海が走るエンドロール 1

海が走るエンドロール 1

660円 (税込)

3pt

65歳を過ぎ夫と死別し、数十年ぶりに映画館を訪れたうみ子。そこには、人生を変える衝撃的な出来事が待っていた。海(カイ)という映像専攻の美大生に出会い、うみ子は気づく。自分は「映画が撮りたい側」の人間なのだと……。心を騒ぎ立てる波に誘われ、65歳、映画の海へとダイブする!!

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海が走るエンドロール のシリーズ作品

1~6巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~6件目 / 6件
  • 海が走るエンドロール 1
    660円 (税込)
    65歳を過ぎ夫と死別し、数十年ぶりに映画館を訪れたうみ子。そこには、人生を変える衝撃的な出来事が待っていた。海(カイ)という映像専攻の美大生に出会い、うみ子は気づく。自分は「映画が撮りたい側」の人間なのだと……。心を騒ぎ立てる波に誘われ、65歳、映画の海へとダイブする!!
  • 海が走るエンドロール 2
    660円 (税込)
    65歳を過ぎ夫と死別したうみ子は、数十年ぶりに映画館を訪れる。そこで海(カイ)という映像専攻の美大生に出会い、うみ子は自分は「映画が撮りたい側」の人間なのだと気付かされる。美大に通い映画づくりを学ぶという選択をしたうみ子。その中で、うみ子は海を映画に撮ることを決める。そんな彼女に対し、海から突然の告白が……!?
  • 海が走るエンドロール 3
    660円 (税込)
    インフルエンサーのsoraが、うみ子と同じ大学に入学。映画監督を目指すsoraの「泥啜っても血反吐吐いても監督になりたいんやろ?」との一言に心をかき乱されるうみ子と海。「監督になる」ということに本気で向き合うことになったうみ子たち。荒れる“ふたりの海”に凪は訪れるの……!?
  • 海が走るエンドロール 4
    660円 (税込)
    映画館で海という青年と出会い、自分が映画を撮りたい側の人間だと気付かされた65歳のうみ子は、映画を撮るために美大に入学する。映画祭に作品を提出することを決めた、うみ子と海。仕事と学業に加え、創作活動という目まぐるしい日々が始まるが……!?
  • 海が走るエンドロール 5
    660円 (税込)
    日頃の疲れがたたり、映画祭の会場で倒れてしまったうみ子。命に別状はなかったものの、映画制作と少し距離を取るようになる。そんな彼女に対し、海はエールを送るが……!? シルバーガール×ブルーボーイのシーサイド・シネマ・パラダイス
  • 海が走るエンドロール 6
    704円 (税込)
    映画のコンペティションに作品を提出し終えたうみ子。次回作に取り掛かる中で、自分の将来について向き合うことになるが…!? シルバーガール×ブルーボーイのシーサイド・シネマ・パラダイス!!

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海が走るエンドロール 1 のユーザーレビュー

夫と死別したうみ子。
ぽっかり空いた心を持て余す日々を過ごしていましたが、ある日訪れた映画館で映像専攻の美大生・海(カイ)と運命的な出会いをします。
海から「映画を作りたい側の人間ではないのか」と言われ、ハっとするうみ子。
更に、興味本位で訪れた美大のオープンキャンパスで海の映像作品を見たことで、制作意欲が沸き上がります。
戸惑いながらも新しい一歩を踏み出したうみ子の先に待ち受けているものとは…。

誰しも新しい環境に踏み出すには勇気がいります。
若気の至りで踏み出せることもあるかもしれませんが、年齢を重ねれば重ねるほど多角的に物事を考えリスクを回避したくなり、踏み出すことを躊躇してしまう人も多くなるのではないでしょうか。
それなのに65歳を過ぎ美大生になったうみ子の行動力は、読む人に勇気を与えてくれます。

作中のセリフで
「作る人と作らない人の境界線てなんだろう
船を出すかどうか…だと思う
その船が最初からクルーザーの人もイカダの人もいて
誰でも船は出せる」
というのがあります。

作中、タイミングが訪れた表現として、うみ子の足元に波が押し寄せる描写があるのですが、“船を出す”というセリフに結び付く重要なキーとなっています。
瞬間的意欲というのは誰しも感じることがありますが、そこから先に進むかどうかはとても難しい。
セリフの通り船を出せる状況でも、天候が悪いから、海図が読めないから、船の性能に不安があるから…など、色々な理由をつくりがち。
それでも漕ぎ出しさえすれば海に出ることができるのだと、うみ子さんが体現してくれています。
どのタイミングで波が現れるのか、是非注目してください。

また、晴れて大学生となったうみ子ですが、若者からの悪意ない高齢者扱いに気が引けてしまい自信を持つことができません。
うみ子は、映画を撮ろうとする姿勢を学生から「老後の趣味の自由時間」と言われてしまい、モヤりつつもついつい自分のことを茶化してしまいます。
ですがその後、海との会話で何気ない一言が取り返せない後悔になることを思い出すのです。
真剣に取り組むのが何故か気恥ずかしくなり、自分を茶化してしまうことは年齢を問わずあるのではないでしょうか。
そういった少しずつ摩耗していく日常にうみ子はどう立ち向かっていくのか、うみ子がどういった映画を撮るのか…続きが楽しみです!

うみ子を見ていると、自分もまだ何かできるような気になります。
新しい環境に踏み出す勇気をくれる作品です。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    65歳のうみ子さんが、親目線でカイ君の健康とか心配する場面はあっても、
    映画を志す同士として、自然と、お互いに対等かつ正直な態度で接しているのが良いです

    世代差のある交流を描いた作品は、ほかに「メタモルフォーゼの縁側」が思いつくのですが(こちらも好き!)、
    「海が〜」は巻を追うごとに、うみ子さんの

    0
    2024年07月10日

    無料版購入済

    やれる時に、前へ進む。

    やりたいことが、出来ない環境か、出来る環境か。
    出来る環境にあるのなら、踏み出さないと、機会を逃してしまう。
    大抵の人が、やらないで後悔するところ。海さんに出会えて、よかった。
    どんな作品になるのか、期待してしまう。

    #カッコいい #感動する #憧れる

    0
    2024年03月31日

    匿名

    無料版購入済

    わからないのにわかる

    まだおばあちゃんほどの年齢になってないけど気持ちがなんとなくわかってしまう。共感しやすいし、ぐわっとくる作画がすごく好きです。

    #深い #エモい #アガる

    0
    2023年10月27日

    匿名

    購入済み

    心に押し寄せる思いが視覚的に表現されていて見ていてワクワクしてくる
    あの感覚を味わいたいとまだ遅くないと思わせてくれる作品

    #エモい #アツい #アガる

    0
    2023年08月30日

    Posted by ブクログ

    わくわくしたい!
    そんな時に読んでみたのですがとてもぴったりの作品でした。

    自分でもなにか行動を起こしてみようかな、と…そんな気持ちになりました。

    0
    2023年05月20日

    無料版購入済

    人の心のキラキラしてる部分

    本当に人が輝く時、
    きっとこんな表情になる。

    そんな素敵な絵や物語。
    65歳から始める生活。
    2度目の受験。

    船を漕ぎ出すしかないっ。

    #カッコいい #タメになる #アガる

    0
    2023年04月17日

    終われたならば、始めましょう

    様々な賞を受賞している作品だけにタイトルを聞いたことはあったけど、想像以上だった。間違いなく傑作の青春物語だ。
    おそらく読み手によって異なった感想はあるだろうが、何かを目指すもの、挑戦するものにとっては影響を受けずにいられないものが描かれている。それは期待であり、後悔であり、渇望であり、手を動かさ

    #エモい #アツい #タメになる

    0
    2023年03月24日

    匿名

    購入済み

    いまや才能という条件も、環境が左右する要因として数えられる。

    趣味と本気はどう違うんだろう。

    いまを生きる者としての、ひとつのこたえが知りたい。

    0
    2023年02月28日

    匿名

    購入済み

    気になり

    ずっとずっと気になっていました。1巻無料だったのでいい機会だと思い読んでみました。面白い。じわじわと続きが気になる感じ。

    #深い #ほのぼの #エモい

    0
    2023年02月21日

    購入済み

    一気に読んでしまった

    年齢を気にしないではいられない、それでもやりたいことのために1歩を踏み出したうみ子さんに惹かれ、一気に読んでしまいました。

    #感動する #アツい #カッコいい

    0
    2023年02月12日

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