高屋奈月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ何が斬新だったって連載当初一見三角関係にしか見えなかった三人のうちの透と由希が実は表主人公/裏主人公という位置づけで男女の垣根を越えた親愛の情を築き上げたことが証明されたラストですよね。個人的にあまり見たことのない落ちだったので鮮烈な余韻に浸れました。そして作中最も好きで最も泣かされて最も応援していた由希が最も成長してくれたことが一番に嬉しかったです。生徒会メンバーと関わりだす前後の時期の、透がくれた分け隔てない愛情から独り立ちし今度は自分の力で自分を歩くと前を向いた姿勢が、か細く淋しく心許なく映りながらも仄かに光るようで眩しかったです。いや、もう、真知と幸福になってくれたことが本当に嬉しくて本当にお目出度くて号泣であるスマン正直真知が登場した辺りから主役カップルよりギラギラ食いついて追っていました。由希、あなた男だったのね。かなり男を見せてましたね。すごい真知のこと攻めてて驚きときめきつつも笑いました。真知がほんに可愛いようううう。由希が透から与えてもらったように真知も由希から与えてもらって、でも透と由希のように敬愛だけでなくお互いが戀(に分類されるであろう感情)を含め気持ちを深めていって、なんていうか透と由希ももしも夾がいなかったら結構な割合でそういう関係になっていたような気もするので、完全にこういうのってタイミングの問題というか、人同士の機微って未知数だよね…としみじみしました。何が云いたいかというと紆余曲折経てこの世界の中でのたった一人をお互いと決めた由希と真知の末永い倖せを祈っていますということです。それは作中の全ての登場人物に云えることなんですけれども。個人的に一番辛口で味な成長をしたのは紅葉なんじゃないかと思いました。母君の「行ってらっしゃい」がそのまま「未来へ行ってらっしゃい」という意味なんだなと泣いた。ノーチェックだった分個人的に衝撃だったのはやはり紫呉兄さんと慊人さんではないでしょうか。これも正直云うと途中まで全然性別に気づいていなくて(男性と定めて見た場合の慊人さんのビジュアルが好みすぎたのも原因)、紅野さんとの随分とまあ艶かしさ前面に出したやりとりに花ゆめはいつからBLを赦した…!とカルチャーショックだったのですが、物語が半分越した辺りから線がまろやかに描かれ出したので、あ、そうですよね、女性ですよね、と把握。いや、昼ドラでしたね…笑。二十歳もいい加減越した大人同士の意地の張り合いドロドロすぎる。凄い良かったですけど。夾と透二人の老いた姿を最後描かれたのは、生きて死ぬまでの時間の長さ重みを見てわかるようにしたかったのだろうかと斜めな見方をしまして、これもまた良い終わり方だったと思います。ですが本当のラストはそれの一歩手前の、由希から透へ贈った言葉の花束なんだと思います。あれは由希が代表してフルーツバスケットという物語の主人公であった透へ捧げたものであったと同時に、読者へ向けた作者様からのいろんな思いを包んで渡した、それぞれ自分の日々を生きていかなきゃいけないそれぞれの人々へ捧ぐ慈愛に満ちたエールだったんだと思います。ファンブック未読なのでてきとうなことぶってますが。解釈は自由よ。本当に、響くモノローグが沢山に出てきて、噛みしめたい言葉がいっぱいに溢れた漫画でしたよね。読めてよかった。今更ですが高屋先生お疲れさまでしたありがとうございました!『星は歌う』も近いうち拝読させて頂こうと思います。
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Posted by ブクログ
十二支の呪いを受けたある一族
異性に抱きつかれると、一時的に物の怪に変化してしまう
先天的な呪いに対し
対応するすべが無かった人達
一族の長には、なぜか逆らえない現実があった
そんな中、ある女子高生が、呪いを受けている人達と同居生活を始める
そこから、刻まれていく新しい人生
【教訓】
先天的な呪いを受けた人生に、不満を、苦しみを抱きながら日常を過ごしていた人たち
主人公との出会いによって、影響され、成長していく
「変えられない」と思っていた人生が、次第に変わっていく
「十二支の呪い」と言ってしまえば、実感がわかないけれど
自分自身、決め付けていないだろうか?
「どうせ・・・できない」とか
その考え方を改めさせてくれる、きっかけとなるはず