矢立肇・富野由悠季のレビュー一覧
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『ガンダム』の物語では「宇宙世紀00XX」というような年号が設定され、最初期の「0079」の後、何年か後という物語も多く登場している。本作は「0094」ということで展開している物語だが、「そういう角度から!?」と少しだけ驚かされ、そして興味深い物語が展開しようとしている。
最初のアニメで描かれるのは、後に「一年戦争」と呼ばれる「0079」の戦乱だ。ジオンの偵察隊は、或るコロニーの宇宙港に寄港中である連邦の宇宙艦が新兵器のモビルスーツを搭載していることを知って攻撃を加える。その急襲による戦禍で、寄港中の<ホワイトベース>の乗員に死傷者が多数発生し、加えて避難した住民を収容することにもなった。避難 -
Posted by ブクログ
ネタバレガンダム外伝史上最も頭のおかしい作品。ティターンズのペガサス級戦艦内でアマングアスをやるお話。アクシズとの戦闘で、おそらくガルスJの先行試作機をこちらも試作機の謎のガンダム・ウェアヴォルフ(人狼)で返り討ちにしたエースパイロットが帰還後コックピット内で殺害されていたというメタ的にも前代未聞の密室殺人事件を予備パイロットの探偵とメカニックの助手が解明する……はずなんだけど、挿し挟まれた未来の映像が不穏すぎる。
ミステリー史上初のこの事件、犯人や動機そのトリックも気になるがそもそもこの艦艇ヘカーテの乗員はどうなったのか……気になる事が多すぎる。2巻はよ(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾ -
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ネタバレ 購入済み
天然の強化人間・・・
物凄く衝撃的な巻だった・・・ZZ本編でぽっと出てすぐ終わったムーン・ムーンとそこに生きる光族。宇宙世紀開闢以来、というかそれ以前から存在したコロニーの由来と開闢以来から溜まった泥がここに今明かされる。
これぞ天然の強化人間。宇宙世紀の強化人間はどれも不安定で、精神どころか、その身体の健康すら薬無しで保てないのに対して、その悪しき泥に順応してしまったがゆえに宇宙世紀の強化人間とは違い、安定しながらも結局は強化人間に分類されてしまう光族。
ただ、強化人間が忌まわしいとされるのはその不安定さからであり、シャアのネオ・ジオンの強化人間は安定しており、一部偏見で見られながらもほぼニュータイプと変わらない