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Posted by ブクログ
ハッピーエンドの好きな私が、珍しく
「バッドエンドでも良かったんじゃないか」と思った作品。
最後が「もしかして打ち切りだったのか…?」と
勘ぐってしまうような駆け足ぶりも相まって、
サクラが千広を切り捨てる理由がイマイチ分からないし。
千広に頼らずに生きていくという決意は立派だが、
だからといって千広を手放すというのは理解出来ない。
もちろん、千広は「サクヤの事が好きだ」とは言ったけれど、
それから何年も一緒にいたらサクラに情が移るだろうし、
サクラだってそれを望むはずだ。
もともとサクラが千広の事をそこまで想っていたのでなければ。
まぁそんな事はあり得ないだろう。
自殺をする時に千広の事を考えなかったとはいえ、
サクラにとって千広が世界一大切な人には変わりないと思う。
サクラが千広を手放す理由、それが「作者の都合」にしか見えない…
そりゃ、千広がサクラと一緒にいるのは
義務感に見えなくはないけれど、
元々想い合っていた2人が傍に居続ける事は
そんなに不自然ではない。
仮に千広がサクラを選んで傍に居続け、
サクヤが数年の後に誰か他の人とくっついたとしても
それを良しとする伏線は張られていたはずだ。
奏の「嫌な話してやろうか」から始まる名ゼリフがそれだ。
両思いでも離れなくてはいけないことが現代でもある。
でもその悲しみや苦しみっていうのは、
いつかこんな偶然(屋上での再会)にたよらなくても
癒されたり、報われる事だってある。
このラストを良しとする人は、少女漫画に
特定のエンディングしか求めていない人か、
よほど人生経験の浅い人だろう(若い人でも
人生経験豊富な人はいるので「若い人」とは言うまい)
お互いに真剣に思い合って考えた末の結論なんだから
良い恋愛として次のステップに踏み込めないものなのかなぁ…
これなら後味悪くせずに、新しい恋に踏み出して
人間的に成長するサクヤの物語として確率で着たはずだと思うんだけど…
まぁ高屋奈月の癒し系少女漫画だし、しょうがないか
と思ってしまったのが残念。
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