高屋奈月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ何が斬新だったって連載当初一見三角関係にしか見えなかった三人のうちの透と由希が実は表主人公/裏主人公という位置づけで男女の垣根を越えた親愛の情を築き上げたことが証明されたラストですよね。個人的にあまり見たことのない落ちだったので鮮烈な余韻に浸れました。そして作中最も好きで最も泣かされて最も応援していた由希が最も成長してくれたことが一番に嬉しかったです。生徒会メンバーと関わりだす前後の時期の、透がくれた分け隔てない愛情から独り立ちし今度は自分の力で自分を歩くと前を向いた姿勢が、か細く淋しく心許なく映りながらも仄かに光るようで眩しかったです。いや、もう、真知と幸福になってくれたことが本当に嬉しくて
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Posted by ブクログ
十二支の呪いを受けたある一族
異性に抱きつかれると、一時的に物の怪に変化してしまう
先天的な呪いに対し
対応するすべが無かった人達
一族の長には、なぜか逆らえない現実があった
そんな中、ある女子高生が、呪いを受けている人達と同居生活を始める
そこから、刻まれていく新しい人生
【教訓】
先天的な呪いを受けた人生に、不満を、苦しみを抱きながら日常を過ごしていた人たち
主人公との出会いによって、影響され、成長していく
「変えられない」と思っていた人生が、次第に変わっていく
「十二支の呪い」と言ってしまえば、実感がわかないけれど
自分自身、決め付けていないだろうか?
「どうせ・・・でき