高屋奈月のレビュー一覧
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ネタバレ天文部もどきの部活に、それぞれの不幸を持ち寄る少年少女のお話。1巻から5巻まで。
厳しい境遇の話を書いているなあと思って、3巻あたりでは割りと辟易していたのだけれど、それに負けるばかりでもないということがだんだん描かれてきて、少し面白くなってきた。
どうしても不幸自慢を感じてしまうので(どうしても)私の中で名作にはならない感じだが、最終巻まではいけそう。
不幸は次世代に連鎖しがちなことは統計的にも示されているが、
なんとなくユーリの幸せを祈る。
あ、でも、会長さんが勝つのも良いな。それでユーリが幸せになれればそのほうが良いや。 -
Posted by ブクログ
ハッピーエンドの好きな私が、珍しく
「バッドエンドでも良かったんじゃないか」と思った作品。
最後が「もしかして打ち切りだったのか…?」と
勘ぐってしまうような駆け足ぶりも相まって、
サクラが千広を切り捨てる理由がイマイチ分からないし。
千広に頼らずに生きていくという決意は立派だが、
だからといって千広を手放すというのは理解出来ない。
もちろん、千広は「サクヤの事が好きだ」とは言ったけれど、
それから何年も一緒にいたらサクラに情が移るだろうし、
サクラだってそれを望むはずだ。
もともとサクラが千広の事をそこまで想っていたのでなければ。
まぁそんな事はあり得ないだろう。
自殺をする時に千 -
Posted by ブクログ
最終巻。
通して考えたら星よっつかもしれない。
フルバの10項目。
-天涯孤独になった少女、透。
-十二支に変身する呪い。
-なぜか猫がいる。
-透と犬、猫、鼠の同居生活。
-どこか天然っぽく健気に生きる透。
-それぞれユニークな性格の十二支たち。最初の方はどの干支はどんな人物かという興味。
-十二支の辛い境遇とそれぞれの生き方と愛。そして透の存在。
-エキセントリックな当主さまはどういう存在か。
-透ラブな二人の友人、無敵電波系の花ちゃんと、ヤンキー系の魚ちゃん。
-後半重要な生徒会の面々は鼠の新しい世界。
透は十二支の新しい神さまか?
ラストシーンは時が飛びすぎな気も・・・