押井守のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレぼんやりと考えていたことに押井守流の答えを突き付けられ自分なりに咀嚼し、自分だけでは消化不良だったところがすっきりした感じ。
例えば自由を求めて孤独に生きると最終的には不自由になりかねないということ。社会と関わり、親なり配偶者なり子どもなりを背負って家庭を持ちながらそれらのフィールドを自在に行き来し、不自由さの中に楽しさを見つけて生きることを真の自由と語っている。結婚などについても価値観を押し付けず独自の理論で語っていてなるほど納得。どうやら結婚も悪くないものらしい。親や近所のおばちゃんの「結婚して一人前」という言葉よりよほどいい(私の親はそんなこと言わないが)私の言葉だと稚拙になってしまう -
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ネタバレ押井守さんのエッセイ。
僕は彼の作品が好きでけっこう観ているが、コンテンツを観たことによって、色々と示唆をくれるという意味で彼の作品が好きだ。
本書の中にも、作品について触れられる箇所がいくつかあるが、「うる星やつら ビューティフルドリーマー」に関してはやはり思い入れが強いのか、出現頻度が多い。
本書の目次を紹介しよう。
第1章 オヤジ論―オヤジになることは愉しい
第2章 自由論―不自由は愉しい
第3章 勝敗論―「勝負」は諦めたときに負けが決まる
第4章 セックスと文明論―性欲が強い人は子育てがうまい
第5章 コミュニケーション論―引きこもってもいいじゃないか
第6章 オタク論―アキハバラ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ押井守監督の語り本は、どうしてこうも面白いのか。
全てがすべて正しいわけじゃないと思うんですけれど、読ませる(聴かせる)力があり、説得力があり、何より面白い。
映画は時代のタイムカプセルだ。と冒頭で押井監督は語ります。その時代の風俗、世相を封じ込めた点と、個人的な自身の観た時の記憶。
この視点は、当たり前のようでいて、ただ無造作に鑑賞しているだけだと気付かないもの。映画を観るときに頭の片隅に置いておくと、また違ったものが見えてくると思います。いい導入だ!
といったものの、正直、タイトル通り、現代史を学べているかどうかは怪しい回もあったのですが……。ところどころに、芯を突くメッセージがあるの -
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映画監督の押井守氏が、ニコニコチャンネルで配信されているメールマガジン『押井守の「世界の半分を怒らせる」』に掲載しているエッセイを書籍化したものです。押井監督の本をじっくり読んだのは初めてでした。
本書は献本御礼。
先日、ようやくのコトながら押井守監督の『機動警察パトレイバー the Movie』と、その続編である『機動警察パトレイバー 2 the Movie』を見終えることが出来ました。パトレイバーは幼少時にテレビ版を少し見たことがあったのですが、正直、あまり面白いと思ったことがなく、以来そのままになっていたのですが、そんな僕が映画版を見るきっかけになったのは、評論家の宇野常寛氏と -
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ネタバレ「日本は太平洋戦争の総括をしていない」
1章で興味深いことを言い出したのでそれでやってくのかなと期待を爆上げしたら、そんなことはなく。言ってみただけっぽい。
続く2~5章ではハリアーだ軽空母だと、ずっとそればっか言ってる。くどい。星1ですらなまぬるい地獄。
「第二次世界大戦では誰が得をしたのか」
戦争をしたほどの価値はあったのか。6章でまたそんな、アガるほどのことを言い出した。
ソ連の一人勝ちではないかと思っていたのだが、ソ連崩壊までを視野に入れると中国だけとなるらしい。そうかもしれない。
だが、オチの一言こそが本音で、基本、本書は著作に類するものではなくオタのダベりにすぎないことがわかる -
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Posted by ブクログ
ネタバレ武術を稽古していた頃ならば、今よりももっと響く内容に感じられたことだろう。
読んでいる最中はそんなふうに思っていた。終盤、章の終わりごとに「はい、次いこ次」「こんなんでええかな」みたいな合いの手が入るまでは。
パンツを下ろしたら偽物だったという評が押井守にはあるようだが、これまでは個人的にはそれは、まあまあ笑って受け入れられるたぐいのものではあった。
前述した合いの手は読み手が勝手に感じてしまった印象でしかないが、不誠実さを感じさせたことは間違いなく、パンツを下ろしたら偽物だったという評を非常にネガティブに受け止めさせる一事となった。
不誠実という印象は、対談形式でかつ取止めもなく話が広が -
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ネタバレ「勝つために戦え! 監督篇」を、増補したり省略したりして、「監督稼業めった斬り―勝つために戦え!」として文庫化。
単に足すのではなく、鈴木敏夫との対談を引いているあたり、単行本も文庫も買わなければならないように誘導する悪しき風習だと思うが。
記録によれば親となる単行本を読んだのは2012年……同じ時期にネット上の押井守の動画や音声を蒐集していたから、押井守の作品と同時に「喋り芸」に心酔していたわけだ。
そのきっかけになった本書を、文庫で読み返して、面白くないわけがなく。
しかも十年前には無関心だった特撮を経てみれば、たとえば樋口真嗣の所謂「イス理論」で、樋口真嗣って「パンツ理論」とか喋りその