ダニエル・キイスのレビュー一覧

  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 上

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    面白いです。辛い描写もありますが、心温まる場面や言葉もあります。
    まとめて読む時間が取れず細切れに読んでいるので、最初は第一部が始まる前の『心のなかの人々』を参照しつつ読みましたが、だいぶその頻度が減ってきました。
    後半で、ビリーの中の人々が次から次に他者の前に姿を表す部分はとてもテンポよく面白かったです。彼らが実在した人たちなのか、どこからどうしてビリーの中にやってきたのか、まだ分からないことが多い。ただ、アレンがドクター・ジョージに言った「ドクターが人格たちと言うと、彼らがほんとうにいるとは考えていないみたいに聞こえます」という言葉は印象的で、彼らは確かに「人格たち」ではなく「人々」なのだ

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    2021年11月17日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

    購入済み

    人の脆さと尊さが光るラスト

    この物語、発表が50年ほど前なので今と知的障害者への社会の接し方が違うことを留意しなければなりません。

    それはさて置き、読後はまさに一人の人生の誕生から終わりまでを見たような、そんな感覚に陥ります。人とは、知性とは、幸せとは、愛とは、家族とは、教育とは何か?その一つ一つを読み手に考えさせる一方、本書へ抱く感想や評価は人それぞれであり、感動したというレビューでも人によってポイントが違うのかなと思います。

    私は本レビューのタイトルに書いた言葉が思い浮かびました。人はどこまで登っても無敵ではない。この本には色んな人間的弱さが登場します。そしてそれに抗わんとする主人公のひたむきさや苦悩も描

    #深い #切ない

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    2021年07月13日
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 下

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    かつて〈モンスター〉として描かれてきた多重人格者を、〈モンスター〉の側から書くことで理解を深めた記念すべきノンフィクションの傑作。連続レイプ犯として逮捕されたビリーミリガンには犯行の記憶がなかった。ビリーの症状、24人の人格との対話、生い立ち、裁判の様子など非常に興味深く描かれる。虐待が生み出したと思われる多重人格。しかし犯罪者の人格も彼の一部であり、それが一人の人格であるなら文句なしに罰される罪を犯している。そしてどれも彼の人格なのだ。その中から一人格を正しいと決めて集約させようとすることは治療なのか、矯正なのか。また犯罪を犯すほどではない多重人格者はどうしているのだろう。問題視されなければ

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    2021年04月13日
  • 眠り姫 下

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    下巻後半からの動きが早く読んでいて爽快。上巻と下巻前半は動きが少なく、読むのが苦痛だったが、我慢した甲斐があった。

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    2019年06月02日
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 上

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    オハイオ州立大学医学部一帯で二人の女性がレイプされるという事件が発生し、容疑者としてビリー・ミリガンという青年の名前が浮かぶ。それをきっかけとしてビリー・ミリガンの特異性が露呈。協力的な医師らより多重人格者と認定されるノンフィクション。
    上巻の後半は、多重人格が形成される過程で養父から実の母親が暴力を上、ビリー自体が性的虐待を受けることから防衛本能が複雑に働くことによって他の人格が形成される。
    そのプロセスが極めて生々しく読んでいて辛い。

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    2018年04月07日
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 下

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    ネタバレ

    子供の頃テレビで見て、彼についてなんとなくは知っていた。今でも内容が頭を離れず、ようやく読むことができた。
    解説にもあったが、多重人格は親からの虐待に起因することが多いらしい。ビリーの場合は、継父からの性的虐待、実父の死によるショック、母親からの激しい叱責などが原因で、自分を守るために人格が分裂していった。怪力のレイゲン(スラブ訛り)、愛を渇望するアラダナ(レズビアン)、知的能力の高いアーサー(イギリス上流階級訛り)、全ての苦痛を引き受けるデイヴィッド(幼児)などなど。それぞれが全く異なる人格やバックグラウンドを持っているのも驚きだし、リーダーを作って人格をコントロールしていたというのも衝撃だ

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    2017年06月30日
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 下

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    教師という人格が登場し回復の兆しを見せているのに、偏見などによるマスコミの煽りに遭い、必要な治療もままならならず、症状も悪化するのは残念だった。
    ふと思ったのだが、人格の統合=回復としてもいいのだろうか?
    ビリーの頭の中では全員が会話することができていたのだし、それさえできていれば無理やり統合しなくてもいいような気がした。
    それでも、後書き?の部分の他の多重人格の症例を読んでいると、彼は良い方に好転したケースのように思えた。
    ビリー自身は2014年に生涯を閉じたが、彼の晩年が幸福なものであればいいと思った。

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    2017年02月19日
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 上

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    多重人格というものに対しての偏見?イメージ?みたいなものが変わった気がする。
    自分が知っている冷酷で理知的で、必要に応じて人格を分けるサイコパスではなく、生きていくために人格を変えざる得なかった弱者だったのが衝撃的だった。
    今回の話は身体的な意味でビリーが犯した罪よりも、多重人格者が犯した犯罪という意味で有名になった訳で、そう考えると偏見にまみれているように感じるし、周りからの視線も好奇以外のものがないと思う。
    罪を犯していない人間(人格)を逮捕するのは冤罪と変わらない気がするが、身体的な意味では犯罪者だから、どう分類したらいいのかわからない。
    それにしても、知力や体力はもちろん、使用する言語

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    2017年02月19日
  • 五番目のサリー 上

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    ダニエル・キイスは初めて読んだんだが、素晴らしいね。
    主人公のサリーは自分の中に4つの人格を作り出してしまった。それを知らずに今まで生きてきたサリー。本人の中で記憶がとんでいる際に、別の人格と交代していて、そのそれぞれの人格はそれぞれの人生をサリーと同じように歩んでいる。しかしサリーはある日、本当の自分の姿に気付いてしまう。アッシュ医師と共にサリーは自分と向き合うことを決意する。
    心理学者だけあって、過激な描写や心理に訴えかけるような描写が多々ありますね。

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    2010年07月24日
  • ビリー・ミリガンと23の棺 上

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    24人のビリー・ミリガンの続編。一度は1人の人間に統合された彼も、困難な状況にぶつかるたびに分裂してしまう。完全に統合されるために強いられる苦痛。
    しかしそれを乗り越え、自分自身の人生を歩もうともがく彼のひたむきな姿を描く。過去の虐待を克服し、忌まわしい記憶のすみつくほったて小屋を後にするシーンでは、涙せずにはいられない。

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    2009年10月04日
  • ビリー・ミリガンと23の棺 下

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    ビリーがナゼ多重人格になったのか?
    ビリーを受け入れる病院 施設の対応は?

    ビリーの苦しみを思うと 辛くなります。

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    2009年10月04日
  • 五番目のサリー 下

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    たくさんの誰かを、一人ずつ、自分の中に溶け込ませていく。どんどんステキな女性になっていくサリー。でも、ステキなだけじゃなく、いやな部分だって、自分の一部だよね。誰しもがもっているよね。

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    2009年10月04日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    さいしょはひらがなだけだったりくとうてんがなかったりでとてもよみずらかった。しだいに、ぶんしょうのこうぞうや表現がが正確になっていき、頭の中を整理して読めるようになり、あたかも自分自身のIQが高くなっていくような錯覚に陥っていった。頭が良かった時と悪かった時で世界の見え方が違っていく様子は、世界の表裏一体なバランスを如実化しているように感じた。
    と妙に難しそうな表現を用いて感想を述べていると不思議な気持ちになる。
    本ならではの魅力を存分に感じれる作品でした。

    日本語ならではの文章のおかしな表現や羅列を見ると和訳をした尾尾さんの気苦労が窺い知れる。
    この作品を英語版やその他の言語で読んでみたい

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    2026年02月01日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    過去に何度も読んだ物語ですが、何度読んでも面白いです。
    賢くなるということ、人と繋がること、傲慢になるということ、人を馬鹿にすること、自分自身が本来知らなかった善悪を知ることで、全部自分自身に返ってくることを学ばされる物語です。
    後半の主人公の苦悩は、大小あれど、「老化」に対する恐怖や拒否や劣等感など、全ての人が感じる感情に似たものだと思います。

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    2026年01月31日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    ネタバレ

    生きていく上で大切な在り方を教えてくれる作品。
    身体的、精神的特徴に違いがあるからこそ、恋をすることも他者を比較することもある。
    綺麗事かもしれないが、世界中の人々が少しずつ寄り添える世界が生まれれば、日常は少し明るく見えるのではないかと思わされた。

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    2026年01月30日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    読み終わりました…!
    もう最後めっちゃ泣いた、泣いてしまった。今も思い出し泣きしている。
    賢くなりたい、みんなみたいになりたいと思ってたのに、天才になって、天才になったら好意だと思ってた周りの人の色んな感情に気付いていくのも辛いし、でも段々とまた出来なくなっていく自分になっていって、その過程が自分でわかるのってめちゃくちゃ怖いだろうし、最後パン屋のみんなが庇ってくれたり怒ってくれたのはみんなの好意であって欲しい。

    なんかところどころ頭が良かった頃のことを覚えているのって、すげー辛いんじゃないかなっていうか、切ないっていうか、自分のことすごく嫌いになりそうだし。
    認知症になっていく過程も、やっ

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    2026年01月27日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    ネタバレ

    チャーリーが成長していく過程は素直にわくわくしたが、同時に周囲の残酷さに気づいてしまうチャーリーの気持ちを考えるとなんだか切なくなってしまう。

    私たちは、たくさん勉強していい大学に行こうと努力して、それが叶うと素直に喜んでしまうが、知能と幸福がイコールになり得ないこの物語はやはり興味深い。

    また、アルジャーノンの存在が非常に象徴的である。チャーリーと同じ手術を受けさせられたアルジャーノンはチャーリーの未来を映す鏡のような存在であり、アルジャーノンの変化がこれからのチャーリーを風刺しているかのように感じてしまう。

    最後に、なんといっても知能が上がるにつれて洗礼されていく文章はチャーリーの心

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    2026年01月22日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    やるせない。
    他の色んな自己肯定感とか心理学系の本にあるように、幼少期の親との関係性は、一生引きずるんだと思った。
    また母ローズほどでは無いにしても、周りの目ばかり気にして、よく見られたい一心で、大切なものを見失っていないか?あらためて自分に問うきっかけとなった。

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    2026年01月21日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    名作とされていたので読んでみた。本当に…………………………悲しい話だった。この人の人生が報われて欲しいと本当に思った

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    2026年01月20日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    いくら知識や経験を得て賢くなっても、傲慢だったり、相手に対して思いやりがなかったりするとそれは台無しになってしまうと思った。IQが高くなることによってこれまで気付いていなかった人の悪意に気づくことにもなる、気づかなくてよかったことに気づく、主人公の苦悩が読んでいてつらかった。賢すぎることは絶対的に良いというわけではないんだと感じた。

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    2026年01月19日