秦建日子のレビュー一覧
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「秦建日子」の連作小説『ザーッと降って、からりと晴れて(『明日、アリゼの浜辺で』を改題)』を読みました。
「秦建日子」作品は、一昨年の7月に読んだ『お父さんは二度死ぬ』以来なので、約1年半振りですね。
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「人生は、間違えられるからこそ、素晴らしい」
リストラ間近の中年男、駆け出し脚本家、離婚目前の主婦、本命になれないOL――不器用な人たちが起こす小さな奇跡が連鎖する、感動の連作小説。
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連作小説… と紹介されていましたが、それぞれの話にオチがあるわけじゃないので、5章構成になっているひとつの物語… -
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「秦建日子」の『ファイアマンの遺言』を読みました。
『刑事 雪平夏見 愛娘にさよならを』、『ダーティ・ママ、ハリウッドへ行く!』に続き「秦建日子」作品です。
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消防士が残したメッセージとは!?
建設中のアパートで何者かに車が放火された。
決死の消火活動が行われるも、突然の爆発により消防士の「峯岸健文」が殉職してしまう。
果たして犯人は誰か。
遺された者たちはそれぞれ動き出す……。
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観てはいないのですが… 2015年(平成27年)に放映されたドラマ『HEAT』の原作のようです、、、
放火された -
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「秦建日子」の『サマーレスキュー ~天空の診療所~ 』を読みました。
『ダーティ・ママ!』、『インシデント 悪女たちのメス』に続いて「秦建日子」作品です。
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北アルプスに夏だけ開設される山の診療所。
四十年前に開設された、その小さな診療所を舞台に「医療とは」「命とは」という問いに悩み、成長してゆく若き医師やナースたちの姿を描く。
文庫書き下ろし。
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北アルプス中央に聳える稜ヶ岳と鷹羽岳の鞍部に建つ稜ヶ岳山荘… そのこじんまりとした山荘の片隅に夏だけ開設される稜ヶ岳山荘診療所での医師やナースたちの活 -
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〇クリスマスに起こるむごたらしい爆発の犯人像が浮かばない
クリスマスプレゼントを買いに行ったおばあさんがベンチに座ると、男がやってきて
「立ち上がると爆発しますよ」と言い残していったところからこの物語は始まる。
座る人間が変わったのち、ほどなく通報され機動隊がやってきて、そして、液体窒素をかけた瞬間、爆発した。
犯人は声明文で、首相と対話させなければ、次は本物を爆発させる、と宣言する――
渋谷のハチ公前で爆発すると予告されたが、機動隊はその処理はおろか、見つける事すらかなわない。気づいた時にはもう遅く、多くの、無関係な一般市民が巻き込まれてしまう大惨事が描かれる。
その中で異質なことはいく