孫泰蔵のレビュー一覧

  • 冒険の書 AI時代のアンラーニング

    Posted by ブクログ

    読書会で取り扱う候補本として浮上した本書。本屋に平積みにされているのは見ていたが、有名な経営者の人が書いた本ぐらいの認識であまり気にしてはいなかったが、せっかくなので購入して読んでみることに。
    まず目次や参考文献を見ると、イヴァン・イリイチ、荘子、贈与、環世界など、これまで自分が読んで学びが深かった本や偉人がたくさん出ていたので、期待が一気に膨らみ読むのが楽しみになった。

    早速読んでみると、「冒険の書」というタイトルは、著者の孫泰蔵さんの「知的冒険をまとめた本」の意味合いが強いことがわかった。その探究のプロセスが本になっているので、問いを持った探究とはここまで多くの人や本を参照し、知識を蓄積

    0
    2025年11月24日
  • 冒険の書 AI時代のアンラーニング

    Posted by ブクログ

    本著では現代(2025)において、AIが発展する中でどうすれば、AIという社会構造を変化させ得る存在と共生していくかを問う内容である。その手段の一つとして、アンラーニング(これまでの教育や社会の常識をいったん捨て、自分の「問い」や「直感」から新しい価値を生み出す思考法)の必要性を説く。
    著者は「無理やり詰めこむ知識も、仕方なくやる仕事もAIに負ける」と警告し、AI時代に人間らしさを発揮するには、“遊び心”や“創造性”、そして人と人の共感を育む時間を取り戻すことが欠かせないと説いている。論理的思考だけではイノベーションは生まれず、「楽しむ」「驚く」「問いを立てる」行為そのものが創造の原動力だと位

    0
    2025年10月21日
  • 冒険の書 AI時代のアンラーニング

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    AI時代の教育を「学校・勉強・学び」の意味から問い直し、古代哲学者との対話(タイムスリップ設定!)を交えて描く一冊。
    著者は「初心者であり続ける力=アンラーニング」を強調し、教育の目的は「自分の人生を切り開き、地球を守る志を支援すること」と説く。
    ただ「地球を守る」とは人類のためなのか、生物全体のためなのか曖昧で気になった。
    それでもアンラーニングの重要性には納得。面白い本だった。

    0
    2025年09月26日
  • 冒険の書 AI時代のアンラーニング

    Posted by ブクログ

    これまで語り継がれてきた教育論に異論を唱え、勉強しなくてもいいという持論へ。
    そう言えるのは自分が高学歴だから故、本当に学歴のない人が「勉強しなくていい」という内容ではないので注意。
    一気に読んだほうが内容の繋がりが理解しやすいけど、であれば上下巻にしてほしかった。持ち運ぶには重すぎた。

    0
    2025年08月17日
  • 冒険の書 AI時代のアンラーニング

    Posted by ブクログ

    教育に関する考察。
    好きなことだけをやる、という教育が機能するならゆとり教育の失敗はなかったのかと思う。この本の思想は否定しないが、あまりにも現状に対して反動的すぎると感じた。おそらく、この本に書かれている教育法がハマる人間はそう多くないだろうと思う。

    0
    2025年08月11日
  • 冒険の書 AI時代のアンラーニング

    Posted by ブクログ

    偉人の時代に自分が冒険しに行って偉人との対話形式で書かれている本
    今の時代だからこその学び直しの重要性、教育の目的について
    自分の人生だから親の言いなりではなく自分で決めることが大切
    人は1人では生きられない
    自立とは1人で生きることではなく、依存先を増やすこと

    0
    2025年07月29日
  • 冒険の書 AI時代のアンラーニング

    Posted by ブクログ

    私の場合、第4章から読んでも良かった。まとめてある内容は、示唆に富んで面白いが、私には難しかった。

    自分の意思で物事取り組まないと、成長しないと言うのは共感しかない。

    この本の話をしたら、友人から学歴がある人だからそう言えると言うのも興味深かった。

    0
    2025年05月02日
  • 冒険の書 AI時代のアンラーニング

    Posted by ブクログ

    いつぞやの電車広告で見たなぁと思って購入。
    なんのための教育かを教育という概念やシステムができた当時の思想家の話を元に解説。そこから、これからの時代の教育の目的について考えていく話。
    正直思っていたのと違う本で、途中疲れながら読んだり。
    印象的な部分メモ。
    〇学びとは自由で自発的なものなのに、学校というシステムの中で受け身のものになってしまった。
    〇今の人々は能力や才能というフィクションを信仰している。そのようなバイアスがあるからこそメタ認知が必要。
    ◎自立とは頼れる人を増やすこと。

    結論の部分で現代の教育の目的について、多様な自然を愛で守る存在として生きること。あらゆる種がすこやかに生きる

    0
    2025年01月19日
  • 冒険の書 AI時代のアンラーニング

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    AIの時代、大切なのは好奇心、
    集合知は好奇心を持っていない
    という紹介があり、読みました。
    とにかく頭を柔らかく、問いをたてて
    今までの知識は全て捨てて、
    アンラーニングを展開していこう、
    というお話です。
    が、どうにも人間3回目以上の人が対象に
    思えてなりません。
    人間1回目の僕は、いやなことも、
    やりたくないことも、すべてひっくるめて
    今に至るので、そんな効率よくいくかな、
    という感想です。
    ただ、物事は柔らかく、俯瞰で、長期的視点で
    とらえていこうと思います。

    0
    2025年01月13日
  • エンジェル投資家 リスクを大胆に取り巨額のリターンを得る人は何を見抜くのか

    Posted by ブクログ

    クセの強い外国人おじさんパワー全開で、どこか懐かしい気持ちになりながら面白く読めた。創業者の製品やアイデアを見るのではなく、創業者その人を見る、というのには納得。経営者の自伝によく出てくるベンチャーキャピタリスト、エンジェル投資家とはどういった存在なのかを垣間見れた。

    以下、本書より抜粋。
    「創業者へ必ず聞く4つの質問」
    1.この創業者はなぜこのビジネスを選んだのか?
    2.この創業者はどこまで本気なのか?
    3.この創業者がこのビジネスで成功するチャンスはどのくらいかー人生ではどうか?
    4.成功したときの収益や私へのリターンはどのくらいか??

    「その後、戦術的な質問を行う。「簡潔に」「手短に

    0
    2024年11月14日
  • 冒険の書 AI時代のアンラーニング

    Posted by ブクログ

    自分が受けてきた教育を元に自らの教育に対する想いを語る人をよく見かけるが、案外そのような内容はすでに学習指導要領などではしっかり触れられていることが多いように思えます。
    持論を展開する上で、自分の意見を俯瞰して見ることというのは構造的に難しいのだろうなと気づくことができる一冊です。
    素人がなにも言ってはいけないとは思いませんが、専門家とフラットな立場であるというのは少しずれていると思いました。
    参考文献などはまた読んでみたいと思います。

    0
    2024年09月21日
  • 新世代CEOの本棚

    Posted by ブクログ

    経営者がオススメの本について解説してる本。
    本を読んだらかならずアウトプット。
    そして実践しなきゃ意味がないと数人が言ってる。
    気づきがあった人のコメント
    クロスカンパニーの石川さん
    「批判精神を持ちつつも納得できた部分は信じてやってみる」
    という鵜呑みにせず自分で選択する感覚が
    重要だなと思った。
    孫泰造さん
    「江戸時代がビジネスのヒントになる」
    醤油の貸し借りなどは現代のシェアリンクエコノミーと繋がる。
    田坂さんの螺旋的発展は本質だと思うので
    その観点から歴史を知るべきなのかと歴史を知る意義を感じた。

    0
    2020年10月14日
  • エンジェル投資家 リスクを大胆に取り巨額のリターンを得る人は何を見抜くのか

    Posted by ブクログ

    2020年63冊目。満足度★★★☆☆ エンジェル投資家が失敗する、すなわち投資したスタートアップが倒産したり運営を止めてしまう率は80%から90%。エンジェル投資家の毎日の生活は金融の専門家というより「ホスピスの医師」に近いという言葉が実態をよく表していると感じた。私ももっと資産が増えれば、こうしたところにも少し関わりたい。(可能性は低い?)再読すると良さそうな本である。

    0
    2020年09月07日
  • 新世代CEOの本棚

    Posted by ブクログ

    努力せず羨望するばかりの自分としてはちょっと敬遠ぎみな人たち、堀江貴文(ライブドア元CEO)、森川亮(LINE元CEO、C Channel CEO)、朝倉祐介(ミクシィ元CEO)、佐藤航陽(メタップスCEO)、出雲充(ユーグレナ社長)、迫俊亮(ミスターミニットCEO)、石川康晴(クロスカンパニーCEO)、仲暁子(ウォンテッドリーCEO)、孫泰蔵(Mistletoe CEO)、佐渡島庸平(コルクCEO)といった面々がおすすめの本を紹介してくれるもの。
    おすすめの理由はサラッと読みつつおすすめの本のなかから読んでみようかと思うものをピックアップした。CEOの皆さんだから当然だけど経営やリーダーシッ

    0
    2020年07月18日
  • ブロックチェーン、AIで先を行くエストニアで見つけた つまらなくない未来

    Posted by ブクログ

    なぜエストニアには出来ても日本に出来ない?
    日本の地方自治体レベルでも出来ないのか?
    会社レベルでもなぜ出来ないのか?
    この本を読んで純粋に思ったことだ。
    トップの考え方や、文化的背景もあるが、単純に「エストニアの人は賢い」だ。
    ソ連からの独立で国を再構築する際、もっとも効率的な構築方法は何か?を模索した。
    その時に主導権を握った首相が若かったこと、デジタル技術系人材が豊富だったことも後押ししたが、やっぱり「考え方が賢い」のだと思う。
    日本だとなぜかどんな組織も(特に会社ですら)、「え?なんでそんな事になっちゃうの?」というバカな事が多すぎる。
    それも高学歴な人ほど「え?なんで?」という残念な

    0
    2020年06月20日
  • ブロックチェーン、AIで先を行くエストニアで見つけた つまらなくない未来

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    電子政府と言われるエストニアについての本

    電子署名、電子身分証。すばらしい

    メモ
    ・オンラインで完結できないのが結婚、離婚、不動産売却
    ・エックスロード。超大規模データベースを作るのでなく、既存システム間をつなぐ仕組み。分散型データ管理システム。作り変えることなく統合した。
    ・アクセスすると必ず足跡が残る仕組み
    ・エストニアの6原則
    分散化、透明性、1度きりの原則、ノーレガシー、ユーザーフレンドリー、データの完全性
    ・仮想住民という考え方。人口少ない国家におけるソフトパワー。データさえあれば復元できるというノマド国家的考え方。
    ・エストニアの魅力
    デジタル社会、自然の豊かさ、オープンマイン

    0
    2020年06月21日
  • ブロックチェーン、AIで先を行くエストニアで見つけた つまらなくない未来

    Posted by ブクログ

    エストニアは1991年に旧ソ連から独立後、IT戦略によって新しい国づくりを進めてきた。様々な行政サービスをオンライン化することで「電子政府」を実現した。

    政府の電子化により、様々な変化が生まれている。
    ・「電子署名」が普及し、紙の契約書がなくなった。
    ・出生届や死亡届など行政手続きの99%が、24時間365日、オンラインで行えるようになった。
    ・電子身分証明書(デジタルID)の普及により、確定申告や税の徴収などが効率的に行えるようになった。

    電子政府の利便性向上に伴って生じるのが、プライバシーの問題。
    政府はこの問題に対処するため、個人情報が「いつ」「誰」に利用されたのか、国民が自ら専用サ

    0
    2020年05月01日
  • ブロックチェーン、AIで先を行くエストニアで見つけた つまらなくない未来

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    電子政府で有名なエストニア
    ソ連領からの脱出がIT化のトリガーだったんですね
    日本とは環境が違うので難しいと思うが、コワークでの考え方は取り入れられるのでやるべきと感じた。

    0
    2020年01月16日
  • エンジェル投資家 リスクを大胆に取り巨額のリターンを得る人は何を見抜くのか

    Posted by ブクログ

    教科書的なものではなく、ブログ風に実践、現場的に業界について著したもの。
    やや漠としたところがあるが、実践的なノウハウを知ることができるのは興味深い。
    結局は、「人が重要なのではない、人がすべてなのだ」
    創業者をどう評価できるか、ということなのだろう。

    創業者への4つの質問
    1.あなたは今どんな仕事をしていますか?
    2.あなたはなぜこれをやっているのですか?
    3.なぜ今なのか?
    4・あなたの不当なまでの優位性はなにか?

    投資家への4つの質問
    1.この創業者はなぜこのビジネスを選んだのか?
    2.この創業者はどこまで本気なのか?
    3.この創業者がこのビジネスで成功するチャンスはどのくらいかー人

    0
    2019年12月31日
  • エンジェル投資家 リスクを大胆に取り巨額のリターンを得る人は何を見抜くのか

    Posted by ブクログ

    シリコンバレーでのエンジェル投資は儲かるのでお勧めする。だが、初心者が始めるのは少々難しい。
    最近は、実績あるエンジェル投資家が投資組合(シンジケート)を組成している。
    まずはそこに加入し、先輩の投資を勉強しながら適度なリターンをもらう。

    成功する企業は結局は創業者。重要ではなく創業者が全て。を見つけるために、以下の4つの問いかけをしている。
    ・あなたは今どんな仕事をしていますか?
    ・あなたはなぜこれをやっているのですか?
    ・なぜ今なら、このアイデアが成功すると思いますか?
    ・あなたの不当なまでの優勢は何ですか?

    どのスタートアップが大成功を納めるかは誰にも分からないが、成功の見込みがない

    0
    2019年06月29日