加藤俊徳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とっても面白かった。著者は『脳の強化書』を書いた脳科学者。
高学歴者の脳をMRIで見ると、記憶系・思考系の脳番地の発達が著しすぎる反動で感情系・運動系脳番地の発達が未熟になるため、人付き合いがうまくいかない。知力を鍛えることが悪いのではなく、知力「だけ」を鍛えるのはよくない。
勉強に限らず、どの職業でも常に脳の同じ部分しか使わないと、脳のバランスが悪くなる。脳は自分の苦手分野を鍛えるのを嫌がり、得意分野で全てを補おうとしてしまう。普段やらないことや苦手なことに敢えて取り組むことで、脳の老化を防ぎ、人として常に成長し続けられるという。
今まで苦手なことや嫌なことを極力避けがちだったが、敢えてチャレンジしてみようと思った。 -
Posted by ブクログ
■知識を得たいという願望は誰の脳にもあるが,実際に知識を得るための行動力は知識欲による動機付けの強弱によって決まる。
■前頭葉にある思考系の脳番地はこの動機付けを強める。そして知識を求め,手に入れるという過程を繰り返すことで,この部分が大いに発達していくが,太く成長し過ぎると入力と出力のアンバランスが起きる。
■前頭葉以外にある情報入力(視覚系,聴覚系,理解系,記憶系)の脳番地と。前頭葉にある自己主張の脳番地の不均衡により,「理解したい」よりも「主張したい」が強くなると自己愛過剰の状態になる確率が高くなる。
■頭がいいのに反省の仕方が分からない
■反省とは,自分の行いを振り返って考えること。この働きは脳の感情系と理解系の脳番地が司る。
・周りの人がどう思っているかという意識
・自分がどうしたいのか自分で自分を顧みるという意識
■左の扁桃体とその周囲は自己愛や自己分析,特に自己分析に関係し感情的な面から自己評価をしていると考えられる
■右の扁桃体は他人が自分をどう考えているかを理解するための非言語情報を受け取り客観的な自己評価を司る。
■反省の仕方が分からない人は,多くの場合,左右両方の扁桃体が弱いと言える。
■左の扁桃体が発達して自己分析に優れた人は,孤独感が強かったり,社会的に孤立しやすかったりする反面,右の扁桃体の能力不足を補って大過なく人生を過ごせる
■右の扁桃体だけが優れている人は,自己認識が不安定なため,思想や宗教など他人が決めた事柄への依存度が高くなったりする。多くの場合未発達な左の扁桃体を補うことに苦労する。
■最も難しいパターンは対人関係を想定することができない人。こうした人は自分と他者との距離感を保つことができないため,自分の立ち位置を言語化・文章化することができない。
■脳は眼前の状況に対して得意な脳番地で乗り切ろうとし,苦手な脳番地で対処するのを避けようとする。
■駄々をこねて我儘を通そうとする人の脳は他者理解の能力が不足している。
■脳は自分が一番強いところに依存して価値を決める。
■育っていない脳番地を使うと不安を感じ怒り出す
■整理が苦手であることと罪悪感が希薄でることには関係がある。
・言葉や物事を並べ替える
・整理整頓とはものに限ったことではなく,感情などの形にならないものにも及ぶ
■高偏差値の人は事実を突きつけられると弱い
■記憶系の脳番地に偏った鍛え方をしていると,元来,動き回ることで知識を獲得していたのに,その時間を無駄と考えて省くになるため,運動系の脳番地が発達しない。運動系の後には感情系と繋がる感覚系の脳番地があるが,高学歴・高偏差値の人にはこの脳番地が未熟な例が多い。
■感受性が鋭いから潔癖症になるのではなく感覚のインプットが発達していないから綺麗なのか汚れているのか区別がつかず不安になる。
■脳は分からないことや目新しいものに対し敏感に反応する。
■強い脳番地を生むために影となる弱い脳番地ができるのは避けられない。高偏差値を生み出すには弱いところを作らざるを得ない。
■習慣化した作業を続けると,次第に脳への刺激がなくなる。能力を高めるための生活習慣の構築が逆に能力を高めることを邪魔する。
■「脱自動化」
■苦手なことに取り組んで能を個性化する
■サヴァン症候群
■天才ほど脳がいびつ
■日本人は歴史的,文化的背景から,かなり同調圧力が高い。
■重心の移動により脳の頭頂葉がかなり鍛えられる
■二足歩行を使って仕事をしなくなると頭頂葉にある移動するために使われる脳番地が鍛えられなくなる。
■自分の脳が苦手とする分野に挑んでいく必要がある。
■脳は苦手なことを避けることに長けているが,それに挑み,自己修正する脳こそがその先に進むことができる。 -
Posted by ブクログ
日々の生活や仕事のなかですぐに使える脳の鍛え方や良い習慣を解説した一冊。
脳番地(機能別領域)の成長と強み、各々の使い方や鍛え方を実生活に落とし込んで紹介しています。
集中力・記憶力の向上から、メンタルケア、人間関係、脳を若々しく保つ生活習慣など、内容の幅は広いです。
脳はいくつになっても鍛えられる臓器であり使えば使うほど神経細胞のネットワークが広がるため、年齢に関係なく脳は成長・活性化するという記述に希望を持てました。
日々の行動を少しだけ改善するだけで脳の効率を上げることができることも嬉しいですね。
理論だけでなく実践を重視している大衆向けの資料です。 -
Posted by ブクログ
息子が左利きなので、タイトルに惹かれて読んでみました。
右利きは言語処理のほとんどを左脳で処理するのに対して、左利きは右脳で捉えたイメージを左脳で言葉にするためアウトプットに時間がかかります。
左利きの人は、9割の右利きの人優位に作られた社会の中でなにかと不便や苦労を味わっているのだなと知りました。
しかし、その不便さが両脳を効果的に交ぜて使う左利き特有の考え方につながっており、その特徴を踏まえて脳力開発していくと多くの右利きとは違う成果が出せると感じました。
ひらめき、直感、イメージ、並列思考、独創性、ワンクッション思考などの左利きに割合が多い右脳の特性と、論理、言語、直列思考、推論、計算などの左脳の特性を踏まえて、右利き、左利きどちらも脳を上手く使うトレーニングをしたらいいと思います。