平山瑞穂のレビュー一覧
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恋愛小説というか青春小説というか、こういう本嫌いじゃない。というか好きですね。
先日読んだ「青い約束」でも感じたことだが、あのときにこうしておけば違った道に進んでいただろうと思うが、じゃあ、それってどっちがよかったのだろうか?
こんな事は博打と同じでやってみないとわからない。右に行ったばかりにこんなひどい目に遭ってしまったと嘆いても左に行っておればもっとひどい目に遭っていたかもしれない。ロールプレイングゲームのようにその時点からやり直しなんてできない。でも、人生って常に前向きしっかり見ていれば、きっとよくなる。そう信じて日々送っていかなければ・・・。
登場人物男女二人の出会いから11年後の再会までを描いている。最後の時点でまだ28歳。これから二人はどんな人生を歩んでいくのだろう。
この歳になって、あのときこうしていればどうなっていただろうか?と思う機会が多い。やっぱり現在の自分に後悔しているのだろうか? -
Posted by ブクログ
ネタバレ職業物のアンソロジー、全6編。収録作品は全て書き下ろし
独身女性が、仕事に悩みながらも前進していく話。
読むまで、順風満帆のまま暮らしているの話を連想していたが、ゆずこしょうの効いた物語で一喜一憂しながら読めた。
(窮状認識+報告連絡相談)×努力×忍耐=成長or成果
・大崎梢「ウェイク・アップ」→元売れっ子漫画家
・平山瑞穂「六畳ひと間のLA」→通信講座の英語講師
・青井夏海「金環日食を見よう」市営プラネタリウム解説員
・小路幸也「イッツ・ア・スモール・ワールド」→ディスプレイデザイナー
・碧野圭「わずか四分間の輝き」→スケート専門のスポーツ記者
・近藤史恵「終わった恋とジェット・ラグ」→団体旅行添乗員
良作揃いで、甲乙つけがたい。
・デザイナーである主人公の知人達は、すまし汁のような労りに満ちていた。
ささやかな仕事でも、細やかな努力を怠らなければ、周りは評価してくれる、という話。
・登場人物の発想が好みだったのは2012年の天体観測。
三人寄れば文殊の知恵、というのを具現化した物語。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ初めて手に取った作家さんの本。
読んでる途中これを女性作家さんが書いたのは凄いなと感心してしまったけど、読み終えて調べたら男性でした。
やはり、男性でないと書けないような内容だなと思います。
浮気、不倫、ストーカーをし、果てに殺人まで犯してしまった被疑者の男の供述と、それを聞く検事。
被疑者の男の身勝手な考え方、偏執的な語り口による自己正当化が不愉快だけど、引き込まれるものがありました。相手の女性はもっと取るべき態度があったようにも思いますが、被疑者目線だとこうなってしまうのかな。
検事は栄転を控え、受け持ったこの被疑者の話に多少なり自分の過去を重ね、そして感化されていきます。
男性には少なからずこういった感情があるものなのだろうか。
内容が内容だけに不快感や嫌悪感を感じる人も多いかもしれませんが、女性として心理状態が興味深かったです。 -
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僕らはいつからここにいるんだろう?一体いつになったら卒業できるのだろう?
孫ぐらいに歳が離れた人々がクラスに同居する異形の学園。進級した記憶もなければ、卒業生を見た者も一人もいない。学校というシステム縛られた者たちがこの輪廻からの解脱を夢見て卒業を目指す!
大人になっても初恋を忘れられない主人公が業を卒えて現実世界へと戻っていく話。
短くまとめるとこんな感じですけど、すごく面白かったですw
ところどころ『ラス・マンチャス通信』と似た雰囲気を感じたけど、最後はもっとすっきりしてますね。
業を卒える(おえる)から卒業。卒業とは、未練を断ち切り過去から解放されることなのだ。 -
Posted by ブクログ
膨大な文字列の中から特定の法則性を見つけだす特異な能力を持つ半面、生真面目すぎて人間関係には不器用な有村ちさと。社内の派閥争いや個人情報漏洩事件に巻き込まれ、仕事や家族、恋人に翻弄されながら彼女が手に入れるものとは?コンピュータ間のデータ授受の約束事を示す用語「プロトコル」を、人間同士の関係へと昇華させて描くキャラ立ち系・neoお仕事小説。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
面白かった!
最初英語の話から始まってちょっと、やだこれ小難しい感じなのかしら…って構えたけどそんなこたなかった!
都合良いなぁと思うとこもあったけど、読み終わったあとこの先にワクワクする感じがある。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの作家さんの本はこの他にマザーだけかな、読んだの。
不思議な物語を書くよね。
この小説は鍵括弧が一切なかった。
全部地の文というわけじゃなくて、鍵括弧なしの会話文がある。
特に不便とか読みづらさは感じなかったから、括弧がなくても気にならなかった。
でもあった方がいいとは思った。
あえてなくしたのは、小説のページ全体に物語と同じような不思議な世界をかもし出すための演出を施したのかなと。
章の展開が同じパターンだった気がする。
仲良しな人物ができる → 結果そいつに裏切られる。 みたいな。
主人公、なんで同じ手に何度も引っかかるんだろう。
違う人間だとしても、何度も裏切られてたら普通なら人間不信に陥るはず。
なのに莫迦正直に新たな人物と仲良くする。
特別親しい友達がいない、は不信に陥らない理由にならないと思うけどな。
単純だなーこのひと。
それはさておき、何が原因で主人公はあの奇妙な世界で生活してたんだろう。
香坂先生、もっとヒント頂戴!
主人公が分かっても私は理解できてない。
涼子がなんだっていうんだろ。
もしかして恋焦がれた涼子の妄想ばっかりしてたからあんな意味不明な世界に連れて行かされたとか?
まともな世界では香坂先生は主人公の恋人か妻かだと思う。
それなら、その現状に飽きちゃって・・そういえば中学の頃すきだった涼子どうしてるかなーみたいにやっぱり妄想モードに入って・・じゃないよねorz
あの不思議な世界の人たち、みんな生身の人間だった。
だから死んだらそこで本当に命も終わっちゃうと思う。
・・つまり、現状がいかに素晴らしいことなのかを再認識させるためにあの世界があるのか?
なんかそう思えてきたw
涼子を消すってことは主人公の願望を打ち砕くってことだし。
そもそも主人公がどんな外見なのか知らんけど、アイドルみたいな容姿の24歳の高坂先生と両想いなんて30歳の主人公贅沢だと思うけど。
不満足とか飽きたとかなら許せんなー。
高坂先生の主人公への愛は強い。
愛の力が主人公を救ったってことでいいっか!
そーいえば涼子は主人公の記憶の中の通りの年齢で姿だったよね。
つまりあの世界にいた涼子は主人公にとって幻想だってことか。
ということはあの中学校に縛られてる他の生徒も中学時代に手に入らなかった何かの幻想を感じながら悶々と日々を過ごしてることになる。
主人公みたいに。
普通に生活してたら気づかないと思う。
高坂先生みたいな助っ人がいない限り、あの世界から脱出するなんて不可能に近い。
感想というか考えをまとめた風になったw
考えれば考えるほど分からなくなる。
そもそも答えはあるのか・・不思議な世界すぎる。