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ただ気分を吐き出すためだけの言葉をネット上に書き散らし、真偽の不確かな情報に右往左往し、目的もなく自分のフォロワーを増やそうとする。そんなものは、コミュニケーションではない。高度成長期以降、日本人は「現状維持」のために協調性ばかり重んじて、本質的な問題について真剣に「議論」することを避け続けてきた。そのツケが今、原発問題を筆頭とする社会のひずみとして表面化しているのだ。我々はなぜ人と繋がろうとするのか。真のコミュニケーションとは何か。世界が認める巨匠が初めて語る、目から鱗の日本人論。
...続きを読むPosted by ブクログ 2015年08月01日
「コミニケーションには
①関係を維持するためのもの[ウソお世辞を含む]と、
②本音で議論するためりものの2つがある。」
「日本には議論のための空間がない」
「本当の知識は重いものだ、獲得するには労力がいる、WEBで得られるものとは異なる」
などなど重たい本質論が繰り広げられる。
職場でこん...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月03日
思考エネルギーがじわじわと湧いてくるようで興奮しながら読んだ。
少し大げさに言うと、脳みそをシャッフルされるような感覚、脳の血流が早くなっていく感じ。
著者の映画は、一作だけ観たことがあるのだが、「みんなが戦争を忘れたふりをしているのなら映画で戦争を作ってやろう」という言葉に、戦闘シーンに感じた嫌...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月16日
押井守さんの本。
コミュニケーションにとって大切なのは、自分たちとことなる文化や背景を持つ人に、論理的な説明で理解してもらうことにある。確かに、仕事なんかでも、分かっているんだから、説明は必要ないよね。みたいな流れがあったりすると、後で、実は大きな問題になったりする。押井さんの言いたい事は、それを...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月25日
なんつー本だ。
ここ数年自分の中にあったもやもやがぱっと開けた感じでした。
ただ知識を入れるだけじゃダメだ。
たくさん知っていることは最適じゃない。
それを利用することが重要だ。
それを利用して考えることが重要なんだ。
考えて判断する。
自分にとって重要な人が言ったから判断するんじゃなくて。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月23日
イノセンスや攻殻の押井守、こんなにも雄弁だったのね。
現状維持のお付き合いコミュニケーションしかない日本に必要なのは、異質なものと向き合えるコミュニケーション。つまりは、論理的に一から順番に物事を思考できる力だということ。
「当事者以外が当事者意識など持ちようがない」今後幅をきかせそうな当事者論な...続きを読む
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