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ただ気分を吐き出すためだけの言葉をネット上に書き散らし、真偽の不確かな情報に右往左往し、目的もなく自分のフォロワーを増やそうとする。そんなものは、コミュニケーションではない。高度成長期以降、日本人は「現状維持」のために協調性ばかり重んじて、本質的な問題について真剣に「議論」することを避け続けてきた。そのツケが今、原発問題を筆頭とする社会のひずみとして表面化しているのだ。我々はなぜ人と繋がろうとするのか。真のコミュニケーションとは何か。世界が認める巨匠が初めて語る、目から鱗の日本人論。
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Posted by ブクログ
「コミニケーションには ①関係を維持するためのもの[ウソお世辞を含む]と、 ②本音で議論するためりものの2つがある。」 「日本には議論のための空間がない」 「本当の知識は重いものだ、獲得するには労力がいる、WEBで得られるものとは異なる」 などなど重たい本質論が繰り広げられる。 職場でこん...続きを読むなことを言っていると嫌われるだろう。 押井監督も嫌われているそうだ、
思考エネルギーがじわじわと湧いてくるようで興奮しながら読んだ。 少し大げさに言うと、脳みそをシャッフルされるような感覚、脳の血流が早くなっていく感じ。 著者の映画は、一作だけ観たことがあるのだが、「みんなが戦争を忘れたふりをしているのなら映画で戦争を作ってやろう」という言葉に、戦闘シーンに感じた嫌...続きを読む悪感は、まさに著者の意図するところだったのだと合点がいった。 日本人の言語能力の低下の原因の一つに、言文一致運動を挙げている。 言文一致で、文語体が口語体になることにより、ロジカルな思考から遠ざかったのである。 また、このことを遠因として教養もなくなりつつある。 そのくせ、お手軽な知識だけを得ようとする。 この部分には、耳が痛かった。 労せずして、知識を得たいという思いは私の中にもあり、読書をする際に枝葉の部分は意味のないものと見なしてしまうことがあるからだ。 クラウゼヴィッツの『戦争論』という本は、とても読みにくい本であるが、その理由はクラウゼヴィッツが軍人であり、言いたいことを自由に言えないため迂遠な言い方がされているからだという。 そのような時代背景を知ることで、はじめて理解が出来得る。 読書だけでなく、バックグラウンドを知ることなしに本質にはたどり着けない。 全体的に、安易に、表面的になっている現状は、コミュニケーションの仕方に一端があるようにも思う。 日本の国土がそうさせたのかは分からないが、気質で片づけていい話ではないし、こういう話を堂々と議論出来るようになったらなと思う。
押井守さんの本。 コミュニケーションにとって大切なのは、自分たちとことなる文化や背景を持つ人に、論理的な説明で理解してもらうことにある。確かに、仕事なんかでも、分かっているんだから、説明は必要ないよね。みたいな流れがあったりすると、後で、実は大きな問題になったりする。押井さんの言いたい事は、それを...続きを読む国際関係にまで、広げたところだろう。先進国たる由縁は嘘を付かないことだという。日本は原発にしろ、自衛隊の問題にしろ、政権が変わるたびにうやむやになり、信用を失うと言う。また、戦争が究極な意味のコミュニケーションであり、新たな文化を生み出すというのは凄いと思いました。 言葉やそこにあるものを最初から信じるのではなく、そこに至る過程にたどり着いた理由を積み重ねて、考える習慣が身に付いたら良いと感じました。ただ、本書でもありましたが、SNSなどが言葉を軽くしていると言いましたが、新たな言葉の文化が生まれていると考えても良いのではと思いました。それが、問題提起になると思うし、それを捉える人の感覚もあると思う。私も読む人がどう思うかを考えながら、FACEBOOKも続けようと思う。 有名なアニメ監督で、原発への発言など過激な一面もありますが、考える一冊でした。
著者は、コミュニケーションが不要だと訴えたいんじゃない。あなたがコミュニケーションだと思っているものはなんですか、あなたは自分の頭で、物を考えていますか、と問うている。
すごく面白かった。お酒飲みながらマッタリ読んでるとハッとすることが書いてある。 パトレイバーの話やイノセンスの話を引用して自分の考えを説明していく部分はゾワゾワとした。 この人の話は色んな話ができる場を作るね。飲みながら話がしたくなる。
なんつー本だ。 ここ数年自分の中にあったもやもやがぱっと開けた感じでした。 ただ知識を入れるだけじゃダメだ。 たくさん知っていることは最適じゃない。 それを利用することが重要だ。 それを利用して考えることが重要なんだ。 考えて判断する。 自分にとって重要な人が言ったから判断するんじゃなくて。 ...続きを読むどっかの偉い人が言ったから判断するんじゃなくて。 自分で考えて判断する。 そのための知識。 はあ。 もう押井先生。 なんでもっと早く僕にこの考えをくれなかったんですか。 てかなんで前々から気になってたのにこれ読まなかったんだ! でも読んでよかった。 これはいい本。 この本とは直接関係ないけど、攻殻機動隊めっちゃ観たくなった。
ツイートして空気を読んで生きている「つもり」になっている、現代の大半の人達に対して警鐘を鳴らす本書。 空気なんか読むな。 自分の頭で考えろ。 自分の言葉で語れ。 賑やかしのコミュニケーションなんかに意味はない。 そう強く主張する本書は現代社会へのカンフル剤である。
コミュニケーションには二通りある。一つは人と話を合わせるための世間話みたいなもの。2つ目は自分たちがあることについて語ることや議論すること。議論する場というものが日本にはないからコミュニケーションというものはちゃんと機能することが出来ていない。
イノセンスや攻殻の押井守、こんなにも雄弁だったのね。 現状維持のお付き合いコミュニケーションしかない日本に必要なのは、異質なものと向き合えるコミュニケーション。つまりは、論理的に一から順番に物事を思考できる力だということ。 「当事者以外が当事者意識など持ちようがない」今後幅をきかせそうな当事者論な...続きを読むど、とても明快。つぶやきSNSはコミュニケーションですらないと切り捨ててもいる。 今こそ本質論に立ち返れと、ハッキリした主張。ただ痛快で心地よいだけでなく、考えさせられるものがある。
コミュニケーションは本来自分と相手は分かり合えていないのを前提に行われる。日本語は「みなまで言うな」だから論理が弱く議論が成り立たない
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