鳥羽亮のレビュー一覧

  • はぐれ長屋の用心棒 : 6 迷い鶴
    シリーズ6作目
    ずっとシリーズを読み進めて、この本を読んでいないことに気づく。
    紋太夫得意の将棋の場面が今回は最後に少しだけ。
    それだけ、中身が濃いものになっていた。
    記憶喪失の娘が、いつ記憶を取り戻すか、最後の最後まで読み進めずには
    いられなかった。
  • からくり小僧 波之助推理日記
    江戸・天保時代が舞台。アクションありきの探偵もの。長編。
    すらすらと読める。漫画やラノベのように。
    波之助と周囲の人々がおりなす人間模様と、江戸という時代の人間模様が感じられる。お偉いさんと、町奉行という扱いは全く別ってこと…etc)
    からくり小僧という江戸時代に流行った義族の怪盗というネタを含ませ...続きを読む
  • 闇の閃光 八丁堀剣客同心
    このシリーズは近頃の時代小説の中でも剣劇に冴えがある。毎回相手の剣には独自の工夫があり、主人公が努力と工夫を重ね、それを打ち破る。筋立てと剣劇が両立しており、また読後感がスカッとするのもいいところだ。
  • はぐれ長屋の用心棒 : 20 きまぐれ藤四郎
    第二十弾
    これまで全巻読んでいるので、登場人物は記憶にあり
    読みやすこれまでと同内容
    今回より新しく若い島田藤四郎が加わる
    年寄り二人では体力的にしんどい面があったので、今後は安心か
  • 鱗光の剣
    時代小説。推理要素あり。江戸。田沼意次政権時。
     場所は深川。主人公たちは始末屋。大きな店のもめ事を後腐れなく始末するのが仕事。
     殺しはなるだけしないのがモットー。
     仲間の始末屋が女に殺されたことから、彼らは自分たちがねらわれていることを知る。

     この手の作品は料理を美味しそうに書かなきゃいけ...続きを読む
  • 京洛斬鬼 介錯人・野晒唐十郎〈番外編〉
    第十六弾
    番外編となっている。今後、幕末・京での噺になるのか?
    咲とのコンビで進むのか!
    前巻の続きのようであるが、全く関係ない
  • はぐれ長屋の用心棒 : 19 秘剣霞颪
    第十九弾
    登場人物は変わらず、お吟との仲も進展なし。
    長さも適当であり、マンネリのパターンはあるが、まだ読み続ける意思は変わらず
  • 浮雲十四郎斬日記 : 1 金尽剣法
    浮雲十四郎斬日記の最初か?
    登場人物の繋がりは分かりやすい
    用心棒家業のいきさつも分かり、読みやすい
    話も作者に多いパターン。敵味方ある程度の人数が揃っており、面白い
  • 獄門首(ごくもんくび)
    前の作品が「遺作」だったのですが
    これもそうです・・・半村良
    巨星でしたね
    石の血脈・嘘部シリーズ・妖星伝・あまやどりシリーズ

    なつかしい・・・

    この作品はタイトルのようになる?
    主人公「余助」の成長&ピカレスクロマンです
    途中で終了しているのですが・・・それでも面白い!

    残念です ><。。
  • からくり小僧 波之助推理日記
    結構好きだなぁ、うん。個人的な勉強に役立ちました。からくり小僧には是非ともまた活躍していただきたいです。
  • さむらい 青雲の剣
    幼い主人公の父が切腹することからストーリーが始まる。遺言の「さむらいらしく生きろ」を唯一の拠りどころとして貧しい生活の中誇りを失わずに成長していく。
    長じて父の名誉を回復するまでが丁寧に描かれている。
  • 鬼を斬る 山田浅右衛門涅槃斬り〈新装版〉

    鬼を切る

    題名から想像していた内容ではなく、死刑執行人の胸中が主題であった。代々世襲する役目の難しさ、人の命を奪う恐ろしさが表現されていた。
  • お京危うし 鶴亀横丁の風来坊
    わりとすらすら読めたけど、タイトルの「お京」がほとんど出てこない。
    さらに、戦いの刀の切筋の説明がやたらと多い気がした。そういう作者なのかな?
    臨場感を求めすぎかも・・・読みなれない感じだったので違和感があった。
  • 流想十郎蝴蝶剣

    面白いです。

    ストーリーも登場人物も面白かったです。流想十郎が絶対に死なないので安心して読めますが、やたらに人が切られて血がほとばしったり首が転がって死ぬのが今一つでした。たぶん続編は読まないと思います。
  • 眠り首 介錯人・野晒唐十郎〈十四〉

    眠り首

    冒頭、惨殺した者に指をあてたとのかきだしからの、その目的への展開が意表をつかれた。敵方に引き込まれかける者への対応も興味深い。
  • 必殺剣虎伏 介錯人・野晒唐十郎〈十三〉
     鳥羽亮「必殺剣虎伏」、介錯人・野晒唐十郎シリーズ№13、2007.6発行。唐十郎と咲、持ちつ持たれつ、相思相愛、いい感じです。
  • 死化粧 介錯人・野晒唐十郎〈十二〉
     鳥羽亮「死化粧」、介錯人・野晒唐十郎シリーズ№12、長編時代小説、2006.7発行。助造20歳が、陸奥高桑藩を脱藩した島田彦次郎という若い武士を討手から助けたことから物語がスタート。脱藩側の依頼を受けた唐十郎、弥次郎たちは青白い顔に化粧を施した剣客石神喬四郎と戦うことに。
  • 怨刀 鬼切丸 介錯人・野晒唐十郎〈十〉
     鳥羽亮「怨刀鬼切丸」、介錯人・野晒唐十郎シリーズ№10、長編時代小説、2011.6発行。咲の父で伊賀者の頭目、相良と猿の次郎が伊納の刃に。唐十郎と咲は相良の敵討ちを。
  • 鬼哭 霞飛燕 介錯人・野晒唐十郎〈九〉
     刀の鑑定、試刀、介錯、敵討ちの助勢などを生業とする野晒唐十郎の物語。鳥羽亮「鬼哭霞飛燕(きこく かすみひえん)」、シリーズ№9、2011.6発行。燕は玄鳥ともいい、黒い鳥という意味ですね。
  • 妖剣 おぼろ返し 介錯人・野晒唐十郎〈八〉
     文庫書下ろしという新しいスタイルが時代物を流行らせる要因になったようです。その牽引車的役割を担ってきたのが鳥羽亮さんとか。「妖剣 おぼろ返し」、介錯人・野晒唐十郎シリーズ№8、2011.6発行。