さくら剛のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
本を読んでいて時々出てくる○○主義。なんとなくで理解していたけれど、改めて知ると面白かった。
文章も、ボケとツッコミだらけで楽しく読めた。
・価値観の話
毎日のコーヒーを我慢すれば家が買えるという話。
コーヒーよりも家のほうが良いという前提ありき。
節約道徳の罠に気を付けろ。
何が大事なのかは、その人の価値観。
主義とか主張とか、何が正しい何が正解ではなくて、その人の考え方なんだよな、と改めて思ったり。
以下メモ
・構造主義
世界には大きな構造(枠組み)がある。無意識気にその構造に沿って行動している。
例)言語
物事に名前を付けるためにあるのではなくて、物事をどう認識したいか、区別したいか、のためにある。
日本語に存在しない概念、言葉についてはその事物の存在自体を認識していない。その言語の構造に支配されている
英語にはあり、日本語にはなかった概念
スカイライン→空を背にして山や建造物の連なりで見える輪郭の線。
伝統や習慣も、大きな構造の一つ
・生きる目的を「幸せになること」におくと、幸福主義。
幸せ=快楽とすると、快楽主義
・合理主義
経験しなくても「正しいとわかる知識の原理」をもっている。
1+1=2と考えるだけで分かる
・経験主義
人間の心は白紙、観念はすべて経験から来る
1+1=2になるところを見たことがあるから分かる。
では、見ていないとき(認識していないとき)にそれは存在するのかという問いが生まれる
・実存主義
実存は本質に先立つ
=人間は目的よりも存在が先立っている。何かのために生命を与えられたのではなく、何よりも先に存在してしまっている。
人間は自由の刑に処せられている
苦しみながらも自ら社会に参加したり、自分を未来に向かって投げだして行動すべき
・哲学とは
答えが出ていないものを集めた分野。昔は生物も医学も、天文も哲学だったけれど、答えが出始めることで哲学から卒業していった。 -
Posted by ブクログ
読書録「感じる科学」4
著者 さくら剛
出版 サンクチュアリ出版
p159より引用
“ 宇宙論で有名なスティーブン・ホーキン
グ博士は、どちらかというと、タイムトラベ
ルの可能性に否定的で、「我々の周りに未来
からの旅行者がいないのだから、タイムマシ
ンなんて作れないということだ」と発言され
たそうです。”
目次より抜粋引用
“光
特殊相対性理論
万有引力
一般相対性理論
量子論”
苦難と笑いに満ちた旅行記を著している著
者による、理解が難しい科学理論を身近な例
えで解説した一冊。
光の性質から生物の進化についてまで、独
特の例えと言い回しで書かれています。
上記の引用は、タイムマシンについて書か
れた章での一節。
中々納得のいく発言だなと思います。しかし、タイムマシンを開発するくらいに進歩した人々
ならば、過去などと関わっても仕方ないと考
えて、ただ観察だけしているのかも知れませ
ん。
文章や例えはふざけていて、バカバカしく
ありますが、p193の高齢者に関しての一文を
見ていると、的を射た意見も結構あるのでは
ないかと思わざるを得ません。
他の著作の旅行記を読んで、書かれ方に苦
手意識を持たない方なら、科学を面白いもの
にしてくれるであろう良い一冊ではないでしょ
うか。
ーーーーー -
Posted by ブクログ
経済を勉強している人って、何を"教科書"として知識を得ているのでしょう。
経済に詳しい人が行っている、日本の景気対策は上手くいってるように見えない。
つまり、"教科書"どおりになっていない。
そう感じた、さくら剛さんが経済の勉強をして、理解した結果を書き出したのが本書。
経済学の前提となる考え方に「人間は常に、経済的に合理的に行動する」があるそう。
この前提が間違っているか、人によって解釈が違う曖昧なものなのでしょう。
人間はその時々の気分で行動するから「こうすれば、こうなる」という経済理論はないのだと思います。
私は経済学の勉強をしたことがないので、経済学の基本を知りません。
なので、間違った知識が身についていると思う。
認識を新たにしたことを書いておきます。
「これからは投資が必須の時代です!」という無責任な煽りが氾濫していますが、
とある調査によると、54%の人が儲かったと答えているそうだ。
投資はギャンブルだと思っているが、54%なら公営ギャンブルや宝くじより確率が高い。
もっとも、儲かった人しか公言しないし、将来どうなるか確定していないから答えにくいかも知れない。
確実に儲かる保証がないから、「投資セミナー」や「仮想通貨セミナー」で小銭を持っている人から金を頂戴する商売が生まれる。
「投資セミナー」の実態は「投機セミナー」であることも多いので注意が必要だ。
投資とは「将来その商品の価値が上がることを期待して、それを先に買っておく行為」
投機とは「ごく短期間の値動きを予想して頻繁に取引を繰り返す行為」
投機と投資の区別はしておくべきで、一般庶民が投機ゲームに参加するのは危ない。
投資であっても、よく吟味して将来性があると判断したものに限るべきだ。
"財政出動"という経済用語もわかってなかった。
金融緩和は「市場に出回るお金の量を増やす政策」で日銀がおこなうもの。
財政出動は「公共事業や減税」など政府がおこなうもの。
アベノミクスでは、年2%程度のインフレを目標とした政策を行なったが、なぜ2%にこだわるのかと思っていた。
私は、成熟した日本で、しかも人口減の日本では経済成長は不要だという考えだった。
だが、この考えは本書を読んで変わった。
2%くらいのインフレが経済にはいい、とは、物価高にあわせて手取り収入も年々少しずつ上がるのが精神的にいいから。
高度成長期を生きてきた身として、毎年稼ぎが増えるのは確かに精神的によかった!
アベノミクスでの、年2%程度のインフレ目標は何年たっても達成できなかった。
物事って、後になって「あの原因はこうだった」と振り返って言ったもん勝ちっていう側面がある。
「消費増税のせいで景気対策が失速した」など検証のしようがないこじつけがまかり通っている。
アベノミクスの成否については、プロの経済学者でも成否は割れている。
結局は「安倍総理を好きか嫌いか」の問題になってしまったようだ。
「やる気」「元気」「猪木」
結局は、景気とは人の気持ちである。
根性論が嫌われる今の世の中、「元気があれば、経済は良くなる」という教えは教科書には絶対に載らない。
人々が今お金を払っているものは、本来は(お金を払わずにやると)モラルに反する行為である。
モラルに反する行為はお金を払うとモラルが消えて商売になる。
金を持つとモラルが低下するとは、こういうことだ。
日本では「お金を使うのは悪、貯金は善」というデフレマインドが根付いてしまった。
「日本人は世界の人の中で一番お金を持ったまま死ぬ」らしい。
お金が嫌いな人はいないだろう。
お金が好きな人は「お金で得られる何か」が好き。
ならば、お金は使わないと意味がない。
当面生活するには不自由しない見込みがあるなら、節約しないで社会に循環させた方がいい。
本書を読んで、経済学の基礎の基礎が学べたような気がする。 -
Posted by ブクログ
私が学生だった頃に出会った著者の作品。
インドなんて二度と~で爆笑した記憶です。
そしてこんな旅本あるのか!と衝撃を受けた記憶です。
カラムーチョを送ったらお礼のハガキをくれたさくらさん。
当時はもっと緩くて自由だった感じです。
何年経っても変わらず面白いです、さくらさん。
-------------------------
キラキラも絶景も一切ない、
意識低い系旅行記
「こんなに笑える旅行記読んだことない」
発売即重版!
旅とは、
1割のキラキラと9割の苦痛!!
-------------------------
面白かったのは、
「現地人との交流」と「勝手に出てくるガイド」「善のガイド、悪のガイド」でした。
旅に出れる人は尊敬します。
本当に憧れます。
自分はカモにされる自信があるので、
絶対警戒して気を張ってないと旅ができなさそうで、
疲弊して無理そうだから、
私は旅本を読むのが好きです。
そして、さらにさくらんの本は断トツです。
たかのてるこさんは、
太陽パワーのあるキラキラしていて、
大好きなのですが、
さくらさんは全然違う角度で旅しているので、
それも含めて大好きです。
願わくば、また旅本を出してほしいです…カラムーチョも送ります!! -
Posted by ブクログ
さくら剛さんの本は3冊目なのですが、すっかりハマってしまいました。
さくら通信も聴き始めてしまいました。。。
東南アジア編は無駄にキレてるのが悪目立ちしすぎていたのですが、初期の作品はそこまでではなかったもよう。アフリカ編は下品ではあるものの、文章はちょっとマイルドで読みやすいです。
エチオピアで悪ガキに悪態つかれてブチギレて追いかけ回すところや、スーダンの電車の時刻表が1週間に1本なのを「時刻表トリックが使えない。西村京太郎泣かせの国である」と言っていたのは思わず笑ってしまいました。
さくらさんの「なんでも文芸で例える」は読みどころでおすすめです。(シモ系の話が苦手ならおすすめしないです。)
イスラエルの話は、10年以上たった今でも状況は変わらないのでしょうか。。。日本で平和ボケしている自分を思い知りました。 -
Posted by ブクログ
さくら剛さんの本は初めて読みました。色々考えてて面白いひとなんだなぁというのが読み終えた感想です。
東南アジアなんて二度と行くかボケッ!
というタイトルのように、「なんか無駄にキレてる」文章が随所に散りばめられているのが著者のスタイルのようです。そのノリがこの本のなかで唯一残念ですが、それを入れても全体的に楽しい旅行記でした。基本的に本筋からゆるゆると外れて自虐したり悲観したり自惚れたりして最後には泣くかキレる「情緒不安定芸」ですが、それを楽しむのがこの本の正しい読み方になるのでしょう。知らんけど。
「野ぎくちゃん」が登場するあたりから面白さがピークになりますので、それまで我慢して読んでみてください。