中谷友紀子のレビュー一覧
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ネタバレ圧巻の正統派警察小説。
休暇中のヴィスティングに届いた無記名の手紙。
そこに記されていたのは過去の事件番号。
気になり調べているうち、届く2通目の手紙。
今度はヴィスティングも手がけた事件の番号が。
一つ目の事件の冤罪の可能性。
二つ目の事件との見過ごせない共通点。
この事件を掘り返すことを誰が望んでいるのか?また、掘り返すに値する真相は埋まっているのか?
ある意味ありがちな型だ。
過去の事件に告発が寄せられる→調べてみると確かに怪しい点が浮かび上がる→関係者に聞いて回るうちにそれを喜ばない者が圧力を掛けてきてますますきな臭くなる→少しずつ明らかになる新事実を追いつつも、掴めそうで掴めな -
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ネタバレ2026年の15冊目は、ヨルン・リーエル・ホルスト&ヤン=エーリク・フィエルの「クライムキャスト Vol.1届かなかった叫び」です。ノルウェーを代表する作家2人による共作です。
ヨルン・リーエル・ホルストの本を読むのは、警部ヴィスティング・シリーズの「疑念」以来、約2年振りです。これが予想以上に良いです。今年の新刊では、ここまでで1番ではないでしょうか。
主人公は、キャンピングカーを拠点に〈クライムキャスト〉という犯罪専門のポッドキャストを配信しているマルクスです。マルクスの元に地方紙の新聞記者マチルデから連絡が入ります。エピソード1しか発信していなかったレアという少女の失踪事件のポッドキャス -
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印象的な表紙絵に惹かれて手に取った北欧ミステリー、「警部ヴィスティング カタリーナ・コード」
タイトルもカッコいい。
北欧ミステリーと言えば
個性強めな主人公(あの人やあの人)を思い浮かべてしまうけど、この作品の主人公はごく真っ当で
性格も穏やか。普段は娘と孫を気にかける優しい男。
仕事に関しては
地道にあきらめず、証拠を積み上げ真相に迫るスタイル。
じゃあ退屈なのかと聞かれると、意外とそうではなかった。
性格が良いので、変にキャラクターにイライラすることなく物語に浸れるし、
静かだけど不穏な空気も感じられ、緊張感も最後まで持続。序盤で散りばめられた事件のヒントもきれいに回収。
ノルウェー -
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一言で言えば、詰め込みすぎといったところか。
もうちょっとシャープにして深掘りしていけば
とんでもない傑作になっていたのではないだろうかと、
そんな気もした作品。とは言え、面白かったのは確か。
ジョー・ソーンは、かつての自分の母校へ
新任の英語教師として25年ぶりに舞い戻る。
ジョーの前任の教師ジュリアは、「息子じゃない」という血文字を残して
息子のベンを惨殺したのち、自殺したという。
25年前、ジョーの8歳の妹アニーが姿を消した。
ジョーが仲間のスティーヴン・ハーストたちと共に
探検に行った鉱山跡の洞窟でのこと。
あの夜、あそこで恐ろしいことが起き、そのあとアニーに
もっと恐ろしいことが起 -
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ネタバレ上巻の終わりを受けての展開。
そういう構図か!
サスペンスというよりイヤミス、しかも終始もやもやするやつ。
これはいずれに転んでもスッキリしないわーと思いながら読み進める。
ところどころ出る少々際どいもの言いは単なる卑猥さを通り越して愚かさに対する棘のよう。
わざとらしく唐突に、何でもないことのように過激な発言をすることで、余計に暗にそれに反応してしまう者をあざ笑っているみたい。
これじゃあ全方位皮肉で埋め尽くされていて救いないなーと思っていたが結末、意外でないにもかかわらず、もしかしてそれが言いたかった?と思えるほどシンプルな教訓を示す。
無条件の愛などない。
色々突っ込みたくなる気 -
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港湾を舞台に繰り広げられるギャングの闘争かと思ったら違った。父親と娘とその難病の妹の物語だった。
第二次世界大戦中の文化、海軍の様子の描写が緻密だった。対照的に人の動き、場面転換などで書き過ぎないところがいい。クールだ。
マンハッタンビーチを3人でみる場面が最初のクライマックス。美しくはかないが、重要なシーンだ。海を見たんだ。
そこからは娘は(アナは)、急速に大人になっていく。いろいろある。
父親にもいろいろある。姿を消す。
娘は探すことになる、父親を、海底で。
海底だ。
男性中心の世界で奮闘する娘の姿は、朝の連ドラになりそうな逞しい生きざま。
そして、よい、ラストだ。
細かく見 -
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本屋さんで「ダ・ヴィンチ」4月号を買った時に
染谷将太さんが選んだ一冊として
この本が紹介されてました。
せっかく買ったダ・ヴィンチだし
新しい本と出会えたらと思い読んでみました。
マクスウェル夫妻の子供、テディのベビーシッターとして
働くマロリー。
彼女はもともと薬物中毒者で、今はもぅ
薬物にも手を出してない。
そんなテディと過ごしてると、テディが奇妙な絵を
書いてることに気づく。
森の中で女性の遺体を引きずる男性の絵。
どうやら昔、この土地で殺人事件があったようで…。
だんだんとテディの描く絵が変化していき、
マロリーはその絵の謎を解き明かしていく。
とにかく、夜に読んでたから怖かった -
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ホラー+ミステリー。面白かった!
私は人間心理のミステリーは怖いけど、幽霊は全く信じてないのでホラーは怖くない。
お化け屋敷もどうやって楽しむのか全くわからない冷めた人間です。
でもこの作品はミステリー的な面白さもあるので、そんな自分でも楽しかった。
【少年の描く奇妙な絵の真相とは?】
5歳の男の子テディが描く不気味なイラストが本文中に複数箇所挿入されている。
まるで、自分も物語の中に入ってこのイラストを見つけてしまったような没入感を体験できて楽しかった。
ネタバレになるので詳しくは書かないけど、驚きもあり、読後感も良かった。
欲を言えば、ミステリーがもっと強い方が良かったかな…。そ