押井守のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
劇場版最新作(2015年公開)のノベライズです…。
設定は、
劇場版第2作(1993年公開)の直接の続編で…、
前作(2002年)の12年後の現代…なんですが…、
本作品の作中では、16年後って言ってたな~??
キャラクターは、
前作・原作を初代とすると、三代目になりますが、
原作のキャラを彷彿とさせる名前と設定でして…、
映画も、小説も、違和感はなかったですね…。
ノベライズでは、
映画では描き切れなかった、裏設定や深い部分を、
読んでみたぃな~って思ってますが…、
その辺は、満足不満足±0ってとこだったかな~?
ただ…、
前作(劇場版第2作)を見て/読んでないと、
わかんなぃ部分も -
Posted by ブクログ
映画は他者の疑似体験であって、映画から人生の教訓として学べることが多い。本書は9つの映画を元に、著者の考えをまとめた本であるという感じだろうか。巻末には、経営コンサルティング会社の代表との対談もある。
一応、「勝敗」にこだわり戦略にこだわりがあるようだが、内容は映画の脚本や訴えたいことを中心に、その展開の仕方や筋から読み取れることをまとめている感じだった。
知らない映画も多いが、硬く言えば人生訓みたいなものを映画からでもいろいろ学べるだろうし、映画監督ならではの自分だったらこう撮るだろう、このような脚本にするだろうという考えが新鮮だった。他の著者の本も読んでみたくなった。 -
Posted by ブクログ
「何かからの自由」が目的なのはダメ。自由というのは、「何かを成し遂げるための手段としての自由」でないと意味がない
テーマにすべきは、「勝負」。これだけが映画のテーマ足り得る。自由とか正義とか幸せとかというものがテーマ足り得ないことはもう半ば証明されているのに、その手のテーマの映画はいまだに横行している
会社は「自己実現できる」という気概を社風として持てるかどうか
"勝利"して獲得する"目標"は何か?
期待を維持する作業が企業でいうところのブランド戦略
映画は、「語る」ことによってしか上達しない。語ることによってのみ「見た」という事実を確定できる -
Posted by ブクログ
今も戦い続ける手配師が戦いの中で得た知見をいくつかの映画を引用しながら語るという趣向である。また筆者の価値観があぶり出されており、読み応えがあった。社会を見る視座も面白い。個人的には分野は異なるがロールモデルとしてあこがれる。
押井守という人は、時代の風を読み、自分の信念を曲げずに、他人の金で映画を作るという、映画監督そのものであることが分かる。ステークホルダーの利害を調整しつつプロジェクトを完遂するというプロジェクト•マネージャーであり、根っから映画が好きな人なのだ。
巻末付近に対談があるが、スティーブ•ジョブズに触れており、リベラルアーツとテクノロジの両方を操れた人だとしている。もうひとつ -