吉永南央のレビュー一覧

  • キッズタクシー

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    女性のタクシードライバーが主人公。章ごとに、視点がかわるので、気をつけてないと、とんだところにいってしまう。この作家さんの十八番だろうか。相変わらずの辛口なのだが、女性っぽいどろっとした嫌味がないので、好きだな~~。

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    2015年07月16日
  • その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ

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    シリーズ2作目
    後半スケールが大きくなっていたからどう納めるか、ハラハラした。
    が、案外あっさり納まって
    あら?な感じ。

    今後のお草さんの活躍を期待します。

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    2015年06月13日
  • その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ

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    杉浦草の紅雲町珈琲屋こよみシリーズの第2作。
    ライバル店つづらが登場。姑息な手段を使うつづらを横目に、内心は穏やかでない草さん。独自のやり方で丁寧かつ客に寄り添った行動をとり、さまざまな人の信頼を得て行く。
    何と言っても70才を超えたヒロインの行動力と情の深さが、とても魅力的で、楽しい。そして時折見せる老いの寂しさに哀愁を感じる。

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    2015年05月31日
  • その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ

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    シリーズ2作目。

    わたしは、1作目のほうが好きでした。
    素人探偵のようなおばあちゃんが、おばあちゃんであることを活かして謎を解き、人助けをしていくというかんじで、とても読みやすく読後に清々しい気分になれました。

    今作もお草さんキャラクターは好きだし、何より小蔵屋の雰囲気にはとても惹かれます。本当にあったら行ってみたい!
    でも、途中から前作にあった謎解きものの読みやすさがなくなってしまったようにかんじました。他人の親子関係を自分の子供への思いに重ねていくみたいでしたが、その辺から急に重さがでてきてしまって。
    最後があまりすっきり終わらなかったので、3作目にどうつながるのか、次回作も読んでみた

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    2015年05月19日
  • エール!(3)

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    働く女性をテーマにした短編集、全6編。

    ・原田マハ「ヴィーナスの誕生」
    →美術品輸送・展示スタッフ。元美大生。
    ・日明恩「心晴日和」
    →災害緊急情報センター通信員。
    消防士として現場でホースを握りたかったのに、119の電話を受け付ける係に任命され、内心不服だったのだが……。
    ・森谷明子「ラブ・ミーテンダー」
    →未婚ベビーシッター。かつては、体操選手としてオリンピックを目指す中学生だった
    ・山本幸久「クール」
    →89歳、ひなびた田舎でひとり働く農家。
    ・吉永南央「シンプル・マインド」
    →イベント会社契約社員。40代未婚。元バンドの人気者
    ・伊坂幸太郎「彗星さんたち」
    →新幹線清掃スタッフ。内気

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    2014年10月22日
  • 名もなき花の 紅雲町珈琲屋こよみ

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    やっぱり、お草さんいいな。
    ただ優しいだけの老人ではなく、嫌な事は嫌と言うし、気になる事は自分の目で確かめるフットワークの良さ。こんな風に歳を重ねたい。

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    2014年10月14日
  • 名もなき花の 紅雲町珈琲屋こよみ

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    1冊目が一番小説としては面白いけど
    この世界に浸って一緒にコーヒーを飲みたい、
    そういう人がこの3冊目を手に取るんだろうね。
    「粋」という感じがぴったりくる、主人公。

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    2014年10月11日
  • エール!(3)

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    短編だから仕方ないですが、思ったより一つ一つの内容が薄かったです。特に原田マハさんの「ヴィーナスの誕生」は、簡単なお仕事紹介のようでまったく心に響きませんでした。マハさんだから面白いはず!と期待し過ぎたのかも。「クール」は純粋なお仕事小説ではないけれど、ゑいさんの人柄がクールで良かったです。伊坂さんの「彗星さんたち」は、他の作品の内容を取り入れているところが上手いですね。

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    2015年01月06日
  • 名もなき花の 紅雲町珈琲屋こよみ

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    小蔵屋お営むお草さんシリーズ第三弾。
    短編連作ではなく、今回は長編。
    新聞記者の萩尾、彼の学生時代の恩師、その娘がある疑惑に関わっていて、そのせいで彼らの時間が止まったように進まなくなっている。
    お草さんは特に若い二人の時間を動かすきっかけになろうと奮闘する。
    若干お節介かと思われる彼女の行動は、昔の自分と重なり後悔して欲しくないという年配者の考えからだが、それによって悩みながら行動する彼女の様子が、過去に後悔を残している人から見るととても感情移入できると思う。
    その様子をくどくなく、淡白すぎずに書かれていて読みやすく、共感しやすい。
    萩尾の成長記とも読める。

    ミステリというより、日常のヒュ

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    2014年09月27日
  • エール!(3)

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    「何番目くらいだといいんでしょうか」
    「千番目くらい?」

    わたしにこの切り返しはできない。
    でも、それくらいがちょうどいい。
    わたしが一番大変、わたしだけが大変、と思うのは簡単だから選びたくなるけどね。

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    2014年09月22日
  • その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ

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    前作で親友は引越ししていってしまったと書かれていたが、今作にはまた普通に登場しているのが謎。
    一話完結なので、文庫に編集された順番が違うのだろうか?
    前作では地域の日常の不思議を解いていく話がほとんどだったが、今作からは主人公の過去もだいぶ出て来て、それに絡んだ人物や話が展開されていく。
    少しずつ濃くなって来た感じ。

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    2014年09月14日
  • その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ

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    お草さんシリーズ第二弾!!

    パワフルなおばあちゃんだけど、
    見ていて危なっかしくてはらはらします(笑)

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    2014年08月16日
  • 名もなき花の 紅雲町珈琲屋こよみ

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    2作目を飛ばしてこっちを先に読んでしまいました。由紀乃さんがなぜか紅雲町にいて謎。前作で戻ってきた?あと、1作目より全体の雰囲気が暗くなってます。私にはいまいちなので、このシリーズはこれで読まないと思います。

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    2014年10月06日
  • 萩を揺らす雨 紅雲町珈琲屋こよみ

    Posted by 読むコレ

    購入済み

    事前に小耳に挟んでいた情報によればオール讀物推理小説新人賞作とか。
    確かに一話目はその様な雰囲気もありましたが、全体的には概ね装丁から受ける印象を損なわない、珈琲屋と主人公のお草さんに纏わる人達との人情物語といった趣でした。
    76歳と高齢でありながら若々しい感性と好奇心を持つお草さんは現代社会に在っても堂々とした振る舞いで、年輪を感じさせる余裕でもって若者達をいなしていく姿が見所でしょうか。
    短編が故か話を急いでご都合主義的な展開が多い様にも見えなくもないですが、否、これが年の功という奴です。
    御見逸れしました。

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    2014年06月10日
  • ランタン灯る窓辺で アパートメント・ストーリーズ

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    日本人と結婚して日本に暮していた祖母の死をきっかけに、祖母が大家をしていた国際色豊かなアパートの大家になった主人公瑞輝。ちょっとミステリアスで国際色豊かなアパート・ランタン荘の住人たちとの連作短編集。

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    2013年07月09日
  • 誘う森

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    やりきれない。
    どんどん明るみになる妻の罪。
    自分の知らない妻の過去。
    積もりに積もった罪が最悪の結末に繋がる。
    死ぬことでしか解放されなくなる前にもっと別の選択肢があっただろうに、と残念に思う。
    残された旦那さんはかわいそうだが、最後の最後で奥さんは自由をもらったんだろうか。

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    2013年01月20日
  • 誘う森

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    ネタバレ

    本格的ミステリというか、細い細い糸を少しずつたぐり寄せて
    静かにそ〜っと謎が解けていき、その結末は哀しいのです
    深い海の底を、ひとりであてもなく静かに歩き続けている
    そんなイメージでずっと読み続けました
    暗いけれど、救いもないけれども、
    この小説が与えてくれる空気感がわたしは好きです

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    2012年02月18日
  • 萩を揺らす雨 紅雲町珈琲屋こよみ

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    連作短編集は私が好きな分野なんだけど、なんだか読むのに時間がかかったなぁ。
    時間がのんびり流れていく感じがして、思い返してみてもいいお話だと思うんだけど。
    なんでだろう?

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    2019年05月27日
  • 萩を揺らす雨 紅雲町珈琲屋こよみ

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    ネタバレ

    和製マープル?いえいえ、もっとアクティブです。
    最初は北森鴻さんの「香菜里屋」シリーズ系かなと思ってたら、あっちへ行ったりこっちへ行ったり、空き巣とまで渡り合っちゃったり、キリッと素敵な草おばあちゃんでした。
    シビアな話題も真っ直ぐ描かれていて、好感が持てました。続編が楽しみ。

    解説に海の上のカムデンシリーズの話題が出てきて嬉しかった~。
    そちらも元気なおばあちゃんずの素人探偵物です。

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    2025年05月28日
  • 名もなき花の 紅雲町珈琲屋こよみ

    nao

    購入済み

    うーん

    長い。ある一つの出来事をだんだん明らかにしながら、解決の糸口を探しつつ話も進むのですが、何でこんなにひっぱるのかわからない。現実にはこの様に物事はなかなか進まないのでしょうが、この話、いつまで続けるの?とゲンナリした。お草さんの料理が美味しそうなところ以外は別に面白くなかった。
    一番最初の本が一番面白かったし、何度も読み返しているが、後の二冊は期待はずれでした。ガッカリ。

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    2014年09月14日