【感想・ネタバレ】遠すぎた輝き、今ここを照らす光のレビュー

あらすじ

月刊誌記者として働く小坂井夏輝、31歳。取材先で中学の同級生・瀧光平と再会する。かつて周囲を見下していた瀧を夏輝は疎んじ、片や誰彼なく優しくする夏輝を瀧は偽善者と嫌っていた。だが次第に夏輝は瀧が抱える痛みを、瀧は夏輝の葛藤を知るようになる。過去を受け止め、前を向いて歩くために、二人はある行動に出る。逃げたくなる自分の背中をそっと押してくれる、優しい物語。

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Posted by ブクログ

いろいろと疲れていた時に出会った一冊。
帯のキャッチコピーに惹かれ購入。
心の奥にじんわりと染み込んでくるよう、とても優しい物語でした。

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2016年08月16日

Posted by ブクログ

大人になるとはどういうことか。
追いかけてきた夢はどこであきらめるのか。

同じ中学、同じクラスにいても全く相容れることのなかった2人の男子と女子。

いつも正しいことを言い、誰とでもうまくやっていくことができる女子生徒と、いつもひねくれていて、人を信じることができず、一人でいることを選んだ男子生徒

そんな性格の違うふたりの、人生をそれぞれに追いかけながらストーリーは進んでいく。「この子が大人になったらどんな人になるんだろう。」をまさに1冊に収めたような内容。しかも二人分。

「あの時こうしておけば、今はどうなっていたのだろう」子供でも大人でも、誰もが人生のあらゆる局面で感じる後悔にも似た思いに対する答えを、少し見つけることができたような気がする。

どのような人生を歩むのか、何が正解なのか、迷いと後悔ばかりの、そんな人生の深さを凝縮した一冊だと思う。

長い年月を経て、少しずつ近づくふたりの関係にも、爽やかなときめきを感じた。

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2016年03月23日

Posted by ブクログ

内容(「BOOK」データベースより)
月刊誌記者として働く小坂井夏輝、31歳。取材先で中学の同級生・瀧光平と再会する。かつて周囲を見下していた瀧を夏輝は疎んじ、片や誰彼なく優しくする夏輝を瀧は偽善者と嫌っていた。だが次第に夏輝は瀧が抱える痛みを、瀧は夏輝の葛藤を知るようになる。過去を受け止め、前を向いて歩くために、二人はある行動に出る。逃げたくなる自分の背中をそっと押してくれる、優しい物語。

なんだかんだ恋愛物が多い平山瑞穂、今回も恋愛物ではありますが毎度読ませてくれますね、今の所駄作は無いです。恋愛要素に至るまでの道筋はベタベタしておらずむしろ青年から大人に変わっていく年代の寄る辺なさが身に染みてなかなか良い本でありました。30代初頭ってレールにしっかり乗っていないと人間失格なんじゃないかと思いつつ、冒険するなら最後ではないかという事のせめぎ合いが有ると思うんです。自分はそうだった。この本読んでいるとその頃の気持ちが何となく蘇ってくるような気がしました。

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2017年06月26日

Posted by ブクログ

不器用な女と男の不器用なラブロマンス。確かに展開は読めてしまうのですけど、逆に言えば安心して読めるわけで。こういうベタは嫌いじゃありません。

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2015年07月03日

Posted by ブクログ

光平みたいな人いる。夏輝みたいな人もいる。
SNSが大流行する昨今、「共有」の仕方を考えさせられる。

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2015年05月14日

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