月村奎のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
愛しさ溢れるお話
ひとりぼっちの仔猫はいつもの通り道にある、綺麗なレストランを覗き込んでいました。ピカピカに磨きあげられたドアガラスの向こうに憧れていました。ひとりぼっちの仔猫は、怪我をしてご飯を食べられなくなってしまい、最期にと、そのお店に入ります。
お店の主人は仔猫が通りかかるたびに可愛いな、うちに来てくれないかな?と思っていました。遂にやって来てくれた仔猫は怪我をして疲れ切っていました。主人は仔猫をこの世に繋ぎ止めるために、自分のそばで一生懸命お世話をします。仔猫はびっくりしました。こんなに優しくして貰っていいのだろうか?なぜこのお店の主人も、従業員も、お客様も暖かいのだろう?そして、世界には優しい人達も -
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ネタバレ雑誌で読んだ時、涙腺崩壊したお話!
天涯孤独で全てを無くしてしまった青年が、最後の晩餐を憧れのビストロでと願うところから始まる、切なくてあったかいラブストーリーです。
葉くんのこれまでの人生が、都会の一角で置き去りにされた孤独と貧困に喘ぐ若者の姿そのもので、ブラックなバイトや空腹感、絶望感がリアルに迫ってきて、悲しみがこみあげてきました。
そんな葉くんを救ったのは、「最後の晩餐」にと選んだ憧れの小さなビストロの店主、瑠可です。
全てに絶望した薄幸の葉くんは、自分が世界で一番不幸で生きる意味もないと思い込んでいて、なにもかも信じられない精神状態なので、瑠可からの厚意を素直に受け取ることができま -
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ありえないと思いつつ、これが運命的な恋なんだな…って頷けるロマンティックなストーリーでした。どうなるの?どうなるの?と一喜一憂させながら、最後までグイグイ読ませる腕がセンセは超一流だなと改めて実感。
ゲイのお見合いパーティから始まるお話で、主人公の拓海の細谷に対する恋心に何度も胸がしめつけられました。クールビューティの鎧で、ずっとゲイである自身を守り通してきた拓海。そんな彼が夢にまで見た出逢いに胸躍らせ、細谷へのピュアな恋に夢中になる姿は、真相を知ってしまった読み手には苦しくて胸にくるものがありました。
センセらしい王道なんだとわかってはいるんですけどね…
でも、相互視点で描かれていたので -
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月村奎さんは大好きな作家さんなのですが、最近の作品にはちょっと私には萌えが足りなくてこの新刊も読むかどうか悩んだのですが、
よんでよかった! すごくよかったです。
自分のセクシャリティを隠すためクールを装っていた拓海が
細谷の前でだけ見せる姿が健気でとっても可愛らしく、
これまでノンケだった細谷は、
一度過去に傷ついたことがある拓海の心を大切に守りながら
ゆっくり自分たちの関係を育てていこうとする
大人で優しいところにとても好感が持てました。
拓海が細谷の本気を疑うような発言をした時
いつもは丁寧にしゃべる紳士な細谷が
「あなたがかわいすぎるのがいけないんだ、責任とれよ」と
言い捨てるとこ -
Posted by ブクログ
雑誌で読んでいた時から、文庫化が楽しみで仕方がありませんでした。なんというか、話自体は至って普通の恋愛のお話。予定調和も自虐的主人公もすべてが安定の月村さんで、それ以上でも以下でもありません。だけどそれがたまらなく面白かったし、すごくドキドキしたしほっこりもした。月村さんを好きで良かったなあ!がたっぷり詰まった素敵なお話です。
そして、書き下ろしは、サブカプのお話。個人的に今までの月村さんのサブカプ萌えはいまいち合わず、どうせなら本編のカプを書いてくれたらいいのにな…と何度思っていたことか。ですが、今回のこのカプは非常に萌えました!
無邪気に明るく振る舞う受が、歯を食いしばって泣くのをこらえる -
購入済み
お互いに余裕なし!
藤原くんは大型新人作家。お家柄が良く、女優であったお母様の美貌を受け継いでいる。ただし、小説家を名乗る前はニートだった。旭さんは三十路の有能編集者。作家の作風を分析、性格を巧みに見抜き、売れる方向に持っていく才に長けている。その旭さんをして、冷静さを失わせるほどのホンモノが藤原くん。
面倒くさい御曹司になんとかデビュー作以上の物を書かせたい」・・・。
藤原くんも、実家に帰りたくないという気持ちだけは人一倍。目の前の新しい担当編集者と手探りで進む。
この二人が恋に落ちるわけです。意外性の連続。
最後まであっという間でした。 -
購入済み
緑の妖精・芙蓉ちゃん
初恋ものが好きな方、ぜひどうぞ。しみじみと幸せが心を満たす作品です。主人公・芙蓉ちゃんも、再会する西澤くんも、地味な人です。いや、西澤くんにとっては花より美しい、緑の精なんですが。芙蓉ちゃんの趣味は、雑草観賞。名も無き小さな花々を愛しむ心。はっとさせられることばかり。季節を愛し、日常生活を愛する心。読んだ後にじんわりと温かさが残る作品でした。
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ネタバレ 購入済み
ギャップ萌え
この世のものとも思えぬ美貌を持ちながら、「上辺しか好きになって貰えないつまらない人間。付き合うとすぐに飽きられる。」とコンプレックスを抱くゆうま。己の美貌には気づいているけれど内面がつまらない、本当の姿は誰にも知られていないと総合的な自己評価は極めて低い。おかげで好きになった人から綺麗な子だと言われ、好きだと言われたのに・・・「外見を好かれた!付き合ったら飽きられる!自分はこの人が年寄りになっても好きでいようと思うほど好きなのに。」と、振ってしまう。挙げ句、誤解されるとエア彼氏を作り上げて恋愛相談をしたりと、相手にしたら何というか・・・小悪魔!でも本人真剣だから責められない。好きな人のそばにい
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購入済み
良かった…!!
月村先生×シャイノベルス大好きです。これの前に読んだ他社のが正直微妙だったので歓喜しました。スパダリ×健気受け。受けの司は接触恐怖症、恋愛〜性的な事が非常に苦手です。性に対し異常なまでに潔癖な母親に育てられ、高校時代の苦い経験で更にダメ押しされ、一生孤独であると諦観しています。絵本作家としても先細りでパッとせずバイトに励む日々。そんな折に現れたのが鷹揚で親切なスパダリ藤田でした。
月村先生の本は、いつも何気ないところで涙腺が緩みます。今回も我ながら意外な箇所でうるっときて、後半は鼻をすすりつつ読みました。膝枕のシーン良かったな…。
先生にしてはエロもやや多目。しかし、もう少し色々掘り下げて書い -
ネタバレ 購入済み
主人公の本当に望むこと
つがいのものは蝶々でさえ疎ましいというお年頃の主人公。一人で規則正しい毎日を送っていて、何も不満はないはず、なのに。人肌恋しくなってしまった時に居合わせた男性が、ご近所さんだったのが運の尽き、いえいえ幸いだった。本心は、人一倍愛されたくて可愛がられたいさびしんぼうなのだ!
しつこいくらいのうざい愛情を向けてくれる人と出会えて良かった良かった!
眠り王子…とちょっとだけリンクしていて、巻末におまけがついています。
ハッピーなお話です。 -
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幼馴染み同士の高校生もの。
雑誌で既読でしたが、後日談の描き下ろしが読みたくて。
センセの作品は見逃してしまいそうな細部に萌えツボが散在していて、思わずニヤついてしまいます。
ストーリーは、秀才で面倒見の良い征矢と両親を亡くし独り暮らしを続ける理玖の甘酸っぱい恋物語。
すごく征矢が好きなのに、彼の将来を案ずるあまり素直になれない理玖が切なくて、そして胸キュン。自分の気持ちを相手に伝えるのがとても下手だけど、その一途な想いバシバシと心に響いてきます。
どんだけ征矢のことが好きなの~?と微笑ましくさせられます。そりゃ、征矢もかわいくて仕方ないに違いない!
征矢はそんな理玖に対して、さすがの対応し -
ネタバレ 購入済み
剃ったんだね~♡
ありのままの自分に自信を持つのは本当にいくつになっても難しいことで
私の日常を思ってもよくわかる
そのうえ、性的マイノリティをのりこえるとなると、自己嫌悪はげしく、イタいこじれでした
月村先生の別作品の、美人のデリのオーナーみたいに痛い目を見る前に、王子様に救われてよかった(あの話ホントに好き、名作)
こんなすてきなひとに選ばれた私!って
ポジティブに思えればいいけど、モダモダ心配しちゃうよね~まだ両思いひと月だもんね~
や、錬君の場合ずっとかもね、好きすぎるから♡
考え過ぎちゃってぐるぐるしちゃうのが、矢崎さんの言うとおり「恋愛の醍醐味」ですね
かわいい女の子みたいな男の子として振り切れ -
Posted by ブクログ
これはとても可愛くてハートフルな作品だった! 月村作品おなじみのスイーツも「スイ研」ことスイーツ研究会に絡めてたっぷり登場。何よりこのスイ研の面々がとっても好感度が高いのだ。特にミコちゃん先輩ね!!
何事にもノーと言えない睦月は、読んでいるうちにどんどん可愛く思えてきて、そんな睦月を、無愛想ながらもシッリ見ている川久保が、なかなかカッコよい。
後半はミコちゃん先輩と元カレを見守る睦月のあたふたさぶりが、ユーモラスに描かれていて、始終ニヤニヤしながら読んだ。川久保に横恋慕している沢渡、最後に睦月を激励するのはいいけれど、あんたなんでそんなに男同士のことをいろいろ知ってるの……⁉︎(きっと沢渡