鳥羽亮のレビュー一覧

  • はぐれ長屋の用心棒 : 36 悲恋の太刀
    内容(「BOOK」データベースより)

    若い娘が長屋近くで武士に襲われた。近くにいた菅井紋太夫が娘を助け、身元を聞くと、さる大名家の家臣の娘で、親の敵討ちで江戸に出てきたという。ひとまず、娘を長屋に匿うことにしたが、ある日、数名の藩士が長屋を訪れ、「敵討ちの助太刀」を頼んできた。源九郎たちはその頼み...続きを読む
  • はぐれ長屋の用心棒 : 35 老剣客躍る
    内容(「BOOK」データベースより)
    武士に襲われている母子を助けた源九郎。後日、その礼を言いにはぐれ長屋を訪れた男、青山弥太郎を見て、源九郎は驚く。彼は鏡新明智流「士学館」で源九郎と剣の腕を競い合った同門だったのだ。青山たっての頼みで、その訳ありの母子をしばらく長屋で匿うことになったが、さらなる魔...続きを読む
  • 眠り首 介錯人・野晒唐十郎〈十四〉
     元岡っ引きの弐平は、手下の寅次に「ただ酒と女には気をつけろ」と。更に、同心や岡っ引きにも注意が必要なようです。私腹を肥やそうとする同心の岡倉や岡っ引きの島造たちは、唐十郎を辻斬りの下手人にしようと大わらわ。それに気づいた唐十郎たちの大逆襲が! 鳥羽亮「眠り首」、野晒唐十郎シリーズ№14、2008....続きを読む
  • 双鬼 介錯人・野晒唐十郎〈十五〉
     江戸から敵を追って東海道を西に。唐十郎と弥次郎たちは大井川で最後の戦いを終えた。唐十郎は、弥次郎を妻子が待っている江戸に帰し、道場の運営を依頼。唐十郎は江戸に帰らず、咲とともに京に。鳥羽亮「双鬼」、野晒唐十郎シリーズ№15、最終巻、2009.6発行。
  • 飛龍の剣 介錯人・野晒唐十郎〈七〉
     今回は中山道を信濃に向けて旅する話。馴染み深い中山道であり、展開のテンポもよく、読みやすかったです。鳥羽亮「飛龍の剣」、介錯人・野晒唐十郎シリーズ№7、長編時代小説、2011.4発行。唐十郎と忍びのお咲は添うことができるのか~~~!
  • 悲恋斬り 介錯人・野晒唐十郎〈六〉
     介錯と試刀を生業にする狩谷唐十郎のシリーズ。鳥羽亮「悲恋斬り」、介錯人・野晒唐十郎シリーズ№6、2011.4発行。独立8話。ワンパターンが売りと思ってました鳥羽亮さん。失礼しました。なかなかの読み応えで堪能しました!
  • 子連れ侍平十郎 1 上意討ち始末
     鳥羽亮「上意討ち始末」、子連れ侍平十郎シリーズ№1、2005.2発行。病身の妻・多鶴と5歳の千沙とつましく暮らす下級武士二十石の長岡平十郎28歳の物語。妻子に優しく、剣は無双の平十郎。その剣の強さ故、藩の二大勢力の政争に巻き込まれる。妻亡き後、父と娘の運命やいかに!
  • 柳生三代の鬼謀
    柳生三代の鬼謀というタイトルに惹かれ手に取ってみた。
    鳥羽亮さんの作品は初めてで時代小説シリーズの剣客春愁、さむらいシリーズなどを書かれているのは知っているぐらいで剣客や侍の描写が上手いんやろうなと思っていたので読んでみた。

    奈良県出身という事もあり柳生石舟斎に興味があり、幾つか柳生石舟斎関連の小...続きを読む
  • はぐれ長屋の用心棒 : 34 怒れ、孫六
    内容(「BOOK」データベースより)
    老人と若い娘がはぐれ長屋で男たちに襲われた。近ごろ、江戸の街に頻繁に出没し、目星を付けた評判の町娘を攫っていく集団の仕業らしい。深手を負った老人は、長屋の仲間たちに娘の今後を託し、息絶える。源九郎たちは人攫い集団の正体を突き止めようと動き出すが、今度は事件を探っ...続きを読む
  • はぐれ長屋の用心棒 : 33 八万石の危機
    内容(「BOOK」データベースより)
    武士の斬り合いがはぐれ長屋の近くで起きた。劣勢の武士を助けた源九郎は、その武士が田上藩士であることに驚く。田上藩の現藩主・青山京四郎は、かつて藩のお家騒動に巻き込まれた際、源九郎たちに長屋に匿われたこともあるのだ。藩士によると、またも藩を二分する権力争いが起こっ...続きを読む
  • はぐれ長屋の用心棒 : 32 磯次の改心
    内容(「BOOK」データベースより)
    はぐれ長屋の周辺で殺しが立て続けに起こった。さらに借金の形として、長屋の娘が賭場の親分にさらわれてしまう。さっそく探索を始めた源九郎たちだが、敵方らしき男たちに、事件から手を引くよう脅される。こちらの行動が筒抜けのことに疑問を抱いた源九郎は、長屋に敵のまわし者が...続きを読む
  • はぐれ長屋の用心棒 : 31 娘連れの武士
    内容(「BOOK」データベースより)
    はぐれ長屋に小さな娘を連れた武士がやってきた。訳ありの様子だが、武士のたっての頼みで父娘は長屋で暮らし始める。そんなある日、屈強な男たちが長屋に乗り込み、武士に襲いかかった。源九郎たちの助勢もあり、なんとか刺客を追い払ったが、それ以来、父娘を狙う影がちらつくよう...続きを読む
  • はぐれ長屋の用心棒 : 30 美剣士騒動
    内容(「BOOK」データベースより)
    華町源九郎と菅井紋太夫が浜乃屋で酒を呑んでいると、四人の屈強な男に追われた傷だらけの若い侍が、助けを求めて店に入ってきた。源九郎たちは彼らを追い払い、その若侍をはぐれ長屋に匿うことにする。端整な顔立ちの若侍はたちまち長屋の人気者となるが、どうやら何者かに命を狙わ...続きを読む
  • はぐれ長屋の用心棒 : 29 烈火の剣
    内容(「BOOK」データベースより)
    はぐれ長屋に訳ありの父子が引っ越してきた。父親は剣の腕が立つようだが、いまは長屋で子供たちに読み書きを教える毎日。そんな折、父子が長屋近くで三人の武士に襲われた。危ういところで彼らを救った華町源九郎は、彼らが上京した理由を知る…。大好評シリーズ第二十九弾!

    ...続きを読む
  • 入相の鐘 火盗改鬼与力

    入相の鐘

    冒頭の押し込みによる謎を含んだ行動で、読み手に以後の展開を期待させて、引き込む手法は良くあるやり方だが、時代劇では面白い内容かな。後半は予想通りなので、もう少し捻ったらともでした。
  • はぐれ長屋の用心棒 : 27 うつけ奇剣
    内容(「BOOK」データベースより)
    武士たちに襲われている神谷道場の者を助けた華町源九郎と菅井紋太夫。数日後、道場の者たちがはぐれ長屋を訪れ、襲撃者たちの正体を突き止め、討たねばならぬ時は助勢を願うと依頼される。源九郎たちが探索を続けていくと、ある剣術道場との確執が明るみに。そんな時、三年の間、廻...続きを読む
  • はぐれ長屋の用心棒 : 26 老骨秘剣
    内容(「BOOK」データベースより)
    はぐれ長屋に近い一ツ目橋のたもとで、老武士と娘が四人の武士に襲われているのを目撃した華町源九郎は、助太刀をして二人を救いだした。手傷を負った老武士は、しばらくはぐれ長屋に滞在することになったが、出羽国から仇討ちに出府してきたと判明する。源九郎や紋太夫は、二人の願...続きを読む
  • はぐれ長屋の用心棒 : 25 すっとび平太
    内容(「BOOK」データベースより)
    飲み屋・亀楽で客二人と賄いの婆さんが何者かに惨殺された。殺された客は料理茶屋の包丁人とはぐれ長屋に住む大工だった。下手人をお縄にしたいと大工の弟・平太に懇願された華町源九郎ら、はぐれ長屋の用心棒たちが探索に立ちあがる。探索が進むにつれ、闇の世界を牛耳る大悪党の姿...続きを読む
  • 飛猿彦次人情噺 血染めの宝船
     鳥羽亮「血染めの宝船」、飛猿彦次人情噺シリーズ№2,2019.12発行。№1では、5人の賊の内1人が飛猿と称し、飛猿(彦次)の仕業に見せかけた事件。今回は2人の賊が、去る時宝船の絵を置いて、飛猿の仕業にみせかける事件。このシリーズのコンセプトが見えてきました(^-^) 長屋の牢人と彦次が賊を追い詰...続きを読む
  • 暁の犬 (3)
    202107/時代物には定評のある高瀬理恵先生「暁の犬」第3巻。裏稼業であり、主人公の容赦ない判断や剣技展開なのに、納得させられるというか嫌悪感がないという不思議。本作に限らず、高瀬作品は物語は勿論、背景風景や生活風俗等、1コマ1コマに書かれている情報量の多さも素晴らしく何度読んでも楽しめる。