中谷友紀子のレビュー一覧

  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

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    ヴィスティング警部シリーズ12作目。邦訳としては『猟犬』に継ぐ2作目。今回もヴィスティングは過去の事件と向き合うことになる。

    24年前、主婦カタリーナ・ハウゲンは、忽然と姿を消した。キッチンに不可解な暗号を残して。警察は徹底的に捜査したが、カタリーナは発見されないまま現在に至る。かつて捜査を担当したヴィスティングは、年に一度、夫のマッティンに捜査の報告をしに訪問を重ねるうちに、彼への疑惑を抱きつつ、友情に近い感覚も覚えるようになっていた。
    そんな折、スティレルという国家安全捜査局の人間がヴィスティングを訪れる。マッティンが、同時期に起きたナディア・クローグ失踪事件の犯人と目されるというのであ

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    2022年11月10日
  • ゴーン・ガール 下

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    怖…本を閉じて、一呼吸おいて出た言葉はこれ。
    色んな意味で怖くて、ぞくっとした。
    読んでる間はもっと色々な感情に振り回されて、それが面白かったのだけど、最終的にはこれだった。

    その発想も、行動も、コントロールされる民衆も、自分も…あらゆるものが怖いよ。

    アメリカの田舎の雰囲気を感じられたのも興味深かったな。なんだか勝手にもっと個人個人が解き放たれた国のイメージを持っていたけれど、全然違った。

    他の作品も読んでみたい作家さんだ。

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    2022年11月03日
  • ダーク・ヴァネッサ 下

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    上に引き続き購入。

    続編である「下」では、ヴァネッサとストレインの恋愛の歪みを少しずつ自覚させられて良い意味で気持ち悪かった。
    また、こういう経験があった人の精神に及ぼす影響のようなものがとてもリアルに終始書かれており、これは胸が辛くなった。

    上下合わせて感じたのは帯にもある、「読むのが辛く、読むのをやめるのはもっと辛い」というのがピッタリの作品。

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    2022年08月17日
  • ダーク・ヴァネッサ 上

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    表紙と帯に惹かれて購入。

    主人公のヴァネッサと歳の離れすぎている教師であるストレインとの恋愛(それとも性的虐待?)物語。

    主人公と教師両方の気持ちがわからなくもないけど、すごい主人公の辛さがリアルに伝わってきた。
    描写もすごいリアルに想像できた。気持ち悪いくらい。

    「上」の終わりでは「うわっこうなるんだ」という後味の悪さと続きへの期待で終わった。

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    2022年08月17日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

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    「機会が泥棒を作る」
    「人間は全ての行動をコントロールできるわけではない。いかなる場合にも自由意志に基づいた行動が可能なわけではない」
    「沈みゆく船の上で、他人に救命ボートを譲るか、自分の安全を確保するかという選択」

    未解決事件四部作との事なので翻訳を楽しみに待ちたいと思います。

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    2022年08月06日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

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    ネタバレ

    ノルウェー産、正統派警察シリーズもの。
    キレの良い直球。完成度高し。

    労働党の大物政治家バーナール・クラウセンが急逝した。
    死因に不審なところはないが、別荘から多額の現金紙幣が発見される。
    検事総長から直々に、警部ヴィスティングのもとへ真相究明の極秘指令が寄せられるところから始まる。

    鍵となるのはクラウセン関与について名指しで告発状のあった過去の未解決失踪事件と、同じく未解決の、同日に発生していた空港での現金強奪事件。

    『鍵穴』というタイトルながらも印象的なのは、”捜査の喩えにふさわしいのは鍵ではない。ジグソーパズルだ”という示唆。
    まさにそのとおりの進行で、外枠が埋まり、次第に図柄が見

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    2022年05月22日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

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    北欧ミステリーには珍しく淡々とした話の進み方、主人公もエクセントリックでは無くじっくり人間像の描き方。

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    2022年02月28日
  • 白墨人形

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    ネタバレ

    前半のホラー部分がイマイチだとと思っていたら、
    後半の伏線の回収やどんでん返しが見事で、途中で止めらず一気に読んだ

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    2022年02月18日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

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    どんでん返しや疾走感とか派手さはないが、じっくりと向き合いながら真相にじりじり近づいていくなんとも言えない感覚を味わうことが出来ました。充実感。
    解説「嘘をついているからと言ってそこで生じる感情が全て偽物だとは限らない」

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    2021年09月21日
  • 衝動

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    読んでる間中ずーっと嫌な気持ちになる本。でも、わかってもらえない気持ちは、寄り添える!何かもっと、前向きになれないのか、親とか、母とかよりも、人間性の問題だと感じた。
    子供=天使とか無いと思うけど。悪とも思え無い所が、甘いのかなぁ。怖いね

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    2021年09月07日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

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    猟犬を読んだ時も感じたが警察とマスコミとの関わり方が独特。面白かったんだけどミステリーを読むには勢いが必要、暑さとオリンピックに阻まれてすごいノロノロ読みになってしまった。

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    2021年08月01日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

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    最初から最後までずっと面白かった。中だるみすることもなくどんどん進んでいき、気づかぬうちに夢中になってしまっていた。シリーズ化されているのも納得だ。著者の他作品も読んでみたい。

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    2021年07月25日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

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    シリーズを通して警察が事件を追って行く様子が丁寧に描かれていて、いい意味で地味なのだが面白い。
    父親は刑事で娘はジャーナリストという、一見微妙な立場の2人が協力しながら事件を解決する点もいい。
    登場人物達のキャラクターもどこか淡々としていて派手さはないのだが、作者本人が警察出身ということもあり、解決していく様子や人間関係に現実味があるからこそ楽しめるのだろう。

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    2021年07月22日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

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    ノルウェー、元大臣クラウセンが心臓発作で死んだ。別荘から多額のユーロやドルの現金が発見され、検事総長より極秘調査を依頼されたヴィスティング警部。現金を運び出したら翌日別荘は放火された。そして、検事総長の元には、昔湖の近くで若者が行方不明になった事件に関してクラウセンを調べろという手紙が来ていた。

    登場人物がどんどん増えていってわけわからなくなりつつも、それを上回って面白かった。真相へ迫るプロセスに無理がなく、頁をめくる手が止まらなかった。

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    2021年06月13日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

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    ネタバレ

    今回も北欧ミステリーらしい正しい捜査を丹念に描く警察小説で楽しめた。450ページほどで短い方だが充実。
    なぜそんな大金を現金で?という理由がとても腑に落ちるものだった。
    唯一、ジャーナリストに警察の捜査を任せてよいのか?という疑問は毎度湧き上がるが、もうよいのだということにします。

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    2021年05月04日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

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    派手なカーチェイスや発砲はないけど、地道な捜査の積み重ねが好感持てる。しかもシングルマザーの娘リーネの日常もきちんと描かれていて、主人公ヴィスティング共々決してスーパーヒーローではない点もリアル。前作より好きかも。

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    2021年04月18日
  • ゴーン・ガール 上

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    映画版が大好きなので!!!
    やっぱり映画は色々端折られてるんだな〜!!

    エイミーすきすき
    ニック普通にクソじゃない?

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    2021年03月27日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

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    ヴィスティングシリーズ。警察小説として決して派手なものではなく地道に捜査していく展開が個人的には好み。なかなか繋がっていかない捜査と未解決事件を追う難しさが感じられるのもいい。未解決事件四部作ということで残りの二作も早く読めることを期待。

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    2021年03月17日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

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    ネタバレ

    数十年も前の未解決に終わった女性失踪事件に取りつかれ、書類を家に持ち帰り事件の細部を日夜見直す警部ヴィスティング。
    流れゆく歳月の中で、被害者の夫であるハウゲンとは交友を深め毎年事件のあった日には言わずもがな集い、想いを馳せる習慣すら生まれている。

    だが、今年に限ってハウゲンを訪れると不在。
    そんなとき、また別の未解決事件の新たな証拠が見つかりその容疑者として浮上したのがハウゲンだった。
    クリポス(国家犯罪捜査局)からの協力要請を受け、ハウゲンに探りを入れることに半ば強引に同意させられたヴィスティングだが、肝心のハウゲンは所在不明。

    容疑者不在の真相を追いかけるのかと思いきやあっけなく帰還

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    2021年02月21日
  • アニーはどこにいった

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    傑作ですね。評判通り。

    たっぷり怖いです。腐臭もカビ臭さも不穏さもムシのガサガサ感もしっかり味わえます。イギリスの田舎が舞台ですので、ゴシックとまではいかないですけど現代のやさぐれ感のバックキャストに土地の呪いが浮かび上がる語り口は上手い。

    そして綺麗な回収に謎解き。くわえて敢えて解かない「遊び」としてのオカルト部分の配分が超絶妙。ぱっきりと合理的に説明されちゃうのが欲しいなら横溝正史を読めばいい。このハイブリッドな読書感が本作の1番の魅力でしょう。油断してるとびっくりするくらいの騙しに遭ってるし。

    僕にとって最も味わい深かったのはハードボイルド要素ですね。主人公はギャンブル依存症で作っ

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    2020年11月19日