遠野春日のレビュー一覧
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ネタバレ2001年に刊行されたノベルズが文庫になった新装版。書き下ろしSSつき。
月夜の晩に一目惚れし、いつしか恋人になったホストな美青年は謎めいていた。
彼の正体は一体?というお話。
BLファンタジー感満載で、さすが遠野さんだけあって、
作中引っかかることなく最後まで楽しく読んだけど、クライマックスシーンが(滝汗)。
今読むと攻が格好いいと思えず、アホにしか思えん。
いくら正体を分らせるためとはいえ、一探偵にしかすぎないのに。やりすぎだろうと。
でも引越しうんぬんからするに、意外とバカップルでお似合いなのかも(笑)。
書き下ろしは、元同居人の想い人が分るSS。
そういうことだったのねと腑に落ちるものの、何で8年間も好きじゃない相手と
続いてたんだよー許してたんだよーとふつふつと不可解さが湧き起ってくる。
SSじゃなくきっちり描いていただきたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ次期組長と目されながらも、内部抗争で組を追われた元極道の若頭――。
重傷を負い、行き場を失くした男・海棠を秘書に拾ったのは、青年実業家の真柴だった。
実は真柴は、海棠が若頭を務めていた組の組長の愛人として、生活していたことが一時期あった。
そんな時も冷静に、日ごと真柴が淫らに抱かれるのを黙って見、そして後処理を厭うことなくしてくれたのが海棠だった。
真柴は海棠には「きっと軽蔑されているに違いない」と思いながらも、組長から暇を告げられる際に、「いつか必ず海棠を手に入れる」と誓った気持ちのまま、海棠を自分に縛り付けていた。
海棠は、「体の相手をしろ」という真柴の命にも、顔色一つ変えることなく、真柴を抱いてみせる。
けれど、淡々と抱いているはずの海棠であたtが、なぜかその行為はいつも激しくて――
という話。
真柴は、元々組長の愛人として連れてこられ、いろいろなことを仕込まれたけど、最後には多額のお金と、月々与えられた手当を少しも使わずに残してあったために、それを元手に消費者金融を立ち上げる。
それは順風満帆に進むのだが、海棠を追いやったはずの現在の組長・赤目が、思ったように組の再編がうまくいかずに再び海棠を取り戻そうとし始めたことから、崩れ始める。
真柴は海棠を取られまいと、あちらこちら画策するけれど、最後には敵に捕まってしまって――とまぁ、そんな感じです。
登場人物の人間関係はとってもよかったと思います。
ただ、いかんせん、真柴が海棠を守るために立てた計画がお粗末過ぎる。
何でこれでここまでうまくいくのかわからないけれど、最後の最後まで一応、まあまあまともに進んでたんだよね……?
指切り落とされそうになったりしてるけど――
こんな不確定要素の高い「計画」は、「計画」とは言わないような気がするんですけど――
いささか、この消費者金融でちゃんと社長業やれてるのかどうか、真柴が不安になってきたよ……。
まぁ、そんなことは気になりながらも。
知ってて言わない海棠の意地の悪さもあったりで、なかなかに面白かったです――が。
もうちょっと真柴は切れ者になるか、ちょっと抜けてる人になるのか、はっきりした方がよかったかなー……とちょっとだけ思います。 -
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攻め:須藤斎
受け:綿貫充彦
ゲイの充彦は課長である須藤を心密かに思っている。ある日社外で会った事でプライベートでも会うようになり、須藤はただ自分を部下として可愛がっているだけだと思っていてもつい期待しそうになり…。
あとがきで「感情の流れを少しずつ追いかけてい」く恋愛が書きたかったと遠野先生が言われているとおり、纏まるまで焦れました。
変な女の部下に攻めが迫られ変な噂にまでなって、二人の感情よりそっちが最初は花が大きかった。そして打ち明けたものの、須藤は充彦をそんな目では見られず今までの友人としての関係すら無くなって。
しかも後半三分の二も過ぎた頃に新たに受けを好きになるキャラが登場したり、ちょっとどうなのかなと思いました。
充彦は控えめなのか大胆なのかよく分からない。嫌われないようにと思っていながら告白したり、これ以上嫌われたくないと思っていながら、いきなりキスしてみたり。
須藤にしてみれば、当て馬が現れた事が自分の気持ちを知ったきっかけにはなったと思うけれど、当て馬出現にはちょっと唐突さを感じました。
それと竹本が充彦の気持ちを知って去っていくなんて、展開が都合が良すぎたのがどうかなと思いました。
まあ、でも遠野先生らしかったかな。 -
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ネタバレ航空機開発のエリート・添嶋がある日、映画館で一目ぼれしたのは、白皙の美貌の青年・瑞原。
走り出した子供を追いかけた母親に瑞原がぶつかられ、添嶋の洋服にジュースをかける、というハプニングが起こり、一緒に喫茶店でお茶をする機会を得た添嶋。
連絡先を聞き、そのまま分かれたが、数日後の空港で、まさかの再会を果たす。
瑞原は、なんと国際線のパイロットだったのだ。
征服に隠された禁欲的な物腰に、さらに征服欲を刺激された添嶋。
飛行シュミレータの実験を口実に、瑞原を職場に呼び出すと、その運転技術に、惚れ惚れとしてしまう。
一方の瑞原も、添嶋に漂う微妙な引き際を知っているオーラに、悪からぬ感情を抱いていて……
という話でした。
正しいのかどうかはわからないですが、かなり飛行機のこととかも詳しく書いてあって、読み応えは◎。
そんでもって、素直じゃない……というか、人とうまく関わろうとしてこなかった瑞原が少しずつ、添嶋に距離を詰めていくのはとてもいい雰囲気で、それも面白かったです。
人に慣れない動物が、ちょっとずつ距離を詰めていくのに似ているかもしれません。
一方の添嶋も、そんな瑞原に夢中で。
しっかり「好きだ」とアプローチをしながらも引くところは引く、というのをわきまえているのは、さすが、年の功だよなー……と思ったり。
大人の男が、人馴れしてない受けをかわいがる話が好きな方にはオススメです。 -
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奈良さんのイラストカード目当でコミコミで購入した本。短編集新装版。表題作カプ書き下ろしあり。「千分の一の確率」と「グリーン・グラス」が攻視点で書かれてるのが個人的に嬉しい♪表題作カプ、同時収録作カプ、共にツン猫受で、表題作受は気性が荒く、同時収録の受は一途で意固地。表題作は傲慢攻が受を落とすのに手こずり、攻本人もそれを面白がってるようで楽しい。同時収録作は元同級生の二人。お互いに想いあっているのに双方素直になれず取引めいたHをするだけという拗れた関係がもどかしく切ない。個人的には同時収録の方が萌えた♪2作がリンクしてたり、茅島氏&小泉、森下医師がチラッと登場したりミスティブルーが出てきたりと他作品とのリンクも楽しい。奈良さんの表紙絵にもリンクがw
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上司である須藤に密かに想いを寄せている綿貫。
須藤は既婚者で単身赴任している30歳で課長になった超エリート。容姿もスタイルも上等な男、だ。
大阪に妻を残し本社に勤務している彼は女子社員からも熱い視線が集まっている。
会社で須藤に会える、言葉を交わせるだけで嬉しいと感じていた綿貫だった。
小峰という狙った獲物は絶対落とすと豪語する女子社員が盛んに須藤にアプローチを掛けるが知ってか知らずか須藤は気に留めていない。
そういう綿貫も女子達の間では「綺麗すぎて近寄りがたい」とか「観賞用の男」とか言われているのだが。
そんな綿貫が小峰に言いよられて困っている須藤を助けた事から二人の距離は縮まっていくのですが。。。
全体的にお話がぬるい様な、これと言って心に残る内容が思い出せませんでした。
麻々原さんの絵が麗しくて何より、でした☆ -
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『華麗なるフライト』と同じ航空会社のパイロット達の話
「テイク・オフ」
攻め:パイロット・北河原泰彦
受け:・フリーライター桃園頼人
ゲイの北河原は大学時代の先輩であり自分の従姉妹の夫・岡部から会わせたい人物がいると連絡をもらい頼人と知り合うが、岡部が北河原をダシに頼人を口説こうとしているのをみて従姉妹の事を考え不愉快になる。従姉妹から泣きつかれたこともあり頼人を岡部から引き離すべく「自分と付き合おう」と言う。
勘違いから始まった関係ですが、攻め、受け両方の相手に対する踏み込みの浅さの為におろおろする話、かな。受け視線でも描いてあるので読む方は二人の気持ちがお互いにあるのは分かっている。
どのように勘違いを修正して落ち着くのかと思っていたら北河原の操縦する乗り継ぎ便でのアクシデントだった。トランジットの間にお互いの気持ちを伝えあって帰国後会う約束をしただけで終わってしまい残念。
書き下ろしでその後の二人が来るかと思えば違うカプが出ちゃうし。
これは1冊1カプでじっくり書いて欲しかったというのが本音。
書き下ろし「管制塔の貴公子」
攻め:パイロット・松嶋祥司
受け:管制官・周防尚通
美貌の管制官・尚通は義理で出席した同僚の結婚披露パーティーで「会ってみたかった」と軽薄に声をかけてきた松嶋にしつこく口説かれ…。
受けの尚通のツンさが半端なくて良かった。こういうツンにはかなり強引な攻めじゃないとダメよね。
こちらのカプもじっくり読みたかった。
この続編希望。 -
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英国貴族×日本人大学院生
主人公は夏休みを利用して親友とイギリスに旅行に出かけます。
研究しているステンドグラスを見るために別行動をとっている最中、一人の英国紳士が「一般に公開していないものをみせてあげよう」と近づいてきます。
一目見て気に入ったから手をだしたら、まんまとメロメロになっちゃったよという話(笑)
なんだこのハーレクインBLって思うぐらい、面白かったです。
甘いーー!!
親友は完全にあて馬になっちゃったし。
こんな英国貴族や、素直すぎる青年がいるわけもねぇよと思いながら、BLはファンタジーだからよいのだ、と納得する作品です。 -
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「茅島氏の優雅な生活」のスピンオフです。
月に一度大学病院から茅島氏のお屋敷に定期検診をしに来る大学病院内科医の高倉聖司のお話です。
クオーターで庶子腹の美貌の聖司と高倉総合病院の医院長である義理の兄、義明との異常な関係や聖司を使って仕事を取ったりと暗い内容ではありましたが、聖司を愛している事を聖司を拒否した後に気が付いて悩む森下友臣との関係が良い方へ向かって安心しました。
とは言え、茅島氏シリーズ程胸に迫らなかったのは何故でしょうか?
途中もどかしさを覚えたりしましたので、もう少し二人の絆を深く読みたかったです。
義兄の捻れた執着愛は素敵でした☆愛と憎しみは裏腹なのですね〜
絵も、茅島氏シリーズと同じ日高ショーコさんにして頂きたかった。それもなんとなくお話に違和感を感じた要因ではあります。