秦建日子のレビュー一覧

  • サマーレスキュー ~天空の診療所~

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    ネタバレ

    三代にわたって描かれる山のドラマ。
    どうしようもない頼りない若い医者が変わっていく様が
    格好良くて、そして泣けた。

    最後の話はあまりに哀しくてちょっと読むのが辛かった。
    ドラマのフィクションということだけど、そういう設定、イヤだな。

    向井理だと、格好良いなぁ~で終わっちゃいそうなので、
    ドラマは見ないことにした。

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    2012年07月30日
  • サマーレスキュー ~天空の診療所~

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    ブクレポタイトルは、作品の副タイトルからつけました。
    いいネーミングだと思いましたので…。

    この作品は、今年の夏、TBSドラマで放映されていたので、記憶にまだ新しい作品だと思います。なんて、偉そうに言いましたが、実は私はドラマを見ていませんでした。

    ドラマがあるというのは知っていたのですが、みごとにその時間、見逃していました。やっと、原作を読見終えることができ、読後感は最高でした。

    標高2500m超える山の中の厳しい環境に実在する小さな診療所の物語です。北アルプスに夏の間だけ開設されるその診療所は、創設者の小山が「山で亡くなる人を観たくない」と切実に思い、山小屋の診療所に勤務してくれる医

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    2017年11月09日
  • ダーティ・ママ、ハリウッドへ行く!

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    『アンフェア』シリーズの秦さんによる
    『ダーティ・ママ』シリーズの第2弾…。

    前作は短編集でしたが、今作は長編…。
    でも、短編並みにサクサクと読み進めました。

    キャラ設定もシーン展開もTVドラマ的で、
    その辺りは、脚本家さんらしくてウマイ…。

    ハリウッドって…、そこのことね…?!
    えっ、次回作はどぅなっちゃうの…??

    っと言ぅことで…、次回作も楽しみです…。

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    2012年03月24日
  • ダーティ・ママ!

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    ハチャメチャで有り得ないとわかりきった設定だけに面白かった。
    それにしてもスピード感のあるストーリー

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    2012年02月10日
  • ダーティ・ママ!

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    1歳の息子を連れて捜査に乗り出すシングルマザー高子。
    そのベビーシッターとしてコンビを組まされた葵。
    二人の掛け合いも面白いのですが、なんと言っても高子が息子連れの捜査を非難される度に出てくる、具体的数値が面白い!
    なんの数値かと言うと、子供を預けて捜査に出るとしたらどれだけのお金がかかるのかということ。

    高子は刑事でシングルマザー。
    保育所に預けるとしてもそれ以外にベビーシッターなども必要。
    それらを全てまかなおうとすると、高子の計算によると1ヶ月
    30万6千3百円(←妙に細かいのもツボ)。
    払えませんよね~。

    そういうのを世の男性(とか子供の居ない女性も)は分かってないなと突きつける訳

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    2012年01月16日
  • ダーティ・ママ、ハリウッドへ行く!

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    ネタバレ

    【高子vs.葵!?「プラダを来た死体」事件をめぐる大バトルの行方は?南麻布の高級マンションで女性が絞殺された。ひょんなことから事件解決をかけて高子と対決することになった葵は、トンデモない潜入捜査をするハメに。一方、高子は橋蔵の親権を奪われないため裁判用の「私は良い母親です」ビデオの撮影に精を出していたが…シングルマザー刑事・高子(+橋蔵1歳)とベビーシッター新人刑事・葵(男運ナシ)が爽快に突っ走るシリーズ第2弾。 】

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    2012年05月12日
  • 推理小説

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    ネタバレ

    新しいほうから遡る感じで読んでしまったので時系列が曖昧になりつつw
    2回目の人殺しの話。犯人はとてもわかりやすいというか、この人しかいないという。でも好きです。にしても雪平が男と寝るとは思わなかったなー。

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    2011年07月19日
  • 推理小説

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    ★ひねりすぎて…★無駄に美人な主人公などキャラクターの設定は見事。犯人の屈折した思いも読ませる。ただ語り手を複層に配置しており、おそらく一度読んだだけでは著者の狙いが見えない構成となっている。小説の作法として野心的な作品なのだとは思うが、僕にはその点はきちんと読み解けなかった。それを考えると、テレビドラマは見ていないけれど、この小説の登場人物だけを借りたのかな。

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    2009年10月07日
  • 推理小説

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    2009年2月5日

    ははぁー(納得)って感じでした。
    どっちかって言うとTVドラマの方が好みかも。

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    2009年10月04日
  • 推理小説

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    ドラマは見ていないので知らないが、「アンフェア」の原作となる、この本、けっこう面白かった。雪平は心に傷を残しつつも、潔さがかっこよく、天然っぽい安藤とのコンビも、いい感じ。次々と起こる連続殺人事件も、ストレスを与えず、スピーディに片付いてゆく。重くもなく、さらりと楽しめる作品である。

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    2009年10月07日
  • 推理小説

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    42歳の会社員と17歳の高校生、大手出版社の編集者……全く面識のない人々が相次いで惨殺された。事件をつなぐのは「アンフェアなのは、誰か」と書かれた本の栞のみ。そんな中、警察と主要出版社に『推理小説・上巻』という原稿が届く。書かれていたのは犯人しか知ることの出来ない事件の詳細と殺人の予告、そして「事件を防ぎたければ、この小説の続きを落札せよ」という前代未聞の要求……ミステリの既成概念を破壊し、リアリティの迷宮へと誘う超問題作!
    確かに問題作です。犯人の立場で二度読み返すと非常に面白いですね。作者の思惑だしょうが、なにげないヒントが散りばめられています。新鮮な作品だと思います。

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    2009年10月04日
  • Change the World

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    ネタバレ

    冒頭とクライマックスが特徴的で個人的には好きでした。内容は、個性的な刑事や関係者が多いもののどこかストーリーに薄さを感じてしまった為、☆3にしました。

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    2025年07月27日
  • ブルーヘブンを君に

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    秦建日子さんの本は初めて読みました。
    シナリオ作家さんと思っていましたが、面白い作品で、楽しませていただきました。
    ありがとうございます。

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    2025年05月27日
  • サイレント・トーキョー And so this is Xmas

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    映画化作品!
    爆発テロが起こり、それに巻き込まれた人達を描く。
    読み手が止まらずに一気にしました。
    キャストさんが豪華だったので、見てみたいと思った!
    やはり、秦さんの作品で印象に残るのはアンフェアシリーズだった。

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    2025年05月17日
  • ザーッと降って、からりと晴れて

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    連作短編集。ニューカレドニアがこの物語を繋ぐキーワードになっています。
    ニューカレドニアの気候「ザーッと降ってからりと晴れる」これは人生にも言えること。どんなにしんどいことがあったって希望は捨てずにいることが大事だよね。
    ニューカレドニア✨ 私も行ってみたい。

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    2025年03月15日
  • サイレント・トーキョー And so this is Xmas

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    舞台「Change the World」を観たことがきっかけで手にとった1冊です。
    3部作になっていて、第一部がこの『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』。第二部が『Change the World』。第三部が『Across the Universe』で完結になるようです。

    「これは戦争だ」――恵比寿、渋谷で起きる連続爆弾テロ。第3のテロを予告し首相とのテレビ生対談を要求する犯人の目的とは?

    まず、クリスマス前の東京恵比寿で爆破テロが発生します。
    犯人の要求は「日本の首相とテレビで生放送対談をすること」。そして「これは戦争だ」というのです。
    しかし、首相は「日本

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    2024年12月14日
  • ブルーヘブンを君に

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     青色がかった物語り。

    「川の水って青いでしょ。海もあおでしょ。そして、空はとことん青でしょ。世界は美しい青でできてるって思うんだ。」

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    2024年11月12日
  • Across the Universe

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    3部作完結編。

    東京ドームでの爆破はフェイクだった。

    中盤までは主に前作の伏線回収というか、補足説明で話が進む。

    超進化しブロックチェーン上の存在となったAiアイコ。

    天羽の変心は虐待を受けた過去に原因があったということか。

    瀬本・綾乃夫妻始め、登場人物はみな邪気がなくなり、アイコの存在にも不穏さはない。

    「グレート・リセット」による全世界のやり直しは起きるのかの最終盤にそこまで緊迫感を感じないのは、ブロックチェーンを絡めた現実味のなさからか。

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    2024年08月26日
  • 冤罪初心者 民間科学捜査員・桐野真衣

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    科捜研の真衣のシリーズ2作目。アジアから出稼ぎに来ていた青年が暴行の疑いで逮捕される。科学的な見方から青年の冤罪を晴らす様奔走するが一方、鼻を削がれた猟奇的な死体が次々に現れる。2つの事案を調べる内に新しいドラッグを巡るヤクザの抗争に巻き込まれると言う展開。
    今回はドタバタが多くてリアリティがなかった。

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    2024年08月13日
  • Change the World

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    シリーズ第2作。

    前作の渋谷の爆破から2年が過ぎ、ハチ公像も再建され、世の中は平静を取り戻している。

    前作で活躍した渋谷署地域課の世田も本所南署刑事課に異動になった。

    管内の錦糸公園で発生した小学校女性教諭殺人事件を追う中で、暫時預かった義理の甥も含む奇妙な繋がりに気づく世田。

    前作の真犯人を模したAIを中心に世界中の若年層によって形成される世直しの動き。
    古い世代の否定以外にその主張するところは今ひとつ明らかにされない。
    これだけ犠牲者を出しているのだから、少なくとも暴力の否定ではないのだろう。

    本書は東京ドームでのコミックイベント爆破を示唆して終わるが、次作は地球規模に拡がるか。

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    2024年08月13日