たらちねジョンのレビュー一覧
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悲喜交々の展開。うみこさんに次から次へと創作の苦しみが襲ってきます。その中にある微かなカタルシスはきっと読者も共感できるに違いないと感じます。匿名
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かなり好み。
どこかしらブルーピリオドに雰囲気が似ている気がする。
人と人の関係をかなり正確に、独特な雰囲気で描いていてよかった。Posted by ブクログ -
山口さんの「好きなものになりたい欲」
わかる。自分もそう。「好きな人の恋人になりたい」よりも「好きな人になりたい」って思ってた昔。相手が身近な人でも芸能人でも。
自分の周りにはその感覚をわかってくれる人はいなかったから、山口さんのこの言葉読んで、そういう「好き」もあるよねって、昔の自分の感情を掬い上...続きを読むPosted by ブクログ -
65歳で旦那に先立たれた女性が、ひょんな事から出会った少年がきっかけで映画を撮るため美大に入る。という設定の妙なのか、「この気持ちわかるなぁ」と「知らない世界でワクワク」の丁度良い所を両方味わえてめちゃくちゃ面白い。(そもそもハチクロとか美大モノが好き)
不満をあげるとすれば、続きが気になりすぎても...続きを読むPosted by ブクログ -
「老人は弱者ではなく、多くの経験を糧に価値を判断できる賢者である」と、とある講座で聴かされたことがある。それなんとなく思い出した二巻。
大学時代にも、子供が一人立ちして暇だから大学に来たという高齢の方と机を並べたことがあるが、うみ子さんを見ているとその方を思い出す。
しかしうみ子さん、可愛いのう。Posted by ブクログ -
精霊との関係性など非常に興味深い。ただ時代設定がなんかわかりにくい。冒頭の雰囲気は中世ぐらいの設定かと思いきや、近代的機器があったり、でも服装も風景も新旧入り乱れ、ちょっと困惑。
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おもしろかった。
好きなことにハマっていく作品ってやっぱりいい。
「うみ子さん」と「海くん」というキャラクターの関係性がよくて、”海”をキーワードにした表現が印象的だった。趣味などに夢中になる様をを沼にハマる、なんて言うけれど、見方を変えると作中のように海に漕ぎ出していくって表現もできるのかもしれな...続きを読むPosted by ブクログ -
表紙の笑顔がまず素敵です。歳をとってからでも好きなこと見つけて楽しく暮らせるのは幸せだと思う。主人公の娘さんも理解あって素敵だ。
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今回キャラが増えました。
色んな人間が裏も表もあって、こんなにたくさんのキャラを動かせるって凄いー!
新たに台風の目になりそうなキャラが出てきて、さっぱり先が見えなくなっております。次巻期待して待っております。 -
テレビでおすすめで紹介されており、気になって読んでみました。一巻だけで面白いかはなんとも言えませんが、65歳の新たな挑戦今後の展開が楽しみです。
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「このマンガがすごい オンナ編 一位」ということで読んでみた。
最近小説でもおばあさんもの多い。
小説は、認知症絡みが多いが、このマンガは元気なおばあさんだった。
このくらいな元気さが普通かも。
面白かったな。
二巻も読もう。
いろんな年齢層の作家が活躍できるのか、読者にこの年齢層が多いのか。多様...続きを読むPosted by ブクログ -
「好きなことを始めるのに、年齢なんて関係ない!」
を丁寧にリアルに作品に落とし込んでいる。
人生100年時代を前向きに暖かい気持ちで考えられるようになりました。(24歳・男)
私の小学5年時の夢は映画監督でした。自分の姿を重ねつつ物語を読み進めていきます。Posted by ブクログ -
書店で見た時、表紙のインパクトに一目惚れ。
いきいきした表情と、印象的な青。
65歳で夫に先立たれた主人公・うみ子。
ふとしたきっかけで映画を観に行き、映画専攻の美大生と出会ったことで、映画を作る道へ。
周りの人が悪意なく、時には自虐ネタとして「老後の趣味」というワードが出てきて、そのたびにモヤ...続きを読むPosted by ブクログ -
話にも絵にも疾走感があって、一瞬で読める。おもしろい!非現実的と言ってしまったらそこまでかもしれへんけど、うみ子さんの純粋な気持ちにグッときて、応援したくなる。
海くんのキャラが魅力的すぎて、実際に自分の心に海を連れて来てくれる人、現れへんかな〜?と期待までしてしまう。Posted by ブクログ -
自分は、全く物を作る側の人間ではないのに、うみ子さんにも海にも共感してしまう。
後悔ばかりの恥の多い人間だからだろうか。
まだまだ物語は動き出したばかりだけど、この2人にどんな未来が待っているんだろう。後悔の無い充実した未来だろうか?
次巻を楽しみにしています。 -
自分の年齢が上がるにつれ、「今更こんなことやってもなあ」と思っていた自分がもったいない感じに思えた作品。
主人公のうみ子さんは夫に先立たれた65歳。
そんなうみ子さんが、美大に入学して映画を作っていく話です。
若い学生との関係、本気と言いにくく「老後の道楽」と自分でいって、自分がちょっと傷つくとか身...続きを読むPosted by ブクログ -
主人公の茅野うみ子は65歳の女性。
最近夫を亡くし、四十九日が過ぎたものの味気ない毎日を送っていた。
知人の長話を避けるために久しぶりに映画館に入った彼女は自動券売機にとまどったりしながらもなんとか中に入った。
しかしうみ子は上映が始まったら映画本編より映画館の座席に座っている人たちの方が気に...続きを読む