中谷友紀子のレビュー一覧

  • ニードレス通りの果ての家

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    ある出来事が起きて「なぜそれが起きたのか」
    これが明らかにされるのがミステリーだと思う
    読み進めると不穏や不安や落ち着かなさがこみ上げてくる、これがホラーだと思う

    人の生命が奪われなくとも血が流れなくとも
    ミステリーやホラーは綴られる事ができるだろう
    この作品も、その意味ではミステリーでありホラーだと思う

    ミステリーでありホラーでありながら、ほんの少しのやさしさも漂っていて
    ネタ的にはある意味おなじみのものではあるが、退屈はしない文章になっていて、自分は好きだと感じた

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    2023年12月17日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

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    カタリーナ・コードで知った刑事ヴィスティング。落ち着いた渋い正統派の刑事姿と、事件の舞台となるフィヨルド周辺の透明感が好きになった。本作はカタリーナ・コード以上に深く引き込まれた。最終場面の緊張感も素晴らしい。

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    2023年11月14日
  • ニードレス通りの果ての家

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    ホラーと聞いていたが…
    ホラーであり、ヒューマンドラマでもあり、サスペンスでもあり、スリラーで、愛にも触れる作品。
    あとがきをきちんと読むと、この作品が娯楽で消化されてはいけないことが分かります。
    多くの人があらゆることに
    目を向けて
    理解をしていかなければならないですね。
    こんな感想では意味深ですし、何にでも言えることではあるのですが、
    読めば分かるはず。



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    2023年11月02日
  • 警部ヴィスティング 疑念

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    司書さんから個人的にお借りした本。
    しかし四部作の最終作って…この作者の本初めてなんですけど…。

    で、結論としては、私はちょっと納得できなかったのです。
    読みが足りないのかもしれません。
    いや、きっとそうでしょう。
    だけど、納得できないことをここにネタバレなしで書く自信がないので、これからこの本を読む予定の人は、読まないほうがいいと思います。



    納得できない部分というのは、殺人事件の犯人として逮捕され、取り調べ中も裁判中も刑に服していた約17年間もずっと一貫して無実を主張してきた人が、しかも逮捕時はまだほんの青年だった彼が、自分の無罪を主張するためとはいえ、いろいろ証拠をでっち上げて刑事を誘導するかな、ということ。
    証拠がでっち上げとバレた時点で「やっぱり冤罪じゃなくて、真犯人だったんじゃないか」と思われて終わりじゃない?
    しかも、真犯人だったみたいだし。(ここの部分も、はっきりそうだという決め手が私には読み取れなかったから、もしかしたら読みまちがっているかもしれないけれど)

    あと、周囲の人々の証言がみんな、彼が犯人であるだろうという前提で、悪いことしか言ってないけど、もともと彼女が彼のどこを好きになったのかが不明のまま、と作中で言っているにもかかわらず、不明のまま終わるのもフェアじゃない気がしました。

    あと、アメリカの独立記念日のアリバイについて、ノルウェーとアメリカの時差の関係で、カレンダー的にはアリバイが成立するけれど、実は違う時間帯の出来事だったんじゃないか、と考えましたが、それは考え過ぎだったようです。
    え?本当に?
    ここも、問題なしという証明がなされていないので、もやもやが残ったまま。

    結論としては、最後まで読んでも納得感はなかったです。ごめんね。

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    2023年09月10日
  • ニードレス通りの果ての家

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    全体的に息苦しいような暗さと圧迫感を感じた。
    でもこの先どうなるんだろうと読む手が止まらなかった。
    明らかに怪しいあいつ。
    犯人は絶対にあいつだ。あいつしかいないよね、って感じで展開していくが、実は。。
    いやー驚いた。そうきたか!
    ドキドキ、息を殺すようにして読み進めたので、最後は、はー!ため息ついた。
    面白かった。

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    2023年08月24日
  • 警部ヴィスティング 疑念

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    地味だけどカッコイイ!丁寧で本職刑事の捜査を体験できる、警部ヴィスティング・シリーズ第四弾 #疑念

    ■あらすじ
    休暇中のヴィスティング警部のもとに一通の手紙が届く。そこには事件番号と思われる数字のみが書かれていた。
    その事件では少女が殺害されており、すでに犯人も逮捕されている。手紙に何らかのメッセージを感じた警部は、その事件を調べ始めるのだった。

    ■きっと読みたくなるレビュー
    地味。鬼のように地味。
    しかしこの地味さが本作の持ち味ですね。

    まるで本職刑事になったみたいに、丁寧で実直な捜査を体験できる作品です。なにもミステリーにラノベ感抜群のキャラ刑事や、才色兼備なスーパー名探偵が出てくる必要はないですね。現実に居そうな真面目な刑事の捜査を追っていくだけで、十分しっかりと推理小説を楽しむことができます。

    何と言っても主役のヴィスティング警部、これがカッコイイのよ。ホント普通の特徴のない、ひとり人間であり、ただの刑事である。しかしながら意思と信条をもって一手一手を指していく。決して正義は語らず事実を追っていく様は、頼りがいのある父親の背中を見るようです。

    特に人間性が垣間見えるのは、娘の元夫と対峙するシーン、これは惚れる。私も親なので家族を守る難しさは分かっているつもりです。やるべきことを淡々と進める姿勢に痺れました。

    そしてこの事件の真相ですよ…腹立たしい。久しぶりに怒りが沸々と湧き上がってきました。人間は確かに罪を犯す。経済的な事情、幼い時期の不幸、人間関係の軋轢など、いくばくかは私も理解できる。しかし本作の犯人は許せない。なにを基準に生きるべきか懇々と話したいと思いました。

    作者が刑事だった時代に、実際にあった事件をもとに作られた未解決事件シリーズ。まだこれまでの作品が読めていないので、挑戦したいと思います。

    ■きっと共感できる書評
    現代のネット社会において、世間をくすぐる情報が発信されるとすぐに炎上する世の中。本人と意図しない文脈で情報が拡散され、関係者はもちろん、様々な人たちが傷ついてしまう。

    ただなにも全員が自分本位のことを主張しているのではなく、それぞれの正義感と公正基準が入り交じってしまうだけ。その結果、何が正しい判断かわからなくなるんですよね。

    結局は自分自身で答えを出していくしかない。派手な行動より、本作の主人公のように、ひとつひとつ誠実に向き合っていくことが近道ではないのでしょうか。

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    2023年08月23日
  • 白墨人形

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    1986年と2016年が交互の章で語られる。恐ろしい殺人事件のあった年と過去を振り返る年。

    サスペンス部分は、普通に面白くていい感じに気持ち悪い。

    登場人物がみな、親友にも言えない秘密を持っており、自己中心的な部分もあり、そのドロドロしたモノが絡み合い、不条理な事象が積み重なってしまう。

    人間の描写が特に面白かった。ろくな人がいないところが好き。

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    2023年08月20日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

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    コールドケース4部作の2作目。今回は一気に読みました。犯人に行き当たってしまうところや訪問者が多い割に見つからない証拠品、壮絶な暴力を振るう割に殺害はしない悪人など、ちょっと詰めがな……と感じる箇所もありますが、全体として興味深く読めました。

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    2023年08月06日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

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    ノルウェーの警察小説。
    ヴィスティング警部物としては13作目だそう。
    「警部ヴィスティング カタリーナ・コード」に続く作品。
    未解決四部作(コールド・ケース・カルテット)の2作目とのこと。

    大物政治家のクラウセンが急逝。
    ラルヴィク警察の主任警部ヴィスティングは検事総長に呼び出される。
    クラウセンの別荘で多額の金が詰まった箱が発見されたという。ヴィスティングは現場に向かい、箱を自宅地下に移動するが、翌日別荘のほうは放火されてしまった。何者が動いているのか。

    フリーの記者であるである娘のリーネとも協力体制を敷き、鑑識のモンテルセンも加えたチームでの極秘捜査。
    過去のいくつかの事件との関係を探っていきます。
    極端な設定ではなく、地に足がついた感じが読みやすい。
    作者は20年も警察官だった経験があり、地道な描写は安定感があります。
    一方では、自宅地下に資料を置いたり、警戒態勢が半端なところが‥いかにもラストの危機のためという設定に見える。
    盛り上げるためにはしょうがないのか?(笑)

    父と娘の関わりは、ミステリの世界では最後の希望みたいなところもあるようで。
    奥さんは警官の仕事が(不規則で危険で忙し過ぎるから)不満で離婚してることが多く、でなければ、殺されたり犯人だったりするから?
    警察と記者とが協力し合う形、というのも、現実とは違う展望を描こうというものかもしれませんね。

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    2023年08月05日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

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    途中まで展開がかったるいなぁと思ってたのですが、トーマスが帰省した章辺りから面白くなって一気に読んでしまいました。派手さはないですが、登場人物の背景や心理描写など深みがあり、頭の中でドラマ化して読めました。小説としては終わりがもうちょっと……という思いは感じますが。土地勘が全然無いので、地図で調べながら同シリーズの他の作品を読んでみたいと思います。

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    2023年07月31日
  • ニードレス通りの果ての家

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    ネタバレ

    いやー、レビューが書きづらい。
    どんな感想を書いても、本作品の事前に晒してはいけない部分に触れてしまいそうで。

    ニードレス通りに猫のオリヴィアと暮らすテッド。
    娘のローレンがときおり訪れ、部屋の中を暴れ回っている模様。
    テッドはその昔、”アイスキャンディの少女”ルルの失踪に関して怪しい人物としてメディアに吊し上げられた過去がある。
    一方、ルルの姉ディーは、浜辺でルルが失踪した日を堺に坂道を転がり降りるような人生。
    それでもルルをかどわかした犯人をこの手で捉えようと独自の調査を続けている。
    疑わしき人物に行き過ぎた行為を行った過去もあるようで、その執念は凄まじい。
    今回辿り着いた被疑者(テッド)は、犯行現場近くに住む、犯人像のプロファイルとも極めて近しい。
    テッドの隣家に転居し、様子を探る日々が始まるのだが。。。

    テッド、オリヴィア、ディー目線の物語と間接的に描かれるロレーンの描写。
    何かが潜んでいると分かるぐらい、それぞれの登場人物の物語がちょっとづつ噛み合わず、思わせぶりな不穏感が漂う。

    後半明らかになる事実と照らし合わせて2度読みすると、なるほど~と思う場面、記述が多々ある。
    ただでさえ自分は読むのに時間が掛かる質なので、ある程度で打ち切ってしまったが、そういう読み方をする時間、覚悟があればこの本の持つポテンシャルを十二分に楽しめるんだろうなぁと思った。

    ただ、自分的には著者あとがきで語られている本書の主要テーマとホラー要素に関する言及と、袖の紹介文に書かれているあおりがちぐはぐで、何かもやもやする読後感が拭えなかった。

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    2023年07月02日
  • ニードレス通りの果ての家

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    テッド、娘のローレン、猫のオリヴィアが暮らす森に面した通りの隣に住み始めたディーと4人の視点で物語は始まる。特にオリヴィアの語りは神がかりでスラスラとは読めなかったが、途中から後半にかけての怒涛の展開にびっくり!
    匂いや手触りさえリアルに描写される悲惨さと共にテッドの哀しさが胸に沁みる。救いのある終わり方が何より良かった。

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    2023年06月28日
  • 警部ヴィスティング 疑念

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    休暇中のヴィスティング警部に届いた封書には1999年の事件の番号が書かれていた。17歳女性の殺害事件で、元恋人が逮捕され刑務所に行った。ヴィスティングが担当していた事件の番号も封書で送られ、こちらも女性殺害事件事件で容疑者は獄中で死んでいた。もしかすると真犯人は別にいるのか?

    面白かった。封書を送る者の意図、既に刑期を終え出所してるダニーというキャラ、1999年の捜査と現代の捜査の違いなど読みどころたくさん。北欧のミステリーにはご馳走が多し。

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    2023年06月07日
  • 警部ヴィスティング 疑念

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    CL 2023.5.19-2023.5.21
    ヴィスティングが個人的に捜査を始めて上司に嫌がらせをされて、どうなることかと思ったけど、すぐに正式な捜査になり、ヴィスティングもその捜査に加わることになる。
    こういう真っ当なところが好感持てるんだよなーこのシリーズは。

    地味だけど飽きさせない、淡々と進んでいるようで起伏に富み、最後の最後まで真相を引っ張る。
    読むたびに好きになる作者。

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    2023年05月21日
  • 警部ヴィスティング 疑念

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    警部ヴィスティングの未解決事件四部作の最後の事件。今回は休暇中のヴィスティングのもとに、謎めいた手紙が届くところから物語が始まる(いい加減、個人情報や自宅のセキュリティを真剣に考えた方がいいぞ、ヴィスティング)。手紙に導かれるまま、ヴィスティングは過去に解決済みの少女殺人事件に注目する。調べるうちに幾つかの疑問点が明らかに。この事件は本当に解決しているのか。手紙の主に操られているような感覚を覚えつつ、ヴィスティングは過去の事件にのめり込んでいく。スティレルには「あなたが過去の事件を調べるたびに、予想もつかない事態が起きる」と軽口を叩かれる始末なのである。

    いい!やはり、このシリーズはいい!何と言ってもヴィスティングの人物像がいいのである。彼には日本のミステリにありがちな超人的な推理能力も、変人じみたキャラ設定も、意味ありげな過去も、類まれな容姿もない。至って実直な中年オヤジであり、娘や孫を愛する家庭人である。捜査方法は現場百遍で堅実そのもの。繰り返し報告書をチェックすることも怠らない。これは自身も本警官だったという作者ヨルン・リーエル・ホルストのこだわりなのだろう。

    本作のヴィスティングには、少しずつ変化が見られる。成長した部下の捜査に口を出すか迷ったり、このまま独り身でいいのかと考えたり、身体の不調が出てきたり…そう、我ら中年の悩みをヴィスティングもまた抱えているのである。そろそろ定年も近そうなヴィスティング。この先の彼を見てみたい。ぜひ、シリーズの続刊と、未訳の初期作品の翻訳をお願いしたい。

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    2023年05月19日
  • ニードレス通りの果ての家

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    ネタバレ

    ぜってぇ、テッドがシリアルキラーだろ~!?と思ったら、違った。ごめん。人を見かけや行動や思考で判断するの良くない。書かれていないところにも注意せねば。
    みんなテッドの人格とはな。ディーは違ったけど、ディーも信頼できない語り手だった。ちょっとずるくないこれ?
    ミステリーとしてはダメだが、ホラーなら、まあ。ホラーとしてもあんまり怖さはなかった。でもエドガー・アラン・ポーみ。
    恐怖。
    マトリョーシカはいくつも人格をもつテッドの象徴。
    楽しめたけど、めちゃくちゃ楽しめたってわけじゃない。サバイバルなのはわかる。
    というか、ローレンもオリヴィアも飢えてたってことはテッドも?大男じゃなくて、ガリガリ?そこはわからない。
    ロブは良い人なのかな。

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    2023年04月18日
  • ニードレス通りの果ての家

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    すごい本を読んでしまいました。
    人間の恐ろしさ、愚かさ、不可思議さが余すところなくちりばめられた本です。
    ただでさえ海外ものは読みにくいのに、語り手が次々と入れ替わり、どこまでが本当でどこまでが妄想なのか分からず、何度も読み直しました。それでも先が気になってやめられません。
    さて、いちばん おそろしいのは だーれだ?

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    2023年04月05日
  • 警部ヴィスティング 疑念

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    〈ヴィスティング〉シリーズのコールドケース四部作のラスト。休暇中のヴィスティングに届いた差出人不明の数字の書かれた一枚の紙。昔に解決されている事件番号が記されていて、さらに別の紙も届く。解決されているはずのものを誰が調べて欲しいのか。そこから見えてくる当時の状況と事件の関係者たちのその後。地道な捜査の描写と終盤の展開の面白さが際立つ今作。コールドケース四部作はこれで終わりだけれどシリーズはまだ続いているらしいのでこの先も読めると嬉しい。

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    2023年03月31日
  • 警部ヴィスティング 疑念

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    このシリーズが無性に好きなんです。何故なのかなぁと考えると…

    まず、抑制された筆致。淡々と事実が進む中で、じわじわと悲しみとか怒りが滲む。
    犯罪もいつも、何かを考えさせられるケースが多い。
    捜査手法も多様なやり方を駆使して、ラストに向けて加速して真実に到達するところは、痺れます。
    大人向けのかっこいいミステリで、どこか観察日記みたいな、過剰な盛り上がりがないところも、とてもいい。
    こういうミステリがもっと読みたい!

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    2023年03月13日
  • ニードレス通りの果ての家

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    エンディングに仄かな希望が見えてもほっとする。
    これ、映画化されるらしいけど、どうやって映像化するんだろう?

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    2023年02月15日