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Posted by ブクログ
経済学の基本やエッセンスが面白おかしく書かれた本で、難しい言葉は殆ど出てこないまま、なんとなく経済学を理解できます。2019年の本なので、デフレ下の日本で書かれたから、デフレマインドが大きな原因で日本の経済が大きくならないかのように書かれていますが、2026年現在では、コロナ禍を経験し、オリンピックも1年後ろ倒しし、日経平均は7万円をつけるなど、もはやインフレしています。それも、デフレマインドのまま人手不足でアメリカとイスラエルがイランを攻撃し、ホルムズ海峡を封鎖したことから原油の値段が上がる…。良くないタイプのインフレを日本は経験しています。
本の内容が当然古い時代に書かれているから、デフレ時代に合わせて書かれています。当時読めれば、★5つつけたかもしれません。
Posted by ブクログ
経済を勉強している人って、何を"教科書"として知識を得ているのでしょう。
経済に詳しい人が行っている、日本の景気対策は上手くいってるように見えない。
つまり、"教科書"どおりになっていない。
そう感じた、さくら剛さんが経済の勉強をして、理解した結果を書き出したのが本書。
経済学の前提となる考え方に「人間は常に、経済的に合理的に行動する」があるそう。
この前提が間違っているか、人によって解釈が違う曖昧なものなのでしょう。
人間はその時々の気分で行動するから「こうすれば、こうなる」という経済理論はないのだと思います。
私は経済学の勉強をしたことがないので、経済学の基本を知りません。
なので、間違った知識が身についていると思う。
認識を新たにしたことを書いておきます。
「これからは投資が必須の時代です!」という無責任な煽りが氾濫していますが、
とある調査によると、54%の人が儲かったと答えているそうだ。
投資はギャンブルだと思っているが、54%なら公営ギャンブルや宝くじより確率が高い。
もっとも、儲かった人しか公言しないし、将来どうなるか確定していないから答えにくいかも知れない。
確実に儲かる保証がないから、「投資セミナー」や「仮想通貨セミナー」で小銭を持っている人から金を頂戴する商売が生まれる。
「投資セミナー」の実態は「投機セミナー」であることも多いので注意が必要だ。
投資とは「将来その商品の価値が上がることを期待して、それを先に買っておく行為」
投機とは「ごく短期間の値動きを予想して頻繁に取引を繰り返す行為」
投機と投資の区別はしておくべきで、一般庶民が投機ゲームに参加するのは危ない。
投資であっても、よく吟味して将来性があると判断したものに限るべきだ。
"財政出動"という経済用語もわかってなかった。
金融緩和は「市場に出回るお金の量を増やす政策」で日銀がおこなうもの。
財政出動は「公共事業や減税」など政府がおこなうもの。
アベノミクスでは、年2%程度のインフレを目標とした政策を行なったが、なぜ2%にこだわるのかと思っていた。
私は、成熟した日本で、しかも人口減の日本では経済成長は不要だという考えだった。
だが、この考えは本書を読んで変わった。
2%くらいのインフレが経済にはいい、とは、物価高にあわせて手取り収入も年々少しずつ上がるのが精神的にいいから。
高度成長期を生きてきた身として、毎年稼ぎが増えるのは確かに精神的によかった!
アベノミクスでの、年2%程度のインフレ目標は何年たっても達成できなかった。
物事って、後になって「あの原因はこうだった」と振り返って言ったもん勝ちっていう側面がある。
「消費増税のせいで景気対策が失速した」など検証のしようがないこじつけがまかり通っている。
アベノミクスの成否については、プロの経済学者でも成否は割れている。
結局は「安倍総理を好きか嫌いか」の問題になってしまったようだ。
「やる気」「元気」「猪木」
結局は、景気とは人の気持ちである。
根性論が嫌われる今の世の中、「元気があれば、経済は良くなる」という教えは教科書には絶対に載らない。
人々が今お金を払っているものは、本来は(お金を払わずにやると)モラルに反する行為である。
モラルに反する行為はお金を払うとモラルが消えて商売になる。
金を持つとモラルが低下するとは、こういうことだ。
日本では「お金を使うのは悪、貯金は善」というデフレマインドが根付いてしまった。
「日本人は世界の人の中で一番お金を持ったまま死ぬ」らしい。
お金が嫌いな人はいないだろう。
お金が好きな人は「お金で得られる何か」が好き。
ならば、お金は使わないと意味がない。
当面生活するには不自由しない見込みがあるなら、節約しないで社会に循環させた方がいい。
本書を読んで、経済学の基礎の基礎が学べたような気がする。
Posted by ブクログ
この時期になんか新しいこと学びたいと感じて手に取った一冊。経済学と言われるとざっくりしかわからなかった。この一冊は、誰でもとっつきやすいようにラフな形で描かれている。新しいことを学ぶなら、このくらい軽くラフな感じで始めるのがいいと感じた。そこから深堀していくことが勉強という型にはまりすぎず、楽しく学べるということなんではないだろうか。本書の中で一番印象に残っているのは、投資の章である。近年、投資をすることが美化されているように感じる。ただ、筆者はこの状況に対して一石投じている。もちろん、投資に対して全面否定しているわけではないが、投資と投機を勘違いしてはいけないというのは心に刺さった。特に、投資初心者は投機になりやすく、お金の動向がどうなっているのかいちいち気にしてしまったり、短期間での売買でギャンブル性が強くなってしまうというのも、的を射ていると思った。そもそも論、投資を前面に押し出している人間が、それを聴いている人間に儲かってほしいと思っているのかという前提から疑うこと。確かに投資信託という観点では利点があるかもしれないが、他の観点から見たら、何も知らない素人が投資市場にお金を出してくれているだけでカモとなりうる。何が正解かはわからないが、少なくとも、現代社会で鵜呑みだけは避けた方がいい。まあ、この本を読んでこの感想を持っているのもある意味鵜呑みではあるのかもしれないけど。とにかく考えること、疑うことは習慣化しよう。
Posted by ブクログ
経済苦手だけど、勉強したいと思う人は、導入として読んでみたらいいと思う。例え話がモー娘。やドラクエなどを使っていておもしろい。でも、世代でなければ面白くないかも?
お金とモラルの章は面白かった。
「人々がお金という対価で支払っている世の中のサービスは、そもそも(お金を払わずにやると)モラルに反する行為」という主張に、そういう視点もありかもと思った。人々はモラルの低下を伴う行動を、お金で帳消しすることができると考えているのですね、なるほど。
日本のデフレマインド、なんとなくテンション下がっている感じ。この雰囲気をどうにかすることも大切と書かれていた。気運という言葉はあまり好きじゃないけど、なんとなく国民の気持ちをワクワクテンション上げる方向に持って行くのは大事なのかも。お金は経済の血液なのだから、私も一生懸命、経済活動して、お金を循環させようと思う(微々たる額だけどね)。応援したいと思う地元の飲食店で食事をたくさんするとか、環境問題とかに一生懸命取り組む企業の商品を買うとか、消費を通して貢献したい!
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