中谷友紀子のレビュー一覧

  • 白墨人形

    Posted by ブクログ

    広げまくった伏線がどんどん回収されていくので凄ええええ!!!!!!って感動してたら最後の最後で底に突き落とされて何!?!?!?!?って混乱しているうちに終わった。
    凄かった……。
    まさに信頼できない語り手だったけどまさかそんなオチある!?!?
    そりゃキング先生絶賛するわ!!!!!!

    マジで皆んな読んでくれ頼む〜でもマジで最後の最後でギャーーーーーッッッ!!って叫ぶことになるので元気な時で良いよ…………。
    これは色々な意味で一生に一度の体験だ……………!!!!!!!!!!

    0
    2023年01月29日
  • アニーはどこにいった

    Posted by ブクログ

    スティーヴン・キング絶賛!の推薦文に惹かれて読んだけど、わかりみの極みとしか言えなかった。
    虫!グロ!!ホラー!!!!!ミステリー!!!!!!!!!!!
    皆んな(皆んな?)大好きなやつだと思う!!
    勿論私も!!

    ミステリー要素はそこまで上手く機能してるとは思えなかったものの、読み終わった頃の嫌な余韻は好き。
    人間ではないものは私達の生活のすぐ近くに居る。
    目を瞑って見ないふりをするか、存在を認知しながら共存していくしかない。

    0
    2023年01月29日
  • 冥闇

    Posted by ブクログ

    7歳のときに母と二人の姉を惨殺されたリビー。彼女の目撃証言によって兄のベンが殺人犯として逮捕される。それからから24年、心身に傷を負い、定職にも就かず、殺人事件の哀れな犠牲者として有志からの寄付金を食いつぶしながら、無気力に生きるリビーのもとへ、有名殺人事件の真相を推理する同好の士である「殺人クラブ」から会への出席依頼が。集まりに参加し、殺人クラブのメンバーが自分の家族に起こった忌まわしい事件に関心を抱いていることを知り、リビーは謝礼金を目当てに、事件の真相を探りはじめる……。
    現在のリビーの視点と、事件当日の兄ベンと母パティの視点から物語が交互に語られ、やがて悲劇的な真実が明らかにされる衝撃のダーク・スリラー。「ゴーン・ガール」でブレイクしたギリアン・フリンだけに、キャラクターの心の中にある闇を描き出す手腕は見事。一家惨殺事件の生き残りになってから働きもせず事件後に寄せられた寄付金で暮らし盗癖がありウソつきな主人公リビーや酒と金にだらしなく奥さんのパティにたかることしか出来ないラナーや4人の子供を育て上げるのに精一杯で農場を手放す寸前まで追いつめられているパティやどこにも居場所が見つからず苛立ちを募らせるベンなど問題を抱えウソつきで弱さを抱えたキャラクターの人間性をリアルに描き出す緻密なキャラクター描写、一家惨殺事件の謎解きをする中で浮かび上がってくる若者による悪魔崇拝者や農業危機にさらされ借金に追われる農家の苦しみや借金で生活に行き詰まった人々の救世主気取りで人々の自殺に手を貸す謎の男や噂と偏見に縛られた田舎街の閉塞感、容疑者ベンやパティのへそくりを狙っていたラナーやベンがいたずらしたとされるクリッシー・ケイツや予期せぬ妊娠のため金が必要なディオンドラなどの容疑者が登場して惑わせながら、リビーやベンやパティの視点が交錯していく巧みな語り口で衝撃的だけど家族愛が沁みるオチまで惹き付けられます。

    0
    2022年12月05日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

    Posted by ブクログ

    ヴィスティング警部シリーズ第13作、邦訳3作目にして、コールド・ケース・カルテットの2作目である。

    「今回はいつもと次元の違う捜査になりそうだ」、冒頭でヴィスティングはそう独りごちる。それもそのはず、検事総長に直々に呼び出されたヴィスティングは、先般心臓発作で亡くなった大物政治家バーナール・クラウセンの極秘調査を命じられていた。彼の別邸から、段ボールに詰め込まれた530万ドル以上の、出所不明の大金が発見されたのだ。国内外に知られるこの政治家は不正を働いていたのか。ヴィスティングは部下のモンテルセン、娘のリーネとチームを組み、捜査を開始する。

    事件の鍵穴にしっかりはまる鍵は果たして見つかるのか。クラウセンの息子の死、現金強奪事件との関連など、様々なことが絡んできて、最後までまったく読者を飽きさせない。今回も未解決事件ということで、前作でヴィスティング親娘を振り回した国家犯罪捜査局のスティレル捜査官が再登場する。出番はさほど多くないが、味のある役柄を演じている。

    本シリーズは親娘の物語でもある。本作のリーネは報道の立場ではなく、非公式ながら捜査協力というかたちで捜査に加わる。父の指揮下に入ることで、普段とは違う父の一面に接し戸惑うものの、随所で父をも超えたひらめきを見せる。しかし…、毎度ながら捜査機密をマスコミの娘に簡単に開示して、あまつさえ捜査チームに加えてしまうヴィスティングはいかがなものかと思うが…。

    それはともかく、おもしろい。次の作品が早く読みたい!

    0
    2022年11月30日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

    Posted by ブクログ

    ヴィスティング警部シリーズ12作目。邦訳としては『猟犬』に継ぐ2作目。今回もヴィスティングは過去の事件と向き合うことになる。

    24年前、主婦カタリーナ・ハウゲンは、忽然と姿を消した。キッチンに不可解な暗号を残して。警察は徹底的に捜査したが、カタリーナは発見されないまま現在に至る。かつて捜査を担当したヴィスティングは、年に一度、夫のマッティンに捜査の報告をしに訪問を重ねるうちに、彼への疑惑を抱きつつ、友情に近い感覚も覚えるようになっていた。
    そんな折、スティレルという国家安全捜査局の人間がヴィスティングを訪れる。マッティンが、同時期に起きたナディア・クローグ失踪事件の犯人と目されるというのである。スティレルはヴィスティングに、マッティンとの関係性を利用して自白に追い込むよう持ちかける…。

    本書でも人間心理を捉える描写は現在である。また娘のリーネも絡んできて、ヴィスティングのパートと静と動が交互に入れ替わり、飽きさせない。リーネには娘が生まれており、なんとヴィスティングはおじいちゃんになって、孫娘に目尻を緩める姿も描かれる。

    ヴィスティングは優秀だが、天才型の警官ではない。コツコツと証拠を漁り、積み重ねた知識が沸点に達した時点で天啓を得るタイプの捜査官だ。家族思いだが、完璧な男でもなく、不器用で、我々と同様に些細な嘘もつく。そこが彼の魅力でもある。

    本書最大の山場は、山小屋でのヴィスティングとマッティンとのヒリヒリするようなやり取り。どんどん緊張感が高まり、このままどこへ進むのかと、手に汗握らずにいられない。このシーンだけでも読む価値あり!

    本書から版元が早川書房から小学館に移り、コールドケースシリーズと銘打たれて3作が訳出されている。ヴィスティングものの迷宮事件を扱うということか。これは次も読んでしまおう。

    0
    2022年11月10日
  • ゴーン・ガール 下

    Posted by ブクログ

    怖…本を閉じて、一呼吸おいて出た言葉はこれ。
    色んな意味で怖くて、ぞくっとした。
    読んでる間はもっと色々な感情に振り回されて、それが面白かったのだけど、最終的にはこれだった。

    その発想も、行動も、コントロールされる民衆も、自分も…あらゆるものが怖いよ。

    アメリカの田舎の雰囲気を感じられたのも興味深かったな。なんだか勝手にもっと個人個人が解き放たれた国のイメージを持っていたけれど、全然違った。

    他の作品も読んでみたい作家さんだ。

    0
    2022年11月03日
  • ダーク・ヴァネッサ 下

    Posted by ブクログ

    上に引き続き購入。

    続編である「下」では、ヴァネッサとストレインの恋愛の歪みを少しずつ自覚させられて良い意味で気持ち悪かった。
    また、こういう経験があった人の精神に及ぼす影響のようなものがとてもリアルに終始書かれており、これは胸が辛くなった。

    上下合わせて感じたのは帯にもある、「読むのが辛く、読むのをやめるのはもっと辛い」というのがピッタリの作品。

    0
    2022年08月17日
  • ダーク・ヴァネッサ 上

    Posted by ブクログ

    表紙と帯に惹かれて購入。

    主人公のヴァネッサと歳の離れすぎている教師であるストレインとの恋愛(それとも性的虐待?)物語。

    主人公と教師両方の気持ちがわからなくもないけど、すごい主人公の辛さがリアルに伝わってきた。
    描写もすごいリアルに想像できた。気持ち悪いくらい。

    「上」の終わりでは「うわっこうなるんだ」という後味の悪さと続きへの期待で終わった。

    0
    2022年08月17日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

    Posted by ブクログ

    「機会が泥棒を作る」
    「人間は全ての行動をコントロールできるわけではない。いかなる場合にも自由意志に基づいた行動が可能なわけではない」
    「沈みゆく船の上で、他人に救命ボートを譲るか、自分の安全を確保するかという選択」

    未解決事件四部作との事なので翻訳を楽しみに待ちたいと思います。

    0
    2022年08月06日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ノルウェー産、正統派警察シリーズもの。
    キレの良い直球。完成度高し。

    労働党の大物政治家バーナール・クラウセンが急逝した。
    死因に不審なところはないが、別荘から多額の現金紙幣が発見される。
    検事総長から直々に、警部ヴィスティングのもとへ真相究明の極秘指令が寄せられるところから始まる。

    鍵となるのはクラウセン関与について名指しで告発状のあった過去の未解決失踪事件と、同じく未解決の、同日に発生していた空港での現金強奪事件。

    『鍵穴』というタイトルながらも印象的なのは、”捜査の喩えにふさわしいのは鍵ではない。ジグソーパズルだ”という示唆。
    まさにそのとおりの進行で、外枠が埋まり、次第に図柄が見えてきたところで、ピースのはめ違いやどうしても埋まらないピース、行き詰まりに出会う。
    そうかと思えば急に霧が晴れることもある。だがまだ何か足りない。
    といった風情で北欧ミステリらしくしっとりとした始まりから、尻上がりに疾走感を増し、最後は息もつかせぬ展開。

    前作『カタリーナ・コード』もなかなかの出来。
    今作も含めて未解決四部作(コールド・ケース・カルテット)の2作品とのこと。
    次作も邦訳済みのようで、期待大。

    0
    2022年05月22日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

    Posted by ブクログ

    北欧ミステリーには珍しく淡々とした話の進み方、主人公もエクセントリックでは無くじっくり人間像の描き方。

    0
    2022年02月28日
  • 白墨人形

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前半のホラー部分がイマイチだとと思っていたら、
    後半の伏線の回収やどんでん返しが見事で、途中で止めらず一気に読んだ

    0
    2022年02月18日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

    Posted by ブクログ

    どんでん返しや疾走感とか派手さはないが、じっくりと向き合いながら真相にじりじり近づいていくなんとも言えない感覚を味わうことが出来ました。充実感。
    解説「嘘をついているからと言ってそこで生じる感情が全て偽物だとは限らない」

    0
    2021年09月21日
  • 衝動

    Posted by ブクログ

    読んでる間中ずーっと嫌な気持ちになる本。でも、わかってもらえない気持ちは、寄り添える!何かもっと、前向きになれないのか、親とか、母とかよりも、人間性の問題だと感じた。
    子供=天使とか無いと思うけど。悪とも思え無い所が、甘いのかなぁ。怖いね

    0
    2021年09月07日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

    Posted by ブクログ

    猟犬を読んだ時も感じたが警察とマスコミとの関わり方が独特。面白かったんだけどミステリーを読むには勢いが必要、暑さとオリンピックに阻まれてすごいノロノロ読みになってしまった。

    0
    2021年08月01日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

    Posted by ブクログ

    最初から最後までずっと面白かった。中だるみすることもなくどんどん進んでいき、気づかぬうちに夢中になってしまっていた。シリーズ化されているのも納得だ。著者の他作品も読んでみたい。

    0
    2021年07月25日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

    Posted by ブクログ

    シリーズを通して警察が事件を追って行く様子が丁寧に描かれていて、いい意味で地味なのだが面白い。
    父親は刑事で娘はジャーナリストという、一見微妙な立場の2人が協力しながら事件を解決する点もいい。
    登場人物達のキャラクターもどこか淡々としていて派手さはないのだが、作者本人が警察出身ということもあり、解決していく様子や人間関係に現実味があるからこそ楽しめるのだろう。

    0
    2021年07月22日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

    Posted by ブクログ

    ノルウェー、元大臣クラウセンが心臓発作で死んだ。別荘から多額のユーロやドルの現金が発見され、検事総長より極秘調査を依頼されたヴィスティング警部。現金を運び出したら翌日別荘は放火された。そして、検事総長の元には、昔湖の近くで若者が行方不明になった事件に関してクラウセンを調べろという手紙が来ていた。

    登場人物がどんどん増えていってわけわからなくなりつつも、それを上回って面白かった。真相へ迫るプロセスに無理がなく、頁をめくる手が止まらなかった。

    0
    2021年06月13日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回も北欧ミステリーらしい正しい捜査を丹念に描く警察小説で楽しめた。450ページほどで短い方だが充実。
    なぜそんな大金を現金で?という理由がとても腑に落ちるものだった。
    唯一、ジャーナリストに警察の捜査を任せてよいのか?という疑問は毎度湧き上がるが、もうよいのだということにします。

    0
    2021年05月04日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

    Posted by ブクログ

    派手なカーチェイスや発砲はないけど、地道な捜査の積み重ねが好感持てる。しかもシングルマザーの娘リーネの日常もきちんと描かれていて、主人公ヴィスティング共々決してスーパーヒーローではない点もリアル。前作より好きかも。

    0
    2021年04月18日