平山瑞穂のレビュー一覧

  • エール!(1)

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    仕事頑張ろうって思える本。短編集だけど、他の話のキーワードがちらほら出てきて微妙にリンクしているのがいい。

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    2014年08月22日
  • あの日の僕らにさよなら

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    “昔の恋人に電話したくなる本No.1”


    との謳い文句に一目惚れして即購入。
    希望のある終わり方で安心。

    確かに昔の恋人が気になる話でした。
    電話はしてないけど。ラインはしてしまった。
    そんな一冊です。

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    2014年08月20日
  • 株式会社ハピネス計画

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    ネタバレ

    友人に薦められた一冊。人生のどん底だった男がとある会社を紹介してもらいそこに関わることで起きる事件によって男が得る幸せとは何か。

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    2014年07月15日
  • エール!(1)

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    ネタバレ

    職業物のアンソロジー、全6編。収録作品は全て書き下ろし
    独身女性が、仕事に悩みながらも前進していく話。
    読むまで、順風満帆のまま暮らしているの話を連想していたが、ゆずこしょうの効いた物語で一喜一憂しながら読めた。
    (窮状認識+報告連絡相談)×努力×忍耐=成長or成果

    ・大崎梢「ウェイク・アップ」→元売れっ子漫画家
    ・平山瑞穂「六畳ひと間のLA」→通信講座の英語講師
    ・青井夏海「金環日食を見よう」市営プラネタリウム解説員
    ・小路幸也「イッツ・ア・スモール・ワールド」→ディスプレイデザイナー
    ・碧野圭「わずか四分間の輝き」→スケート専門のスポーツ記者
    ・近藤史恵「終わった恋とジェット・ラグ」→団

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    2014年06月06日
  • 僕の心の埋まらない空洞

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    ネタバレ

    初めて手に取った作家さんの本。
    読んでる途中これを女性作家さんが書いたのは凄いなと感心してしまったけど、読み終えて調べたら男性でした。
    やはり、男性でないと書けないような内容だなと思います。
    浮気、不倫、ストーカーをし、果てに殺人まで犯してしまった被疑者の男の供述と、それを聞く検事。
    被疑者の男の身勝手な考え方、偏執的な語り口による自己正当化が不愉快だけど、引き込まれるものがありました。相手の女性はもっと取るべき態度があったようにも思いますが、被疑者目線だとこうなってしまうのかな。
    検事は栄転を控え、受け持ったこの被疑者の話に多少なり自分の過去を重ね、そして感化されていきます。
    男性には少なか

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    2014年01月14日
  • エール!(1)

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    ネタバレ

     働く女子への応援小説らしい。確かに少し元気が出るかも。みんな悩んでるんだなあって思うから。短編でどれもカラッとしているのもいいかも。

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    2014年01月13日
  • エール!(1)

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    「女性のお仕事小説」のアンソロジー。
    それぞれ実力がある作家さんが揃っているだけに、どの作品にも安定感があってハズレはありません。
    全編が文庫オリジナルの書き下ろしとのことですが、互いに少しだけ情報が共有されているのか、他編の主人公がほんの少しだけ、しかもボヤかした表現で登場するところも面白いです。
    一番良かったのは、やっぱり小路氏の「イッツ・ア・スモール・ワールド」かな。

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    2013年11月18日
  • マザー

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    他の皆さんのレビューを見ると、あまりパッとしない感想のようですが、自分は割と楽しめました。
    主人公がさして魅力的とは言えず、物語もSF的な要素が強いため、そのあたりを受け入れられないと自ずと評価が下がるのかもしれません。
    もっと救いのある結末が好きなので、積読しようとまでは思いませんが、終盤近くまで興味を持って読めたので、☆4つで。

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    2013年03月03日
  • 僕の心の埋まらない空洞

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    殺人犯の鳥越昇を取り調べている検事の荒城倫高.昇の自己撞着的な発言に何か共感を覚えて、しゃべらせるままにしている.倫高を取り巻く女性との関係が述べられているが、女性のお喋りのように結論がすっきりしないのがやや不満だ.

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    2013年02月17日
  • 忘れないと誓ったぼくがいた

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    タイトルに惹かれて読もうと思ったんですが、タイトル通り…せつない話です。

    高校最後の夏休みに出会った二人。
    出会った日に一目惚れをし、再会から恋が動き始める。


    …これだけなら普通の恋愛小説ですよね。

    普通じゃないこと、、


    彼女が<消えてしまう>運命にあること。


    <消える>日と消えない日を繰り返し、<消えている>間は人々の記憶からも消えている。
    そして徐々に<消える>日の間隔が長くなり、人々の記憶から完全に消えていく・・・。

    避けられない運命に向かって必死にもがく二人の切ない恋物語。

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    2012年09月22日
  • プロトコル

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    ネット通販会社で働く女の子が主人公のお仕事小説。
    こんなテーマの作品の場合、得てして「慣れない間は失敗ばかりして、時には大ピンチもあったけど、頑張って大きな仕事を達成しました」みたいな内容を想像しがちですが、本作品は良い意味で予想を裏切りました。
    主人公である”ちさと”の極端なストイックさ、理路整然としたところにすごく好感が持てる。事件そのものの進行や落とし処にはすっきりしない感じもするけれど、予定調和のお仕事小説よりもこの曖昧さがリアリティかな。

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    2012年06月17日
  • 3・15卒業闘争

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    僕らはいつからここにいるんだろう?一体いつになったら卒業できるのだろう?
    孫ぐらいに歳が離れた人々がクラスに同居する異形の学園。進級した記憶もなければ、卒業生を見た者も一人もいない。学校というシステム縛られた者たちがこの輪廻からの解脱を夢見て卒業を目指す!

    大人になっても初恋を忘れられない主人公が業を卒えて現実世界へと戻っていく話。
    短くまとめるとこんな感じですけど、すごく面白かったですw

    ところどころ『ラス・マンチャス通信』と似た雰囲気を感じたけど、最後はもっとすっきりしてますね。
    業を卒える(おえる)から卒業。卒業とは、未練を断ち切り過去から解放されることなのだ。

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    2012年05月26日
  • プロトコル

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    膨大な文字列の中から特定の法則性を見つけだす特異な能力を持つ半面、生真面目すぎて人間関係には不器用な有村ちさと。社内の派閥争いや個人情報漏洩事件に巻き込まれ、仕事や家族、恋人に翻弄されながら彼女が手に入れるものとは?コンピュータ間のデータ授受の約束事を示す用語「プロトコル」を、人間同士の関係へと昇華させて描くキャラ立ち系・neoお仕事小説。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    面白かった!
    最初英語の話から始まってちょっと、やだこれ小難しい感じなのかしら…って構えたけどそんなこたなかった!
    都合良いなぁと思うとこもあったけど、読み終わったあとこの先にワクワクする感じがある。

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    2012年05月02日
  • 3・15卒業闘争

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    ネタバレ

    この作家さんの本はこの他にマザーだけかな、読んだの。

    不思議な物語を書くよね。

    この小説は鍵括弧が一切なかった。

    全部地の文というわけじゃなくて、鍵括弧なしの会話文がある。

    特に不便とか読みづらさは感じなかったから、括弧がなくても気にならなかった。

    でもあった方がいいとは思った。

    あえてなくしたのは、小説のページ全体に物語と同じような不思議な世界をかもし出すための演出を施したのかなと。



    章の展開が同じパターンだった気がする。

    仲良しな人物ができる → 結果そいつに裏切られる。 みたいな。

    主人公、なんで同じ手に何度も引っかかるんだろう。

    違う人間だとしても、何度も裏切ら

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    2012年03月02日
  • 忘れないと誓ったぼくがいた

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    ネタバレ

    やるせなさと切なさが詰まった話。
    どんなに頑張っても、どんなに足掻いてもどうにもならないことがある。そんな事を思い知らされた結末。
    へたなハッピーエンドより僕は好きです。

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    2011年03月02日
  • プロトコル

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    主人公のちさとちゃんのキャラがかわいい。
    少し時系列がわかりづらいところはあるけど、全体的には面白かったです^^

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    2011年02月27日
  • プロトコル

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    こういう話が好きなんだと思う。主人公が理不尽な目にあっていろいろ苦労するけど、最後はハッピーエンド。主人公をツライ目にあわせる人達も実は悪い人じゃない・・・みたいな話。本当に悪い人なんていないって思えた方がいいし、泣いて終わるより笑ってエンディングを迎える方がいい。
    私にも主人公に似た(主人公程ではないが)偏執的な部分がなくもないので彼女の英語に対する性癖のようなこだわりに共感する部分もあったし、主人公自身の行動原理的なものをプロトコルとして表現しているところも妙にわかりやすかった。

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    2010年12月21日
  • ラス・マンチャス通信

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    ガルシア・マルケスのようだとか言われてたけど私はチュツオーラやカフカ(城)を思い浮かべた。

    日本ファンタジーノベル大賞は本当に外れがない!

    どれもファンタジーの枠にとらわれすぎていないし、ぎりぎりの線で現実と手を結んでいるような感覚を覚えてとても好きです。

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    2010年09月06日
  • 株式会社ハピネス計画

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    最近似たいような同窓生との再会があったのでストーリーには興味が持てた。
    描写表現も豊かで、最後のオチもちょっと強引だけど期待通りだったのでなかなかの作者だと感じた。
    他の作品も読んでみたい。

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    2010年08月25日
  • 忘れないと誓ったぼくがいた

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    泣けた。
    僕なら、タカシと同じ状況にあったら、ノートを見ても信じられないと思う。
    昔書いてみた小説のノートかな?とか思う。
    それで、「我ながら上手いじゃん!」とか思う。
    でも、映像もあるんだよね。
    それは、どう説明つけるかな・・・。

    ところで、
    もし、消えていく人に子供を産ませたら、その子供はどうなるのかな?とか下世話なことを考えました。ごめんなさい。

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    2010年03月08日