平山瑞穂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネット通販会社に務めるOLの有村ちさとは社内の派閥争いに巻き込まれ、間接的に景山という男をクビにしてしまう。その景山は有村を恨みに思い、彼女から会社の膨大な量の個人情報が流出するように画策する・・・
「ポンコツというのは、言い得て妙だ。その語自体が既に語彙として歴史的使命を終えつつあり、それ自体のありようによっていみじくも自らの"ポンコツ"性を明示している。」
表紙とタイトルでは何の話なのかさっぱりわからないですね。タイトルはともかく、何故表紙が馬なのかは結局解らず終いです。
社会人とはこういうモノなのかと思わされました。
非常に現代的な小説だと思います。 -
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Posted by ブクログ
どんどんと周りの人から忘れられ
フェードアウトしていく女の子と
記憶に留めようと必死になるぼく。
映像に残っても存在してた事が
誰かの記憶に残らなければ最初からいなかったことと
同じになってしまう怖さと切なさ。
ただでさえ物忘れが激しいわたしも
もしかしたらものすごく大切なだったことを
忘れて普通に生活してるんじゃないか
って思うと複雑な気持ちになる。
大好きだった顔も声も仕草も
その時は絶対に忘れないって思っても
時間がたってしまえば
人の記憶がいかに脆弱かがわかっちゃうね。
人ひとりが消えていっても世の中は
なんてこともなしに動いていて。
それでも彼