ダニエル・キイスのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
中学生くらいの時に読もうとしたけど、全然読めなくて諦めた本。再挑戦してみたら、時間かかったけど読み切れた。
知的障害を持つ主人公のチャーリーが手術で急激に知能を上げて、知らなかった世界や人の感情思惑を知り、何が幸せなのか考えさせられるお話なのかな?
急激にまた知能が後戻りしていくのは読んでいて辛かったけどチャーリー的にはそれも忘れてしまうわけで、素直な温かい心のチャーリーが残るからそれも幸せな結末なのかなって思った。
感動するって言う人もいるけど、私にはまだ感動しきれなかった。もう少し歳とってからまた読んだら違うかな。
エピローグが良かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ高3からほとんど1年かけて朝読で読み終わった。
ちょっとずつしか読んでなかったから内容は途切れ途切れだったけど、チャーリーの読みにくかった経過報告がだんだん普通になって、頭が良くなるにつれて少し難しくなっていくのが分かった。そこからチャーリー自信が自分の頭脳が元に戻っていくことに気づいていく。それに自分が気づいていくのはどんな気持ちなのか想像できないぐらい辛いと思う。だけど、元々優しくて穏やかな性格のチャーリーは、経過報告の最後の方に少し喧嘩?した先生のことを気遣って心配してくれていたのがほんとうに心から優しいんだなと思った。恋愛の部分は大人で少し難しいなと思った。 -
Posted by ブクログ
被虐待児は全国でかなりの人数に上ると思うが、その中で解離性同一性障害を発症するのはどのような特徴を持った人間なのか。
ビリー・ミリガンは多才で知的にもかなり高かったようだけど、それも関係しているのか。
そもそも人格なんてものがあるのは人間だけで、その人格が分裂していることが良いこととも悪いこととも見なせない。最終的にミリガンが社会の中で生き、生活していけるのならば「共同経営」でも「個人経営」でも「会社組織」だろうと問題は無いと言ったドクターコールの見解にその通りだなと思った。
ミリガンは癌を患い亡くなったようだが、彼が晩年幸せな時間を少しでも多く過ごせたことを願ってやまない。
-
Posted by ブクログ
主人公に据えられているはずなのに、徐々にビリーにうんざりしてしまったのはなぜだろうか。自分の望まないことを回避するように統合と分裂を無意識にコントロールしているのでは?とか、自分が性根では善人なのだと喧伝したいがための正当化なのでは?という気がしてくる。
作中の作家は中立であるように描かれていると思うが、一方で、実際のキイスはビリーに心を寄せていたのではないかとも感じた。
そう感じたのに、ビリーに対して上記のような感想を覚えたのが少し不思議だったけれど、それがこの作品の妙なのかもしれず、また最後の方はストーリーが一進一退だから、そのためかなとも思う。 -
Posted by ブクログ
1977年、ビリー・ミリガンは連続レイプ犯として逮捕された。だが、本人には全く犯行の記憶がない。精神鑑定の結果、彼の中には複数の人格が存在し、犯行はそのうちの一人によるものという事実が明らかになる。初めて『多重人格』により無罪となった男のノンフィクション。
『ザ!世界仰天ニュース』でも放送され、実際の映像も残っているビリー・ミリガンという人物について、本人へのインタビューや関係者の証言をもとに『アルジャーノンに花束を』で知られる作家が記録作品とする。
ビリーは幼少のころ、父親の自殺を目撃したころから精神の分裂が始まってしまう。そして分裂が加速したのが、再婚相手となったチャーマーによる虐待や