たらちねジョンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いくつになっても夢を見つけて追いかけてもいい。
全部で8巻という短い作品でしたけど、丁寧に描かれていて素敵な作品でした。
こちらも読めてよかったなぁと思える良作でした。
全体的に、心地の良い読後感に浸れる作品でした。
文学作品を読んでるような感覚に近いような。
繊細な感覚を上手く描写されていて、ちょっとしたワンシーンのセリフにも丁寧に描かれていました。
この辺の、空気感や言葉へのアンテナの張り方って、分かる人には伝わるもんですよね。
じっくりと読み進めながら、「あぁ、この感覚分かるなぁ」と思いながら、読ませて頂きました。
来年、アニメ映像化されるのが楽しみ。
映画化ということだけど、8巻を2時間にまとめるのは少し厳しいのでは?と思ってしまう。
京都アニメーションということで、その辺は上手くまとめてくるのかな。 -
Posted by ブクログ
全9巻で完結。『このマンガがすごい!2022』オンナ編1位、『マンガ大賞2022』9位にも選ばれた作品です。
夫を亡くした65歳のうみ子は、数十年ぶりに訪れた映画館で、映像専攻の美大生・海と出会う。映画を観るうみ子の姿を見た海から映画を観る側ではなく、撮りたい側なのではと指摘されたことで、長い間気づかなかった自分の欲求に向き合うことに。年齢や経験のなさに戸惑いながらも、美大に入り、仲間と出会い、映画制作へ踏み出していく。65歳から新しい夢を始める、大人の青春と創作の物語。
まず、オシャレ系マンガ。絵もセリフも空気感も余白があって、映画をテーマにしている作品らしく、漫画なのに映像を見ているような感覚があります。
65歳のうみ子が映画が好きではなく、実は映画を撮りたい側の人間だったと気づく始まりがすごくいい。人生経験を積んでから突然、自分の中にずっとあった欲望を見つける。その瞬間の高揚感が静かなのにちゃんと伝わってきます。
何歳からでも始められると思わせてくれるし、年齢を理由に諦めなくていいと思えました。
劇的な展開ではなく挑戦していく姿そのものに背中を押されます。
個人的には、うみ子と海の距離感も好き。年齢差のある男女だからといって安易な恋愛に持っていかず、同じものを作りたい人同士として影響し合っていく。その関係性まで含めてオシャレなんですよね。
2025年に本編が完結し、2026年5月発売の第9巻で全9巻完結。累計発行部数は130万部を突破しています。
派手に泣かせたり熱くしたりする漫画ではないけれど、読んだあと「まだ何か始めてもいいかも」と思える。静かに人生の背中を押してくれる、大人の青春漫画。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ以下、心に残った言葉を抜粋
『出会った人や経験 知識が前へ進む力に…波になる』
『波の音が どんどん大きくなって 一人ではできないことをできるようになる 孤独は私を形にしてくれた そうして撮った映画が この海を与えてくれる』
『選んだ選択 とった行動 発した言葉 捨てた何か 全部が蓄積されて 自分になってく』
『誰でも船は出せる』
4巻でも出てきた、
『私たちは 映画を撮っている限り強い …苦しいこと やりきれないこと 怒り 悲しみ 喜び 全部 俯瞰してやりましょう』という言葉は、表現しつづけることを考えさせられる。
欲を言えば、一巻まるまるうみ子さんの撮った映画にしてほしかったな。
もう一度通して読み直したい。
京都アニメーションで、漫画が映画化されるそうだ! -
Posted by ブクログ
たまたま見かけた表紙とタイトルに惹かれて第1巻を購入したのが2021年だった。
主人公は65歳で自分が「映画を撮りたい側の人間」であることに気づいた女性・うみ子さん。気づいた彼女は映画を撮るために美大に入学する。20代若者の中で、とまどいながらも自分らしさを発揮していくうみ子さんの姿がまぶしい。
同じ2021年に50代で(ビジネス系専攻ではない)大学院に入学し、歳の離れた同級生たちと接し始めた自分となんとなく被せて読んでいた気がする。
静かなエネルギーを分けてもらえるうみ子さんの物語がついに完結。
僕の方はもともとが長期履修だったことに加え、諸事情もありまだ在学中。今年度こそは修了予定。修了に向けてのエネルギーもらうために第1巻から読み直そうかな。
そして、なんとアニメーション映画化!制作は京都アニメーション。これは楽しみ。 -
購入済み
少々
うみ子さんにとって海は最初の波で、見失わないように焦る描写もあったが、
いつの間にか同期たちにも焦りをもたらすようになり、海の船も押す存在になった、ということか。
急ぎ足で畳まれた感はありましたが、まぁ良かった。
お疲れ様でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ良い作品をありがとう。
この物語の幕引きにおいて、主人公の年齢に伴う死を描くか否かがずっと気になっていた。なので、「監督として成功したシーンでの幕引き」というのは予想外だった。(客席の隙間から覗き見るラストシーンが一抹の不安を覚えさせたけど)ともあれ、うみ子さんの物語がきれいに幕を引けたのは喜ばしい限り。具体的な映画の内容を描写しなかったのは少し残念だけど、まああえてだろうな。
一番の驚きは「京アニによるアニメ映画化」。映画にするなら実写かなあ、でもマイナー作品だしねえ…と思ってたので京アニ・アニメ化のWで驚き。2時間前後でどうやってこの物語をまとめるのか手腕を見たいところだけど、実際に見ることができるのは2年は先だろうなあ…。