平山瑞穂のレビュー一覧

  • エール!(1)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回は坂木さんと拓未さん以外は知らない作家さんだったけどそれぞれに良かったなぁ。
    別の作家さんが書いてる話と少しだづつ繋がってるのか
    読んでて楽しい
    でもやっぱり坂木さんのジャグジー・トークが一番好きだった

    0
    2018年01月26日
  • 忘れないと誓ったぼくがいた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    存在が「消える」という不思議な現象が彼女の身に起きている。単に姿かたちが消えるだけでなく、彼女の記憶ごと世界から消え、忘れ去られてしまう。
    その運命を静かに受け入れようとする彼女と、そんな彼女と出会い、惹かれ、彼女を忘れないと誓う主人公の僕。
    非現実的な設定ですが、その現象がなぜ起こっているのかという理由や説明は全く必要性を感じません。
    死とは違うやりきれなさ。
    どんなに大切なことでも、どれだけ相手を想っても記憶は消えるという選択肢しかない。不条理な運命に抗う主人公の必死さがせつない。

    こうした現象がなくとも、大切で大事な記憶も時間が経つとどんどん曖昧になっていく。忘れたくない記憶、忘れてし

    0
    2017年08月16日
  • 遠すぎた輝き、今ここを照らす光

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    月刊誌記者として働く小坂井夏輝、31歳。取材先で中学の同級生・瀧光平と再会する。かつて周囲を見下していた瀧を夏輝は疎んじ、片や誰彼なく優しくする夏輝を瀧は偽善者と嫌っていた。だが次第に夏輝は瀧が抱える痛みを、瀧は夏輝の葛藤を知るようになる。過去を受け止め、前を向いて歩くために、二人はある行動に出る。逃げたくなる自分の背中をそっと押してくれる、優しい物語。

    なんだかんだ恋愛物が多い平山瑞穂、今回も恋愛物ではありますが毎度読ませてくれますね、今の所駄作は無いです。恋愛要素に至るまでの道筋はベタベタしておらずむしろ青年から大人に変わっていく年代の寄る辺なさ

    0
    2017年06月26日
  • エール!(1)

    Posted by ブクログ

    頑張る女性のお仕事小説アンソロジー。どの作品の主人公にも共感できて面白かった。仕事はしんどいことばかりだが、こういう、この仕事していてよかった!という一瞬のために頑張ってるんだよなと思う。男女平等といわれつつ、どうしても性別で制約をうけることもあるなか、まっすぐに仕事に取り組む女性は格好いい。

    0
    2017年04月24日
  • ラス・マンチャス通信

    Posted by ブクログ

    こいつは……、久々に……、

    病んでる文章に出会ってしまった。 ←褒めてる

    特に第一章「畳の兄」のパンチ力がスゴイ。
    二章くらいまではぞわぞわが止まらない。

    終盤、主人公が成長するにつれて
    行き場のない不安感は影をひそめますが
    不気味さは根底に流れ続けます。

    ぞわわ、ぞわわ(違)

    0
    2017年01月26日
  • エール!(1)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    働く女性が苦労するも、頑張る姿を描く短編集。
    それぞれの作家がそれぞれの職業を描きます。
    平山さんの通信教育の英語講師の話と
    近藤さんのツアコンの話が好きです。

    0
    2016年06月05日
  • エール!(1)

    Posted by ブクログ

    「お仕事小説アンソロジー」ですが、主人公は女性です。働く女性へのエール、なのでしょうか。
    自分の才能を頼みに仕事すること、プロフェッショナルとしての技術をもって臨むこと、女性だからといってできない仕事は少なくなったけれど、それでも女性だから悩んでしまうことや、心細い事が、正直あると思います。
    作中の彼女たちを知ることで、少しでも共感できれば、気持ちが楽になることがあるかもしれません。そして、明日も仕事頑張って!だから、絶望的なラストはありません。
    他の作品に、あの漫画家が登場したり、ちょっとしたお楽しみがあるのも嬉しい。

    0
    2016年04月29日
  • エール!(1)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    6人の人気作家が異なる職業を持つ女性をテーマに書いたアンソロジー。漫画家、通信講座の講師、プラネタリウム解説員、ディスプレイデザイナー、スポーツライター、ツアーコンダクター。
    この仕事にはこんな裏側があるのか、と素直に新鮮に感じて面白かったし、何より、働く女性として、「あー、わかる!」という部分がいくつもあった。ツアーコンダクターの小梅ちゃんのように、気持ちに蓋をしながら、ときには仕事しなきゃいけないことだってある。嫉妬することも。

    最後に、ちょっとした希望があるのがそれぞれ、とても良かったな。

    あとがきが素敵だったので、メモしておく。
    「好きで選んだ仕事なのに、やっぱり疲れるときもある。

    0
    2016年02月18日
  • 忘れないと誓ったぼくがいた

    Posted by ブクログ

    誰からも忘れられてしまう少女。その少女に恋しながらも脳から抜け落ちるように彼女に関する記憶が削除されていく。絶対に忘れないと抱きしめたはずなのにその瞬間に彼女はいない。次第に追い詰められていく彼は彼女が消えてしまう事を防ごうと足掻き苦しむのだが・・・。

    自分をいくら覚えて貰っても、次会った時にはすっぽりと忘れられてしまうとはなんとも辛い。世界で一人ぼっちと同じですもんね。知り合いがいないだけなら作ればいいけど、忘れられてしまうならば全くの無意味です。
    名作とは言わないけど面白い本でした。

    0
    2015年11月23日
  • ラス・マンチャス通信

    Posted by ブクログ

    文体、世界観と衝撃を受けた作品。ザ・マジックリアリズム。
    物語は「僕」の実家時代から始まって、家を出されどこかの町で仕事についたり施設に入ったりと舞台はぽんぽん変わるが、歪なおぞましい世界はどこまでも広がる。
    どこまでも救いようのない陰鬱で痛ましい世界だが、くせになってひきこまれる小説。

    0
    2015年10月18日
  • あの日の僕らにさよなら

    Posted by ブクログ

    コダーイを知っている人がいるなんて考えたこともなく、音楽やクラシックが織り込まれたとはいえマニアックなところがマッチしてしまいました。立教大学社会学部卒業といった経歴も惹かれました。

    0
    2015年08月30日
  • 忘れないと誓ったぼくがいた

    Posted by ブクログ

    私にとって今まで読んだことのない話でした。現実ではあり得ないけど、ふわふわ、透明感のある作品でした。主人公やあずさの心の動き、切なさが印象的。主人公のラストの選択もとても好きです。

    0
    2015年08月09日
  • 遠すぎた輝き、今ここを照らす光

    Posted by ブクログ

    不器用な女と男の不器用なラブロマンス。確かに展開は読めてしまうのですけど、逆に言えば安心して読めるわけで。こういうベタは嫌いじゃありません。

    0
    2015年07月03日
  • あの日の僕らにさよなら

    Posted by ブクログ

    誰しもの記憶の中には初恋の棚があって,それは何者にも浸食されることがなく輝き続けるものなのかなと思う.
    もうあの頃には戻れないんだよね(笑)
    以下あらすじ(背表紙より)
    桜川衛と都築祥子。共に17歳。互いに好意を抱きつつも、一歩踏み出せずにいた。ある夜、家族不在の桜川家を訪ねた祥子は偶然、衛の日記を目にする。綴られる愛情の重さにたじろいだ祥子。何も告げず逃げ帰り、その後一方的に衛を避け続け二人の関係は自然消滅に……。あれから11年。再会を果たした二人が出した答えとは――。交錯する運命を描く恋愛小説。『冥王星パーティ』改題。

    0
    2015年05月27日
  • エール!(1)

    Posted by ブクログ

    お仕事小説のアンソロジーシリーズ第一弾。特に良かったのは、『イッツ・ア・スモール・ワールド』かな。最後の『終わった恋とジェット・ラグ』はダイエットと英語の勉強はよく似ている…の冒頭分で通じるものがありストーリーも面白かった。第2弾も愉しみ。

    0
    2015年02月15日
  • 遠い夏、ぼくらは見ていた

    Posted by ブクログ

    記憶を辿る過程で、過去の自分の愚かさに気づいてしまうことは誰しもある思います。そうした時に何が救いになるのか、という話。
    ミステリというには人物描写に寄っていますが、無理なく読み進められて後味も軽やかです。

    0
    2015年01月04日
  • エール!(1)

    Posted by ブクログ

    碧野圭さんの作品が読みたくて借りた本なんだけど、どの著者の作品も良かった!働く人へのエール!ってことで色々な仕事が出てきて面白い☆シリーズ化してるようなので他のも読んでみようっと。

    0
    2014年12月27日
  • 遠い夏、ぼくらは見ていた

    Posted by ブクログ

    ラジオで取り上げられていて、読みたい! と思ったけど、題名忘れ、苦労して(笑)見つけた本です。
    ミステリーっちゃあ、ミステリーだけど、推理小説ではない。面白かったけど。

    0
    2014年11月20日
  • あの日の僕らにさよなら

    Posted by ブクログ

    恋愛小説というか青春小説というか、こういう本嫌いじゃない。というか好きですね。
    先日読んだ「青い約束」でも感じたことだが、あのときにこうしておけば違った道に進んでいただろうと思うが、じゃあ、それってどっちがよかったのだろうか?
    こんな事は博打と同じでやってみないとわからない。右に行ったばかりにこんなひどい目に遭ってしまったと嘆いても左に行っておればもっとひどい目に遭っていたかもしれない。ロールプレイングゲームのようにその時点からやり直しなんてできない。でも、人生って常に前向きしっかり見ていれば、きっとよくなる。そう信じて日々送っていかなければ・・・。
    登場人物男女二人の出会いから11年後の再会

    0
    2014年11月10日
  • エール!(1)

    Posted by ブクログ

    近藤史恵のラストが良すぎた。元カレ騒動がメインかと思いきや『そっちで締めたか~!』と。やられた。
    全体的に『エール!(3)』より好印象。次は(2)を読む。

    0
    2014年09月23日