ダニエル・キイスのレビュー一覧

  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    最初は読みづらくてしょうがなかったけど、読み進めるにつれてそういうことか、とこのわかりづらさがわかった。読むのが楽になる=ピークの時期であるのがわかり、それ以降読むのが辛くなった。でも人を想う気持ち、大切にする気持ち等、実験から人間味が出てきたところは最後まであって心が温まった。また読みたい。

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    2026年01月04日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    ネタバレ

    「泣ける名作」として読み始めましたが、泣けるというよりは考えさせられる一冊でした。

    短期間における知能の変動は、読んでいて時には悲しく痛々しい思いでしたが、最後にチャーリーが低下していく知能の中でも、学ぶことの大切さや周囲の人々の暖かさを感じ前を向いている姿に、愛しさが芽生えました。
    そしてラストの「ついしん」の2行にたどり着いた時に、切なくも救われた思いになり、この本が長く愛される理由がわかりました。

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    2026年01月04日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    読み進めるほどに胸が締めつけられる。チャーリイが「わかる」ようになるにつれて、世界が優しくなくなる皮肉があまりにも残酷で、それでも彼が示す誠実さや他者への思いやりは、知性を超えた人間らしさとして心に残った。
    特に、変化の過程が日記形式で描かれることで、希望と喪失の揺れが生々しく伝わり、「人はどの段階でも尊重されるべき存在だ」という当たり前の事実を、痛みを伴って思い出させられた。
    読後、「普通」や「賢さ」を基準に人を見る自分を省みずにはいられず、他者へのまなざしを少しだけ優しくしようと思わせる一冊。

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    2026年01月03日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    不朽の名作と言われる所以がわかる。
    文章も序盤以外は面白い。
    作者に伝えたかったであろうことが、序文にそのまま書かれており、文章は美しいがテーマ性としてはほぼそこだと思うのでわざわざ述べることは特にないかもしれない。

    好きだった序文をフレーズに追加した

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    2026年01月02日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    ネタバレ

    経過報告9らへんから文法を学び始めてたので一気に読みやすくなった。
    センシティブな内容(夢精などの性的な部分等)が曖昧にならずしっかり書かれてあるのが良いなと思った。心が脳に追いつけず戸惑っているところもとてもリアリティがある。
    フェイとの性行為は読むのが苦痛だったけど,なぜかアリスとの性行為というか愛し合っているシーンを読むのは苦痛ではなかった。むしろ自然で綺麗だなと思った。
    終盤急速に知能が低下していくさまを読むのが苦しかったが,本当に最後の2,3ページで手術をする前の純粋で心優しいチャーリイが現れていて,切ないが心温まるような気持ちになった。

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    2026年01月01日
  • 五番目のサリー 下

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    人間が住む世界や宇宙は広い。
    そして、個々の人間の内面も同じくらい広い。
    と思えた。

    本当の私。ありのままの私。自分探し。
    とかの類の言葉や行動は、自分を矮小化してしまうなーとも感じた。
    そんなもので見つけられる、わかるほど私は明確でも小さくもない。

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    2025年06月19日
  • 五番目のサリー 上

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    アルジャーノンから流れてこの本にたどり着いたが面白い。
    多重人格、解離は病だとされている。しかし、一つの自分の枠に勝手に収まっているだけで、本当は実はいろいろできるんじゃないかな、やりたいんじゃと思った。

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    2025年06月10日
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 上

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    『アルジャーノンに花束を』が良かったので。

    私のビリー・ミリガンに関する知識は、多重人格の犯罪者、といったものだった。実際読むまではその”犯罪”は殺人だと思っていた(なぜだ)。
    多重人格という題材はある意味アイキャッチーで、興味本位で書かれたものには食指が働かず、よって本書にも手が伸びなかった。
    ノンフィクションというのもためらった理由の一つだったのだが(現実は救いがないからだ)、本書はまるで小説のようだった。

    一気に読んだ。

    まずはダニエル・キイスは誠実に描こうとしており、私の勝手な先入観とは全く異なり、決して興味本位の本ではなかった。
    執筆のきっかけはビリー本人によるものであり、ビリ

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    2023年07月05日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

    匿名

    購入済み

    言わずと知れた名作。
    書き方も独特で、ある出来事がきっかけで運命が狂わされた主人公の心情が丹念に描かれている。
    真実は恵みなのか、それとも呪いか。
    切なくて胸が苦しくなるような作品が好きな人にオススメしたい

    #切ない #泣ける

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    2023年02月14日
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 下

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    辛い現実を前に、人格を分散させることによって心を保ち、命を守る。そんなこともある人間の精神や脳の不思議。一人ひとりの人格はビリーが生み出したもののはずなのに、統合されていくと一部の人格だけしか表れなかったりする。

    じゃあ、本当のビリーって??

    そんな問いは、場面によって顔を使い分けることにも重なるようで。友人と過ごす自分、家族と過ごす自分、恋人と過ごす自分、一人で過ごす自分。どれも現実で本物なのに、本当の自分に悩んだりする。もしも、これらが統合されて一つの顔しか持てないのなら、どの自分が残るんだろうか、なんて。

    ー現実の世界を閉めだすことによって、ぼくたちは自分たちの世界で平和に暮らせま

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    2022年05月05日
  • 五番目のサリー 下

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    一人一人の人格が本人に統合されていく過程が下巻であり、最終的に一人の人間である五番目のサリーが誕生する。
    人は誰でも防衛本能を持っている。危険に遭遇した時、どのような方法で防衛するのか。彼女の場合は別人格を作り、自分は記憶喪失になり、創造した人格に全てを委ねるという方法だった。サリーは、最後に残った凶暴な人格のジンクスに対して謝罪をする。ジンクスには辛い体験だけを担当させてしまっていたからだ。そしてすべての人格が融合し、彼女は怒りや苦しみも含めて内在する完全な個人となる。

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    2022年04月05日
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 上

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    自分の心を守るために、人はいろいろな反応をする。多重人格もその反応の一つ。

    空想の人格なのだけど、その一人一人が「人格」と言われるのを嫌うように、それぞれに過去があり個性のある別の人のように思う。実際にどこまで表情や仕草、口調が変わるのかは分からないけれど、訛りはなかなか真似できるものじゃないだろうし、どこで彼はそういったものを習得して一人一人を生み出していったのかと興味がわく。それを23人分も。
    そうまでして守られる、人の心の不思議。

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    2022年04月04日
  • 五番目のサリー 上

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    全く別の人格が、都合の良い場面で登場するというのは、実は理にかなっているのではないかと穿ってしまう。
    主人公は本来引っ込み思案でオドオドした性格。別人格では、明るくて陽気な人格や、冷静で知的で芸術家肌の人格など、私もほしいと思うような羨ましいものもある。凶暴な人格もあるが、戦わなければならない場面も生活には存在する。
    もちろん、それらの人格がきちんと意識下にあり、コントロールできれば、という条件がつくだろうが。
    不思議なことだが、本人が見たら全く理解できない書籍を別人格が読破していたり、難解な数式をいとも簡単に解いてしまうというのは、多重人格者には本当にあり得るのだろうか?24人のビリーミリガ

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    2022年04月03日
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 上

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    「アルジャーノンに花束を」を読み、同じ著者の作品を読みたいと思い手に取りました。
    題名は聞いたことがありましたが、こんな衝撃的な内容がノンフィクションとは信じられないと思いました。別の人格になる事で自分を守らなければ余りにも辛い現実のビリーの運命がこれからどうなるのか、下巻を読みたいと思います。

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    2021年08月07日
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 上

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    新品で上下巻揃えて買っていたのに途中まで読んで積読していた本作。久しぶりにISOLAを読んだのをきっかけに、数年の時を経てまた読み始めた。

    感想は下巻の方にまとめるとして、
    とりあえず、翻訳された本にしては格段に読みやすかった!
    きっとダニエル・キイスの文章も読みやすいものなんだろうし、翻訳者の方も優秀なんだろうなぁ。

    時間を奪われている、気づくと違う場所にいる、という表現でファイトクラブを思い出した。
    多くの作品に影響を及ぼしているはずなので、これはしっかり読まなくては…。

    それにしても映画はいつやるんだろうな〜。スプリットのマカヴォイの演技がすごかったのでレオ様にも期待しちゃいます。

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    2021年04月28日
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 上

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    ネタバレ

    アルジャーノンに花束をの作者ダニエル•キースによる実際に存在したビリー•ミリガン氏について書かれたドキュメンタリー小説。

    この小説は上・下の2巻構成であり、上巻は主にミリガンにいる人格の解明と人格が分裂するに至った経緯が書かれている。下巻は前半に事件が起きるまでのミリガンの半生、後半にミリガンを刑務所に入れないようにするために世間のバッシングと戦ったミリガンと医者たちの奮闘が書かれている。
    この物語はアメリカで起きた3件の婦女暴行事件の犯人であるビリー•ミリガンが捕まったところから始まる。
    逮捕され勾留されたミリガンは様子がおかしかった。子供のように怯えていたかと思えば、あるときは知的なイギ

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    2021年02月25日
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 下

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    これが実話であり、他にも精神分裂病苦しんている人々がいることは真実であると考える他ない。
    幼少の頃の虐待によることが要因であるならばこのような事象を広く世間に認知され、虐待のない世の中になることを願う。虐待する側も病んでいるのだろうし、病が伝染すると考えさせられる。
    ビリーの場合、主人格を乗っ取る交代人格による性犯罪で窮地に陥るが、その犯罪履歴を持つものが身近にいるのは確かに恐ろしいし、隔離しておくべきとの主張もよくわかるので難しい問題である。
    その犯罪、フィリップが主犯であろうが、レイゲンの暴走による所が大きいと感じた。
    多国語を読み書きできる人格がいるのも驚き。自分の脳にも強いきっかけがほ

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    2020年09月27日
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 上

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    多重人格は言葉では知りながらもここまで明確に1つの肉体に共存出来るとは知らず、これがノンフィクションである事に驚く。人格同士は話し合い、スポットとして表の世界に立つ人格と、待機する人格。お互いに存在を認識しなければ確かに生活に支障があるが、ある意味便利な1面を持つ状況、これは娯楽読み物としてと秀逸な設定と感じる。
    子どもの頃の悲惨な体験がその人格を形成したのは明確だが、誰もが多少なりともあり得ることで、一般的にも多重人格者が多く存在しているのでは、と考えさせられる。
    レイゲンが他に共存する子どもの人格者を守るとか、いかしてる。人格によっては色弱だったり利き手が違ったりなのが不思議で、脳が担う身

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    2020年09月22日
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 下

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    下巻に関しては、恐らく書きたい事例が多すぎ、かえって消化不良を起こしているように感じられる。ノンフィクションであるので、客観的な事実を列記するというよりは、内面の描写が多く途中から創作なのか良くわからなくなった。
    問題は多重人格者をどう更生させるかももちろんながら、幼い頃の虐待・暴力がその人格形成の大きな影響をきたすことを社会がよく理解したうえで、コミュニケーションをとっていかないといけないのだろうと感じる。

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    2018年04月15日
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 上

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    巻頭の資料も興味深く、面白く読めた。これはフィクションではなくノンフィクションというところに戦慄する。

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    2016年05月17日