押井守のレビュー一覧

  • 凡人として生きるということ

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    数年前、仕事のことで「煮詰まった」時に読んで、心が軽くなった本。
    今は「煮詰まってるわけ」じゃないけれど、無性に読みたくなって再読

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    2011年11月19日
  • 凡人として生きるということ

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    「人間というものがいい加減なものである以上、人間社会もまた、ある程度はいい加減に運営されているのが正しい方法ではないか。」格差“是正”論議の過熱や不祥事バッシングなど、潔癖症的な社会風潮を危険視する。

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    2014年09月09日
  • 世界の半分を怒らせる

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    映画監督の押井守氏が、ニコニコチャンネルで配信されているメールマガジン『押井守の「世界の半分を怒らせる」』に掲載しているエッセイを書籍化したものです。押井監督の本をじっくり読んだのは初めてでした。




    本書は献本御礼。

    先日、ようやくのコトながら押井守監督の『機動警察パトレイバー the Movie』と、その続編である『機動警察パトレイバー 2 the Movie』を見終えることが出来ました。パトレイバーは幼少時にテレビ版を少し見たことがあったのですが、正直、あまり面白いと思ったことがなく、以来そのままになっていたのですが、そんな僕が映画版を見るきっかけになったのは、評論家の宇野常寛氏と

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    2024年11月10日
  • 凡人として生きるということ

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    現代は嘘やデマが溢れている。それが、あたかも常識のように蔓延っている。そのことに気づき、自分で生き方を決め、社会とどう関わっていくかが、本当の意味での大人であり、本当の意味での自由である。

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    2023年07月08日
  • 映画の正体 続編の法則

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    「押井守の映画50年50本」の評判が良かったゆえに出版された、これもまた「続編本」。相変わらずの弁舌で他監督や映画をぶった斬っていくが、やはり業界の裏話が一番面白い。宮崎駿の章は笑いながら読んでしまった。相変わらず押井守は宮崎駿が好きなんだなぁ、と。攻殻機動隊の続編、ぜひ作ってください…!

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    2022年07月31日
  • 勝つために戦え! 監督稼業めった斬り

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    ネタバレ

    「勝つために戦え! 監督篇」を、増補したり省略したりして、「監督稼業めった斬り―勝つために戦え!」として文庫化。
    単に足すのではなく、鈴木敏夫との対談を引いているあたり、単行本も文庫も買わなければならないように誘導する悪しき風習だと思うが。

    記録によれば親となる単行本を読んだのは2012年……同じ時期にネット上の押井守の動画や音声を蒐集していたから、押井守の作品と同時に「喋り芸」に心酔していたわけだ。
    そのきっかけになった本書を、文庫で読み返して、面白くないわけがなく。
    しかも十年前には無関心だった特撮を経てみれば、たとえば樋口真嗣の所謂「イス理論」で、樋口真嗣って「パンツ理論」とか喋りその

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    2021年10月25日
  • セラフィム 2億6661万3336の翼 《増補復刻版》

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    (未完の作品なので、万人におすすめできないのが前提です)
    押井監督の『天使のたまご』見たときに友人におすすめしてもらって読みました。実際大正解だったので、天使のたまご→本書の順で楽しむのがおすすめです。押井守最大の大風呂敷を展開した本書では、他の映画作品などでも描かれたモチーフやアイデアがちらつくものがあり、同氏の理解が深まります。

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    2021年11月09日
  • 仕事に必要なことはすべて映画で学べる 会社に使い倒されないための9の心得

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    「幸福論」を基礎とした、「人間関係」と「勝敗論」の要素を十分に理解して初めて組織で勝利条件をクリアできる。それを得るための条件が「人間に関する教養」であり、1人の人生では限界がある「経験」を、映画という虚構を通して覗き見る。ただしそれにも訓練が必要で、ぼんやり映画を見るのではなく、映画を巧みに語ることによって「人間に関する教養」を獲得する。

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    2021年06月09日
  • ひとまず、信じない 情報氾濫時代の生き方

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    ネタバレ

    幸福論、仕事論、ニセモノ論、政治論、人間論、映画論の全6章。
    仕事:他人を説得することを諦めてはいけない。そうですね、面倒だけどやっぱりやらなあかんか、と思えました。
    それと、ネットのことは全て信じないという割り切りも、まぁありですね。
    監督げ60代というのは知らなかったです。

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    2020年03月13日
  • 仕事に必要なことはすべて映画で学べる 会社に使い倒されないための9の心得

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    映画監督・押井守氏による、面白いと思った映画から読み取った『勝敗論』と『仕事論』を書いた本です。
    しかし、ガチガチのビジネスに傾いた話だけではなく、映画の感想や簡単なあらすじも交えて書かれており、頷いてしまうところ、納得するところもあり飽きずに読むことができました。特に印象的な記述が「プライベートライアン」の紹介で記述された『答え合わせというのは作った監督がするもんじゃなくて、 見た人間がしてあげるべきもの』『「映画を見る」というのは、実人生で仕える教訓を導き出すような見方をすることです』というところで、私も映画を観るときはそれらを意識して観ていきたいと思いました。

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    2019年06月16日
  • ひとまず、信じない 情報氾濫時代の生き方

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    職場にいたらめんどくさそうな人だなと思った。言ってることはわかる、と思ったから私もめんどくさい人なのかも

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    2019年04月22日
  • 凡人として生きるということ

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    現実を見据え、極端に走ることなく、中庸を進むことが人間社会を生きる知恵

    多少の格差があろうと、それをおおらかに、いい加減に許してしまう社会が一番いい。

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    2018年11月05日
  • THE NEXT GENERATION パトレイバー (1) 佑馬の憂鬱

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    もしかしたら!もしかしたら実写版のアレな部分が小説版だと補完できるかもしれないじゃ無いか!という一縷の望みで実写版におぼれたあげく、実写版のノベライズにまで手を出したわけなんだが、大正解!実写版を見たあとだからかもしれないが、アレよりよほどマシな筋書きになってるぞ!(実写でギャグ漫画の演出して自爆してるのがこっちには無いからな)あと、エピソード2をエピソード1の前に入れてるのは大正解。(つうか、映画の方がおかしい。過剰演出も含めて)そして、こっちの方がこんなにペラい文庫なのに筋が凝ってるという(文庫版は継続して買っていこう。そして、実写版を見てから読む方向で)

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    2018年10月14日
  • 凡人として生きるということ

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    映画監督、押井守さんが、主に若者について、あるいは若者に対してつぶやいた書。
    まさに、「つぶやき」というか、「叫び」というか、まぁそういう感じで、思いの丈を綴っている一冊です。
    私が思うに、このおじさんの言葉を一番に聞いて欲しいのは、若者たちのように思います。
    年季の入ったおやじだからこそ言える、人生訓がいっぱい詰まっています。

    冒頭、第一章「オヤジ論」の始めに「若さに価値などない」と言い切って始まっています。
    この第一章だけでも、若者に読んで欲しいと思います。
    という、とにかく面白いので読んでください。
    何かしら、得るものが有ると思います。

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    2018年08月22日
  • 勝つために戦え! 監督稼業めった斬り

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    押井守が監督業の観点から古今東西の監督をメッタ切り。
    今となって読めば相当外しておりますが、押井守自体の背骨がしっかりしてるので、あまり気にならない。

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    2018年06月10日
  • 世界の半分を怒らせる

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    押井守のメルマガでのエッセイをまとめた本。時事放談であちこちに噛み付いているのだけど、押井が依る理を述べられているので、同意しようがしまいが考えるヒントになる。

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    2018年04月08日
  • ひとまず、信じない 情報氾濫時代の生き方

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    三池崇史 十三人の刺客

    結論から言えば、幸福とは、いや幸福だけでなく、人生において必要なことは、優先順位をつけることに、ほkならない

    偉大な人間は、「あれも、これも」とは言わない。「あれか、これか」をちゃんと言える

    犠牲にするのは時間だけではない。優先順位をつけるということは、何かを捨てるということだ

    僕が言えるのは、「順番をしっかり考えたほうがいいよ」ということだけだ。しかも、その順番を考える行為は生涯続くのだ

    それでも別れないのは、優先順位の上位に分かれるという選択肢が入ってこないからとうことだ

    スタッフにとって良い監督とは? 良い仕事をくれる監督。作品が売れて、次の仕事もくれ

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    2017年12月09日
  • ひとまず、信じない 情報氾濫時代の生き方

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    5章の監督論で、宮崎駿監督が、「自分があと3人いたら誰もいらない」と公言したことに対して、その考えには共鳴しないと書いているが、自分は宮崎駿監督の考え方の方が好きです。いろんな才能のぶつかりが良いとか、自分がたくさんいたら喧嘩するとかあるけど、少数精鋭で仕事したいかな。
    他、こういう考え方もあるよね、というのが面白かった。自分の価値観を磨く上で参考になる書籍だと思う。

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    2017年12月04日
  • 身体のリアル

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    毎度のことだけど押井守を読むとすぐかぶれる。耳触りの良いこと気持ち良いことばっかり受け取ってしまってほんとに読めてるのかいつもわかんない。
    でもまずは『ゾンビ日記』からついにお姉さんが登場ー!って喜び。さんざん身体を生身じゃなく人形や機械で描いてきた監督が生の身体、とそのさらに内側にある身体のことを語るのがすごく面白い。感覚的で個人的な話なんだけど、幽霊として生きるとか、壊れたことを受け入れると楽になるとか、それこそ“腑に落ちる”感じで覚えのあることがあって、この人、いやこの人たちほんとすごいところに生きてる。これくらい自由に歳取りたい笑
    若いうちは失うことを極端に恐れる云々のくだりは息止まる

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    2017年10月08日
  • 仕事に必要なことはすべて映画で学べる 会社に使い倒されないための9の心得

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    押井守が仕事論をセレクトした映画を題材にしつつ説く。他人の仕事論何て基本的にうざいだけだけど、押井守にもなるとひと味もふた味も違う深みと切れ味がある。やはり、持っているものが違う。
    単に押井守の映画監督論というだけなら星5つ。

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    2017年08月22日