あらすじ
幸せを売る会社って、どんな会社なんだろう。
恋人から婚約を破棄されたうえに、会社からはリストラにも遭い、不幸のどん底にあった氏家譲は、中学時代の友人であった武蔵と10年ぶりに再会する。
「よう、久しブリ照り!」
いきなりそう話しかけてきた武蔵は、「自分の愛人の相手をしてやってほしい」と譲に頼んできた。武蔵の依頼を引き受けた譲だったが、当の愛人からあらぬ誤解(ロリコン疑惑)を受け、インチキ臭い神社へ連れていかれることに。
そこで譲は中学時代の同級生の女性・藤原たまりに出会う。さらに武蔵がステキに胡散臭く経営している会社「ハピネス計画」で働きはじめ、譲の人生は転々としていく。
怪しいけれどどこか憎めない人物たちの行動に巻き込まれ、振り回されつづける譲に、やがて小さなハピネスが。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最近似たいような同窓生との再会があったのでストーリーには興味が持てた。
描写表現も豊かで、最後のオチもちょっと強引だけど期待通りだったのでなかなかの作者だと感じた。
他の作品も読んでみたい。
Posted by ブクログ
タイトルが目に入って買ったものの内容はわりとほの暗いシリアスな感じというか、ダークな展開の話だった。独特な世界観すぎて好き嫌いは別れそう。わたしはわりとすき。
Posted by ブクログ
ハートフルないい話し系かと思って買いましたが、ちょっとダークなファンタジーっぽいところがあります。ただ、読後感は意外と良かったです。終わり方も好ましく感じました。[private]大黒[/private]
Posted by ブクログ
少し異質な現実に飛ぶことしばしば。足元が覚束無いままのハッピーエンドは、どこか架空の幸せのような印象…
事実は小説より奇なり、だったりするかな。