秦建日子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
刑事・雪平夏見シリーズをかなり短いスパンで読み終えてしまったため、
結局新たな作品に手を出す。一人の作家にハマるとこうなっちゃうのがどうも・・・。
凸凹オンナ刑事コンビが主役のダーティ・ママ!なる作品。
雪平シリーズと同様、女性の刑事が主役の推理モノなのだけど、コッチは完全なるコメディ。
シングルマザーの子連れオンナ刑事、しかし検挙率No.1の丸岡高子と、ある日突然刑事課
への異動を命じられた体育会系の夢見るトールガール、長嶋葵の二人が、強引だけど説得力
たっぷりの働きで事件を解決していく、という物語。
ギャップが激しすぎて最初は戸惑ったのだけど、これはこれで面白かった。
手法がコメディなだけで、起こる事件は割とシリアス。
それを無理なく笑いに転化してしまうテクニックはさすがで、ドラマになったら楽しいかも。
高子は菅野美穂か真矢みき、葵は松下奈緒か香里奈のイメージかな?
・・・とか思っていたら、既に来春からのドラマ化が決まっているらしい(^^;)。
高子は永作博美、葵は香里奈! ・・・片っぽ当たったな、うん(^^)。 -
Posted by ブクログ
女性刑事。
無駄に美人。
散らかり放題の自室。
殺人現場に被害者と同じように横たわる儀式。
被害者が最期に見た景色が見たいから。
「推理小説」という挑戦的なタイトル。
あなたはこのミステリーファンを
誘う魅惑的な挑発に
耐えられるか。
連続殺人事件。
現場に残された「アンフェアなのは、誰か。」
という本のしおり。
その事件を詳細に再現した『推理小説・上巻』が
警察に、出版社に送りつけられた。
謎の作者はこう告げる。
続きを買わないと、また殺人事件が起きると。
並行して描かれる編集者、ミステリー作家、
ミステリー同好会のメンバーの行動。
推理小説に関する断章。
簡潔で、自由な文体。
そして、バラバラに見えた
ピースはダイナミックに
美しく組み合わさっていく。
本当のリアルとは、何か。
篠原涼子主演で
話題となった『アンフェア』の原作。
しかし、原作本と思って読むと
しっぺ返しを食らう。
驚くほど巧みで
自由さにあふれた表現力が描き出す
新しい『推理小説』がここにある。 -
Posted by ブクログ
42歳の会社員と17歳の高校生、大手出版社の編集者……全く面識のない人々が相次いで惨殺された。事件をつなぐのは「アンフェアなのは、誰か」と書かれた本の栞のみ。そんな中、警察と主要出版社に『推理小説・上巻』という原稿が届く。書かれていたのは犯人しか知ることの出来ない事件の詳細と殺人の予告、そして「事件を防ぎたければ、この小説の続きを落札せよ」という前代未聞の要求……
この通りの内容で、いかにも興味を惹かれます。しかも、主人公・雪平夏見(女性刑事)は、もう常識はずれの行動で、部屋はごみの山なのに、信じられないくらいの美人で検挙率NO1と言う、、この破天荒なキャラがいれば、、、、、
ネタバレは書けませんが、殺人を予告するような作中作の手法や、目まぐるしく変わるシーンと、時間や場所がわからないワンシーンの提示、それにもしかしたら作者自身のコメントの挿入など、奇想天外の仕掛けがあるようだけど。。。
推理小説のリアリティとは、、って言う挑戦でもあるかのようだけど、なんとなく弱い感じで、最後の犯人判明後も、あまり感情的に湧くものがなくって、すんなり終わってしまいました。ちょっと、シーン転換などついていけなかった面もあるなあ。これが映画化されたら、少しは面白いかもしれないって感じました。
2005.1.8