中谷友紀子のレビュー一覧

  • ニードレス通りの果ての家

    Posted by ブクログ

    ラストにかけての種明かしは引き込まれた。
    表紙買いしたが題材も好みのジャンルだった。

    ただ和訳が合わないのと、物語の特性も相まって油断するとすぐに話がわからなくなるので読むのに時間がかかった。
    あとがきに映画化することが書いてあったので楽しみ。映像の方がわかりやすいかもしれない。

    0
    2023年06月16日
  • 白墨人形

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    煽り文句に期待をし過ぎて、期待を超えなかったパターン。面白かったし、なるほど、と思うとこもあるにはあったのに、最後にどんなオチがくるか待ち構え過ぎてがっくりしてしまった。

    頭部を持ち帰っていたのが主人公であるのは、プロローグと途中の主人公の描写で明らかだし、父の若年性アルツハイマーの話は何度も何度も出てくるので、最終的に主人公にも兆候が出てくるのも予想ができた(とびこえて、ストーリー全部が彼のアルツハイマーからくる妄想か何かのオチかな?とさえ考えていた)ので「え?終わり?衝撃的な展開は??」となった。

    郵便受けが郵便穴になることで、アルツハイマーを発症した以外に特別な意味があるのなら読み足

    0
    2023年05月28日
  • ニードレス通りの果ての家

    Posted by ブクログ

    途轍もなく怖い。
    ずっと怖さが纏わりついてくるようで嫌な気分になる。
    だがテッドのことが気になって仕方ないのだ。
    少女の語りと猫の語りに複雑さが増していく。

    幼い頃に苦痛を伴う耐え難いほどの虐待を経験すると大人になったときに現れる障害を知る。
    それは、解離性同一障害である。
    それによって逃げ場を確保するということなのだろうか。
    ひとつの身体に複数の人間が存在だとできるという考えは、ある意味では恐ろしい。
    自分であって自分じゃない感覚が常にあるような…。

    終始、恐怖を感じたサスペンスだった。


    0
    2023年05月14日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    北欧ミステリーはスウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマーク、アイスランドの5か国だが、
    初のノルウェー作品。
    キャンプをして釣りをする場面が印象的で、
    北欧を肌で感じたような気がした。
    静かで落ち着いた作風だが、
    一方で家族の在り方が親しみやすい。
    娘リーネの結婚の経緯も気になるし、
    息子トーマスのその後も気になる。
    警部ヴィスティングのシリーズを読むしかないかな。
    これまで、スウェーデンとデンマークのミステリーは
    読んできたので、
    その違いを感じてみたい思う。

    0
    2023年05月10日
  • 警部ヴィスティング 疑念

    Posted by ブクログ

    <未解決事件四部作>の最後を飾るシリーズ第十五作目。異色作でもあった前作とは打って変わり、著者の持ち味である地味(誉め言葉)ながらも巧みで堅実な筋運びが展開される。翻訳も中谷友紀子さんによる原書からの直訳に戻っており、最後を飾るに相応しい仕上がり。今作ではリーネの活躍を見られないのが残念だが、定年を間近に控えたヴィスティングの進退が気になるところ。私的に今作を含む三作品は結局のところ「カタリーナ・コード」の完成度を越えられなかったが、次作以降も年一ペースで翻訳を続けてくれると非常に有難いです、小学館さん。

    0
    2023年04月06日
  • 警部ヴィスティング 疑念

    Posted by ブクログ

    ノルウェイの警察小説。ヴィスティング警部のコールドケースシリーズ最終作。
    人間味のあるヴィスティング警部の地道な捜査がミステリーに留まらずに骨太小説としても楽しめた。

    0
    2023年04月05日
  • アニーはどこにいった

    Posted by ブクログ

     「妹になにがあったか知っている。 同じことが起きようとしている。」
    不吉なメールで故郷に帰ってきた僕。 25年前、確かに妹のアニーには何かが起こってて、その正体は分からないまま死んでいった。 忌々しいあの夜の記憶、あの夜の出来事からアニーは変わってしまった、まるで別人のように。
    二度と戻ってこないとは思っていた故郷。 僕の前任の教師は自分の息子を殺したのち、自殺を遂げた。 「息子じゃない」という血文字を残して。

     生粋のキングファンであるC・J・チューダーの長編二作目。 匿名のメールによって過去の記憶の封印を解いた主人公が自身の妹の謎に迫っていくストーリー。 この主人公のジョー・ソーンが中

    0
    2023年03月01日
  • 白墨人形

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    登場人物みんながそれぞれいろんな形で関わっていて悪意がある人もいればない人もいて、なんだかすごい話だ。
    いろんなことがありすぎてお腹いっぱいな感じ。
    その分エリーサ殺害の真相はかなり霞んでしまった。
    チョークの棒人間にあまり意味がなかったのは残念。
    それにしても”白墨人形”って違和感すごい。

    0
    2022年11月19日
  • ディセント 生贄の山

    Posted by ブクログ

    文学的なのか、ちょっと書き込み過ぎでくどいところと、飛んで置いていかれるところがあり。母親の各シーンは理解できず。

    0
    2022年11月08日
  • 白墨人形

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私世代の読書は夢中になったS・キングがTwitterで「出来のいい作品を読みたい?書店のベストセラーチャートを見てもだめだ。新作だから。でも、そのうちきっとランクインする。C・J・チェダーの『白墨人形』だ。私の書くものが好きなら、この本を気にいるはずだ」と発信したという作品、それが本書。

    スティーヴン・キング強力推薦!
    少年時代の美しい思い出と、そこに隠された忌まわしい秘密。
    最終ページに待ち受けるおそるべき真相。
    世界36か国で刊行決定、叙情とたくらみに満ちた新鋭の傑作サスペンス。

    あの日、僕たちが見つけた死体。そのはじまりは何だったのか。僕たちにもわからない。みんなで遊園地に出かけ、悲

    0
    2022年10月07日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

    Posted by ブクログ

    気温を肌に感じる小説と思っていたが、その答えは雨。あまりにも雨の場面が多い。肌寒さや風や木立の葉の揺れなど想像してしまう。
    主人公と表紙のイラストがぴたっとと重なる。
    シリーズいつまで続くのかわからないが読破したい。

    0
    2022年08月14日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

    Posted by ブクログ

    閣僚を歴任してきた大物政治家バーナール・クラウセンが心臓発作で急逝した。
    直後、ラルヴィク警察の主任警部ヴィリアム・ヴィスティングは検事総長に呼び出される。
    クラウセンの臨終に立ち会った労働党幹事長が、機密文書の有無を確認するため故人の別荘を訪ねた際、大金のつまった段ボール箱を発見したのだという。
    クラウセンは外務大臣を四年務め、議会の防衛委員会の重鎮でもあった。見つかったのは巨額の外国紙幣であり、汚職につながる可能性があった。

    鑑識員のエスペン・モルテンセンに声をかけ、ヴィスティングは別荘に向かった。問題の段ボール箱は全部で9箱。紙幣は米ドル、英ポンド、ユーロの三種類で、総額はノル

    0
    2022年03月28日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

    Posted by ブクログ

    評価は4に近い。ゆったりした展開。家族関係が安定していて読んでいて好感が持てる。このシリーズの他の作品も読んでみたい。

    0
    2022年03月24日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

    Posted by ブクログ

    ノルウェーが舞台の初読み作家さん。
    24年前に失踪したカタリーナ、彼女が残した暗号のメモを手がかりに、警部ヴィスティングはずっと事件を追い続けていた。
    このヴィスティングと娘で新聞記者のリーネ、コールドケース担当のスティレルの3人の視点から物語は描かれてます。最初は暗号の意味もわからないし、遅々として進まない。
    でも半分くらいから、犯人はこいつだ、ってバラされて、そこからどうやって自白をさせるか…がおもしろかった。
    囮捜査もどきの、ヴィスティングと犯人の2人っきりの旅行、リーネの取材、スティレルの証拠集めなど結構緊迫感がありました。
    もうひとつのコールドケースとのつながり、どちらのコールドケー

    0
    2022年03月13日
  • ゴーン・ガール 下

    Posted by ブクログ

    下巻では夫婦の更に熾烈な攻防戦が繰り広げられ、ジェットコースターさながらの急展開が続く。キャビンでのくだりなど、エイミーが完全無欠ではないことが歪さをより一層強調しているようだ。ハッピーエンドorバッドエンドの二極化では括れない結末だが、最後の一言でニックはエイミーに一矢報えたのだろうか。人は誰しも表の顔と素の顔を持ち合わせており、他者の前で自分を演じるのはある種のマナーだが、それが行き過ぎると引き返せなくなる。無駄なプライドや虚栄心を捨てれば、きっとその分だけ楽になるはず。これは自戒の念を強く込めて…。

    0
    2021年09月24日
  • ゴーン・ガール 上

    Posted by ブクログ

    失踪した妻が残した日記による過去パートと、妻の行方探しに奔走する夫の視点で綴られる現代パートが平行して描かれていく。序盤は所謂【ままごと婚】夫婦のすれ違いが執拗に描写されていて辟易するが、中盤過ぎからは未成熟な夫と献身的な妻という構図に変わり始める。著者は元々批評家で、よくぞここまで全方位に穿った見方ができるモノだなと感心するほど痛烈な筆致だが、経済不況による地方の惨状は日本もアメリカも大差はない様子が伺え、何ともじめついた気分に。夫に不利な証拠ばかり集まる中、上巻は幕引き。下巻は一体どうなることやら…。

    0
    2021年09月23日
  • アニーはどこにいった

    Posted by ブクログ

    前作よりホラーに寄り、スティーブン・キングに寄っている。前作と同じく、現在と過去を交互に描かれており、少年時代の友情や憎しみ葛藤、そして暗い秘密が徐々に明らかになる構成で物語には引き込まれる。

    キャラにも工夫の跡があり、主人公と悪友その彼女の愛憎入り混じった三角関係?は切ないし、女性ギャングのキャラも面白い。

    しかし、”アニー”の設定自体ですぐに話の構図が、キングの有名作品と同じ、というのがわかってしまうので盛り上がりにかける。

    前作と続けて読んだこと、期待が大きすぎたこともあり少し残念だったが、文章が抜群にうまいし構成も見事なので、次回作に期待。

    0
    2021年09月15日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

    Posted by ブクログ

    たまたま書架で発見して借りた。ヴェランダー警部に憧れ警察官になったという著書(杉江松恋の解説より)。北欧ミステリー界では若手なのかな。その志は主人公ヴィスティング警部の私生活(とは言ってもシングルマザーの娘と軍人の息子)も含めて細かく書き込まれている。せっかく長編なのだから、本題の事件解決以外のサイドストーリーがあっても良いのに、と思うくらい愚直に解決まで丁寧に描く。特に最後の山小屋で男二人が静かにお互いの腹を探りながら釣りをしたり料理をしたりする場面は緊迫感と自然描写のバランスが見事。
    3.8

    0
    2021年07月17日
  • マンハッタン・ビーチ

    Posted by ブクログ

    ジャケ買い。爽やかな表紙カバーとは裏腹に、表紙と本体は渋いブラックで、意外な組み合わせだなと感じていた。最後まで読んで分かったのは、物語に合わせた装丁ということ。大人の男らしい無骨な黒が登場人物と時代の空気を彷彿とさせる。
    物語は全体的に重苦しい空気が漂っていて、個人的に期待していた潜水の描写もそんなにないのだが、主人公のタフさに励まされる。周りに流されない気丈な女性が魅力的に描かれていた。

    0
    2021年06月23日
  • ゴーン・ガール 上

    Posted by ブクログ

    ここ最近流行りの「信頼できない女」(女性主人公の一人称ナレーションで、信頼できない語り手パターン)の嚆矢となったNY Times No.1 ベストセラー。中盤のあっと言わせる場面展開は見事だが、終盤の展開は陳腐で、ラストもそれなりの緊張感を孕むものの読後感はすっきりしない。出てくる登場人物、登場人物、全部ロクなのがいないのも(まともと言える人間は、警官のボニーとニックの妹マーゴくらいか)、印象を損う一因。

    0
    2021年06月12日