秦建日子のレビュー一覧
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アンフェアシリーズ原作者の新しいシリーズ。
冒頭からラストの描写があるのに完全に騙された!
別々の事件が同時に起こっているのは分かってたけど、まさか冒頭で対峙している犯人がメインの事件の犯人ではなく、しかも女性だったとは。
この作者のシリーズは、どれも「職業・フルネーム」がサブタイトルにつくのかな...続きを読むPosted by ブクログ -
雪平が愛おしくなってくる巻かなぁ。
しかしこのラストはどうなる・・・。
絶対に次を読まざるを得ない終わり方しやがってもう・・・。Posted by ブクログ -
死んでもいい命・・・ではない。「殺してもいい命」だ。
この違いは大きい。
雪平は驚くほどに孤独だ。穿った見方をすれば孤独であろうとしているようにさえ見える。
共に行動することが多い安藤は、雪平を理解しようとしている。
何があっても最後まで雪平について行こうと決めているし、守ろうと考えている。
けれど...続きを読むPosted by ブクログ -
前作の「推理小説」は「アンフェア」というドラマになった。
原作である「推理小説」は第4話までに消化され、その後の展開は完全なオリジナルとなっている。
したがってドラマでは死亡したはずのキャラクターが、この「アンフェアな月」では生きて物語を続けている。
こんなはずじゃなかった・・・母となったとき、そん...続きを読むPosted by ブクログ -
雪平は不器用だけれど、娘・美央に向ける母としての愛情はけっして浅くない。
美央と語らう場面での雪平は、多くを語らないだけに深い母としての思いが伝わってくる。
安藤とのコンビもいい。無茶ばかりする雪平の暴走を何とか食い止めようとするが、結局は雪平と行動を共にしてしまう安藤なりの思いが切ない。
隠蔽さ...続きを読むPosted by ブクログ -
ドラマ、のイメージがくっきりあったせいもあるけど書き方が多分に映像的。
その、視覚的な見せ方を、フォントだったりレイアウトだったりですこぶるエンターテイメント的に著してるなぁ。。。と。
でも謎としても面白かったし、心地よくトリッキーだった。Posted by ブクログ -
このシリーズは大好き。読みやすいし、でもちょっと読んでいて辛いところもあるけれど、篠原涼子を思いながら応援しながら読んでます。Posted by ブクログ
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言わずと知れた雪平夏見シリーズ。
映像化が前提だけあって文章の重みはないが、その分展開のスピード感と雪平の現実離れした格好よさは健在です。
あっという間に読める割には楽しめるので、気分転換にはよいと思います。Posted by ブクログ -
秦建日子(はたたけひこ)さんの「サマーレスキュー・天空の診療所」、2012.7.20発行を読みました。いい本でした。涙腺がゆるみにゆるみました。-山には山の憂いあり 海には海の悲しみや♪ー伊藤久夫さん(歌手・故人)の「あざみの歌」です。百名山の20も登ってない私ですが、山の空気の美味しさ、おにぎりの...続きを読むPosted by ブクログ
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カッコいいなぁ。
「無駄に美人」な、この主人公。
スカッと一気に読ませていただきました。
文庫本で、視覚効果まで見せてくれるのも楽しめます。Posted by ブクログ -
いっきに1日で読んでしまった。
読んでいる間ずっとドキドキハラハラして先が気になってしかなかった。
哀しい事件だったけど、犯人に共感はできない。
雪平、安藤、林堂、平岡、山路は魅力的でこのシリーズを通して好きな人物。
でもこの作者毎回少しだけ説明が足りない。伏線を回収しない。
そこが私には少し気にな...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ2作目だが、珍しく1作目は読んでない。でも、これは余りその点は問題ではなかった。ストーリは悪くないし、登場人物のキャラも面白い。でも、受ける感じがテレビ的。この著者の作品を読むのは3冊目だが、やはり脚本家ってイメージを受ける。小説としてはなんか物足りないんだよなあ・・・何かはうまく云えません...続きを読むPosted by ブクログ
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なかなか面白かった。
場面がどんどん切り替わって展開が速いところや、会話文を中心に構成されているところなどは、いかにも脚本家出身らしくドラマの原作っぽいです。Posted by ブクログ -
今度はこんな形の裏切りにあうのか。
事件の本筋に気を取られていて、完全に予想外でした。
ラストが無かったとしても事件の展開だけで充分に楽しめる作品なだけに、ここまで必要かと感じてしまいますが、これが本シリーズの特徴ですからね。Posted by ブクログ