【感想・ネタバレ】勝つために戦え! 監督稼業めった斬りのレビュー

あらすじ

映画監督にとって、勝利条件とは何なのか? またそのための戦略とは。鬼才・押井守が映画、アニメ界の名匠&巨匠の勝敗論を一気に読み解く! ヒットメイカー・宮崎駿監督は、はたして幸せなのか。『アバター』のJ・キャメロン監督が目指したものは? 毒舌交じりに綴られる映画論&人物論は、痛快無比! 映画、アニメ論にとどまらない、人生の勝敗論がここにある!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「勝つために戦え! 監督篇」を、増補したり省略したりして、「監督稼業めった斬り―勝つために戦え!」として文庫化。
単に足すのではなく、鈴木敏夫との対談を引いているあたり、単行本も文庫も買わなければならないように誘導する悪しき風習だと思うが。

記録によれば親となる単行本を読んだのは2012年……同じ時期にネット上の押井守の動画や音声を蒐集していたから、押井守の作品と同時に「喋り芸」に心酔していたわけだ。
そのきっかけになった本書を、文庫で読み返して、面白くないわけがなく。
しかも十年前には無関心だった特撮を経てみれば、たとえば樋口真嗣の所謂「イス理論」で、樋口真嗣って「パンツ理論」とか喋りそのものが面白んだろうなとか、もう無限に押井守の喋りに耽っていたい気になってしまう。

押井守ルパンを間もなく見ることのできる幸福な2021年10月に記す。

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内容説明
人生において“勝利”とはいったい何なのか!?鬼才・押井守が名匠&巨匠の勝敗論を一気に読み解く!ヒットメイカー・宮崎駿監督は、はたして幸せなのか?『アバター』のJ・キャメロン監督が目指したものは?最新インタビューを追加収録、増補版として文庫化!!

目次
常勝監督の悲劇(宮崎駿 鈴木敏夫 高畑勲)
キャメロンの冒険
押井守の発明品
三池崇史の気質
手塚治虫の功罪
ヴェンダースの祝福 リンチの呪縛
チャンバラ映画の消滅
深作欣二の動機
タルコフスキーの執念
樋口真嗣の理論
北野武の間合い
ヒッチコックの方法
実相寺昭雄の変容
ウォシャウスキーの趣味—デル・トロの戦略
ゴダールの価値
その後の勝つために戦え!追撃篇

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2021年10月25日

Posted by ブクログ

押井守が監督業の観点から古今東西の監督をメッタ切り。
今となって読めば相当外しておりますが、押井守自体の背骨がしっかりしてるので、あまり気にならない。

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2018年06月10日

Posted by ブクログ

 勝負の判断が今一つ理解できていないが、なんとなく言わんとするところはわかったような、わからんような、と不思議な感覚に陥った。映画について知識や見た記憶があまりないからかもしれない。ヒッチコックは自分は大好きではあったが、氏の言う視点も理解でき、別の視点を得られて良かった。そんなにつまらなくははにとは思うが・・・パトレイバーよりうる星の方の印象が強いので、氏の感覚の変化の仕方がドラスティックだったのだろうか?と勝手に解釈。変化し続けていないと監督なんてやってらんないと記されていますが・・・。

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2016年02月19日

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