    キャラも描き分けられ、伏線回収も見事だった。

    0
    2024年08月06日

    Posted by ブクログ

    「秦建日子」の『刑事・雪平夏見シリーズ』三作目『刑事 雪平夏見 殺してもいい命』を読みました。

    アンフェアシリーズ第二弾映画化作品『アンフェア the answer』を観て、久しぶりに『刑事・雪平夏見シリーズ』を読みたくなりました。
    「秦建日子」作品は、昨年9月に読んだ『サマーレスキュー ~天空の診療所~ 』以来ですね。

    -----story-------------
    2004年12月、数々のヒットドラマを手がけてきた脚本家「秦建日子」氏によって、バツイチ、子持ち、大酒飲み、捜査一課検挙率No.1、そして「無駄に美人」という型破りな女性刑事「雪平夏見」を主人公とするミステリ『推理小説』が誕生しました。
    『アンフェア』というタイトルでドラマ化(関西テレビ・フジテレビ系/2006年1月~3月)されたこの作品は、06年に刊行されたシリーズ第2作『刑事 雪平夏見 アンフェアな月』と共に累計88万部を越えるベストセラーとなりました。
    映像で篠原涼子さんが演じた雪平夏見のクールな魅力は、今もご覧になった皆さんの脳裏に深く焼き付いているのではないでしょうか。
    そして2009年10月、ついにシリーズ第3作『刑事 雪平夏見 殺してもいい命』が誕生します。

    シリーズ中、最も困難にして、最も哀しい事件の行く末とは?
    タイトル『殺してもいい命』に込められた思いとは?
    前作から実に3年、ずっと待っていて下さった読者の期待を裏切らない、そして単なるミステリの枠にとどまらない、心に沁みる作品です。

    多摩川の河川敷で男性の遺体が発見される。心臓の真上にはアイスピックが突き立てられ、口には細く丸め赤いリボンをかけた紙が突っ込まれていた。
    紙には、“フクロウ”を名乗る人物からの「殺人ビジネス始めます」 「20人殺したら引退」など連続殺人の宣戦布告とも取れる内容が書かれ、ご丁寧にも領収書まで一緒に入れてあった。
    「私こと佐藤和夫は、確かに、フクロウに殺されました」と……。
    殺されたのは、「雪平夏見」の離婚した元夫だった。
    手がかりを残さない“フクロウ”に、捜査はほとんど進展せず、「雪平」は相棒の「安藤」、「林堂」、「平岡」と共に捜査本部に知られればクビも免れない、許されざる方法で“フクロウ”を見つけようとする。
    -----------------------

    『刑事・雪平夏見シリーズ』は、5年前に読んだ『アンフェアな月―刑事 雪平夏見』以来… このシリーズは面白いので、期待して読みました。

    映画『アンフェア the answer』でも、「雪平夏見」の元夫「佐藤和夫」が殺人事件の被害者となるのですが、背景も動機も全く違い、映画と小説では全く別な展開になっているようですね。


    第1章から第3章までは、本編との関わりがありそうだけど、具体的な接点が不明確な挿話から始まります、、、

    読み進めていると、その3話が同一人物の幼少・少年・青年時代の逸話で、その人物こそが“フクロウ”ではないか… と思えてくる展開となっているのですが、それが読者への巧みな罠になっていて、読者は微妙にミスリードさせられてしまいます。
    (私はまんまと騙されてしまいました… )

    真犯人には近づくけれども… 微妙にズレた推理をさせられるので、終盤が近づいたところでどんでん返しがあって面白かったです。

    まさかのまさかの人物が真犯人、、、

    それを常にサポートし続けていた、ある人物… いやぁ、ホント意外だったな。


    カメラマン「永井隆」のストーカーとしての執拗な態度は、本当に嫌気がさしてきますが、、、

    ストーカーとして、更に一枚上手なのは、「雪平」の元夫「佐藤和夫」の再婚相手「由布子」でしたね… 怖っ!



    気になるのは「雪平」の愛娘「美央」の運命、、、

    自宅で眠っている「美央」に対し、犯人が「枕元にしゃがみこみ、あることをした。」となっており、

    銃撃戦の末、倒れた「雪平」が「美央」を心配した際、同僚が「詳しいことは言わなかった。」とある、

    えーっ、どうなっちゃったの!?と気になるままエンディング… 続篇を読めって、ことですかね。

    ホントに気になるなぁ。




    以下、主な登場人物です。

    ≪警視庁≫

    雪平 夏見(ゆきひら なつみ)
     捜査一課検挙率NO.1の“無駄に美人”な刑事。
     40歳。

    安藤 一之(あんどう かずゆき)
     捜査一課刑事。
     雪平の相棒。

    林堂 航(りんどう わたる)
     捜査一課強行班三係。
     2年前の幼女誘拐事件後に異動となった。

    平岡 朋子(ひらおか ともこ)
     捜査一課強行班三係。
     イブも正月も仕事を入れる。

    山路 徹夫(やまじ てつお)
     捜査一課長。

    沢井(さわい)
     捜査一課の刑事。

    島田(しまだ)
     捜査一課の刑事。

    鯰江 規雄(なまずえ のりお)
     玉川南署刑事。
     雪平とは同期で、彼女の結婚式にも出席した。
     実家は鍵屋。

    相田 紅彦(あいだ べにひこ)
     捜査二課警部補。ネット班のチーフ。
     40代半ば。
     緑と青のツートンカラーの派手な眼鏡をかけている。
     上司にも平気で突っかかる、雪平と似た部分がある。

    浜名(はまな)
     北品川署の警部補。

    小森(こもり)
     検死官。

    阿部(あべ)
     碑文谷署の巡査部長。

    ≪事件関係者≫

    小田 愛美(おだ まなみ)
     永井をストーカーで訴える。
     伯父は刑事部長の羽田。
     デザイン事務所に勤めている。

    永井 隆(ながい たかし)
     カメラマン。
     愛美の働くデザイン事務所で仕事をして以後、付きまとうようになる。

    迫田 勝(さこた まさる)
     迫田探偵事務所の所長。
     依頼されるのは8割方浮気調査。

    羽沼 弘毅(はぬま ひろき)
     30歳前後。
     表向きは小さな金融会社の社長。

    佐藤 和夫(さとう かずお)
     雪平の元夫。
     別の女性と再婚して間もなく、“フクロウ”に殺される。

    岩根 貴洋(いわね たかひろ)
     中堅家電メーカーの人事担当役員。
     リストラの実務を担当している。
     “フクロウ”に殺される。

    川手 桃子(かわで ももこ)
     猫の愛護ボランティア活動に勤しむグループのリーダー的存在。
     40歳、主婦。

    玉田 元(たまだ はじめ)
     平岡の元彼氏。
     金融マン。
     平岡が刑事だと知って別れたいと言った。

    佐藤 由布子(さとう ゆうこ)
     和夫の再婚相手。
     30歳。
     1年半ほどの交際を経て結婚した。
     雪平に美央と3人で暮らさないかと提案する。

    赤木 友江(あかぎ ともえ)
     4年前に雪平が射殺した少年の母親。
     修善寺温泉で住み込みの仲居として働いている。

    0
    2022年06月26日

    Posted by ブクログ

    物語の中に空白がない。だから、止まれない。一度本を開いたら、最後まで一気に読んでしまわないと気が済まない。そういう緊迫感にひたすら包まれ続けているのを、多分耽溺って言うんだろうな。面白かった。雪見刑事シリーズは、本当にどれも面白い。シリーズとしての正しい時系列で読んではいないので、しっかり揃えて、最初から読みたいと強く思った。多分、シリーズ通しても無駄な余白一切なし、最後まで手が止まらないんだろうな。

    0
    2020年02月23日

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