たらちねジョンのレビュー一覧
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もう十分だと、うみ子さんには思って欲しくない。
ソラの取捨選択がうまくて、わかっているところが苦手という、海くんの表現が興味深かった。
疲労で倒れる初老の女性だと種明かしをしてしまったような後ろめたさ。
考えたくなくても年齢ばかりはどうしようもない。
家事も事務処理もやり始めたらいつの間にか終わ...続きを読むPosted by ブクログ -
やりたいことが、出来ない環境か、出来る環境か。
出来る環境にあるのなら、踏み出さないと、機会を逃してしまう。
大抵の人が、やらないで後悔するところ。海さんに出会えて、よかった。
どんな作品になるのか、期待してしまう。 -
心に残ったセリフメモ✐☡
「オタクってほめ言葉よね 1つのことに没頭できる
知的好奇心でしょ」
「大丈夫 私はやりきった
そして 結果は私のすべてじゃない」Posted by ブクログ -
この漫画の醍醐味は波が感情に乗ってくるところだと思うけれど、海くんの映画を見た後の波は読んでいて震えた。
歳を重ねたからと言って焦燥感に駆られないわけではない。
誰かと比べたときにひとりでひっそりと涙してしまうことが0にはならない。
年齢を言い訳にしない強さが滲み出ている素敵な1冊だった。Posted by ブクログ -
前巻に続き現実の厳しさ、ままならなさが沁みる展開ですが、うみ子さんもそれに比して勁くなっていくようで励まされる思いです。続きが本当に楽しみ。巻末の著者近況にはしんみり…さみしいけどきっと幸せでしたね。
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いろいろな情報や感情が渦巻いていて、言葉を整理できないっていうのが、読直後の気持ちです
大学3年目に入ったうみ子さん。応募したPFFに落選。考える将来、映画を撮る自分、実力、モチベーション、残された時間。考えることがいっぱいあるけど、映画を撮らなければ進まない。
うみ子さんはこれからどうするんだろう...続きを読む -
悪気のない言葉、そこまでではないけれどちょっと不愉快なもやもやちりちりすること。
旦那さんと暮らした日々だって楽しい事だけではない。でも、亡くなってしまったら良い思い出にばかりなっていく。
自由に『させてもらった』方だけれど、旦那さんが生きていたらうみ子さんは映画を撮ろうとはしていなかった。
奥さん...続きを読むPosted by ブクログ -
自分はライブへ行った時、みんなの顔が見たくなって客席を見回すことがあるから
うみ子さんの気持ちもわかる気がする。
海くんを家に誘うのは無理がありつつおばさんだから言えるというのは分かるし
海くんもちょっと変わった子で一緒に映画を見たり
踏み込んだことを言ってくれるのが良い。
1話の終わりの
『エンド...続きを読むPosted by ブクログ -
いつも一瞬で読み終わってしまう作品です。
体調を崩して倒れたうみ子は映画制作から少し距離をとります。海やsoraからの言葉を受けて、自分の中の気持ちと向き合ったうみ子はまた漕ぎ出します。
年を重ねても挑戦をやめないうみ子に憧れます。 -
映画を撮っている限り強い
苦しいこと、やりきれないこと、怒り、悲しみ、喜び、全部俯瞰してやりましょう
この漫画を読んだ時は落ち込んでいる時だったけど、ここのセリフを見て落ち込んでも大丈夫だと言われてるみたいで嬉しかった
どんな気持ちも全部自分の糧にしていつか作品作りの糧にする、そういう人生の向き合...続きを読むPosted by ブクログ -
創作欲という得体の知れないものに取り憑かれた衝動、良く出ていて、評判通りの作品です。学生さんとの出会いで刺激もされたのでしょうし、もともと夫婦で映画は見ていたようですが、それだけでは余るものもあったのでしょう。
うみ子さんとカイ君のバランスも良いです。名作の予感のある1巻で、実はすでに別途、読んだ時...続きを読む -
うみ子さんがしなやかに、つよくなってゆく。海くんも感情が自然に表に出るようになってきたみたい。年齢に関係なく、ひとはより素敵なほうへ変わってゆける…そう感じさせられます。続きがほんとうに楽しみです。匿名
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と、思ってしまうほど感情のアップダウンが現実的でドキドキします。
この作者の他の作品を読んだ事がないのですが、どの作品もこんなに人の感情をリアルに描かれているのだろうか。
飛ばしに飛ばしていた映画作りが体調を崩して停滞し、そこからの再生がリアルで、別にアクション作品でもサスペンス作品でもないのに、め...続きを読む -
うみ子さんが元気になって良かった。
うみ子さんのハンデでありアドバンテージは歳を重ねていることだけど、性別や環境など他のことにも当てはまるように思いました。
自分と向き合うのはしんどいけど、自分がやりたいことした方が楽しいよね。そう思わせてくれる大好きな作品です。匿名 -
うみ子さんのココロの揺れ動きが、わかる気がする。
自分に残された時間も見えてきていて、どう過ごすか、どう生きるか。
でも、うみ子さんが羨ましく思う。Posted by ブクログ