内村鑑三のレビュー一覧

  • 代表的日本人

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    英文1894年M27刊行1908年M41改番日本訳版。
    札幌農学校第二期生キリスト教に改宗著者が西洋から野蛮で無知との日本への偏見を覆す為に選んだ5人の賢者
    西郷隆盛(薩摩藩革命家)上杉鷹山(封建領主藩政改革者)
    二宮尊徳(小田原藩農業指導者)中江藤樹(西近江陽明学者)
    日蓮上人(安房小湊村法華経開祖)自らの損得ではなく人々の幸せを願い何度も挫折しながらも清貧で愚直に与えられた使命を全うする生き方はプロテスタントの教えと
    一致するのかも。

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    2021年07月09日
  • 後世への最大遺物・デンマルク国の話

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    「後世への最大の遺物」は不敬事件の影響で極貧生活を送っていた内村鑑三が1894年の箱根での夏期学校の講演をまとめたもの。
    明治の立身出世主義の正反対の思想。立身出世から零れ落ちた人々に共感を呼び、希望の灯となる。聖書の聖者からではなく、日本の歴史上人物の生き方から説いていく。

    「デンマルク国の話」は、1911年、朝鮮併合の翌年に発表された。ドイツとの戦争に敗れ、肥沃な領土を失ったデンマーク復興の鍵は何かを語る。
    まさにSDGs。

    「代表的日本人」も読んでみたい。

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    2021年05月27日
  • 代表的日本人

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    偉人たちは軸を持って生きている。
    それぞれの軸。
    自分に近い軸を見つけて、それを育てるヒントにしたい。

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    2021年05月21日
  • 代表的日本人

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    ちょいトンデモ本だけど、上杉や中江はあまり知識なく勉強になった。すげーな 徳がすべて そのためには良い事を行い続ける…

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    2021年05月01日
  • 後世への最大遺物・デンマルク国の話

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    ネタバレ

    我々は後世へ何を遺すことができるのか。内村鑑三曰く、後世への最大遺物は「勇ましい高尚なる生涯」であるという。金や事業、思想も後世への遺物と言えるが、これらは万人にとって遺すことが容易なものではなく、一種の才覚が必要とされる。しかし、高尚なる生涯は誰しもが希求することができ、後世に遺すことができる。まずは自分にとっての、「高尚なる人生」とは何かを考え、働きかけることが重要。

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    2021年03月14日
  • 後世への最大遺物・デンマルク国の話

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    自分に新しい価値観を与えてくれたと思う
    これに基づいて生きていくかはわからないけど、ずっと心に残っていく本だなと思いました

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    2021年03月11日
  • 後世への最大遺物・デンマルク国の話

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    名声などのためではなく、私がどれほどこの世界を愛したかを記念物ときて残したい。
    死ぬまでにこの世界を少しでも良くして死にたい。
    勇ましい高尚なる生涯。

    戦いに敗れ精神に破れない。

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    2021年02月21日
  • ヨブ記講演

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    岩波文庫青
    内村鑑三 
    「ヨブ記講演」ヨブ記の講義録。ヨブ記の内容は 「苦難は罪の結果なのか」をテーマとした ヨブと三人の友人の論戦。

    違和感ある宗教的な部分もあるが、全体的に「カラマーゾフの兄弟」を 想起させる論戦が面白い


    ヨブ記から感じたのは、科学や経済は 人間の苦悩に関係なく進むが、宗教は 苦難の時に寄り添ってくれるかもしれないということ


    ヨブの結論
    *苦難は罪の結果ではない
    *苦難=神が信仰を試すために与えた愛→来世への希望
    *友に幻滅し、神を真の友とすることにより幸福と安心の絶頂に達する


    ヨブ記から導き出した著者の結論
    *ヨブが自覚した愛の神=キリスト→つまり ヨブ記=

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    2020年04月28日
  • 代表的日本人 徳のある生きかた

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    日本人の優れている点を外国人に説明する場合、やはり同じ思想的土俵に立つことが近道・・ということで、キリスト教徒でもある内村鑑三が英語で書いた本の日本語翻訳が本書です。そして、代表的日本人の選定基準は人徳の有無のようです。
    まずは、西郷隆盛、江戸幕府を無血開城させた官軍の功労者です。このことで、当時、日本を狙う列強に隙を与えず有能な人材を殺さずに済んだ点は、その後の日本の発展を考えれば妥当な選出でしょう。朝鮮問題の立場については賛否両論あるようですが、相手国から不当に扱われても平和路線にしがみつく軟弱外交への歴史的転換期、つまり日本人の中のサムライスピリッツの喪失がこの時点から静かに始まりました

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    2020年02月17日
  • 宗教座談

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    理解しがたい部分はあるが、キリスト教の本質、他宗教の限界、社会批判には唸らせられる。

    文体が噛んで含めるようで読みやすい。日蓮の立正安国論などの問答形式の系譜を感じる。

    解説は必読。背景がよく分かる。

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    2019年07月03日
  • ヨブ記講演

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    ユングの言うには、無意識状態のヤハウェは、ヨブが苦しみの中で至った正しさの高みに明らかに届いてなく、愛の神のイエスの必要さを発見した、と。
    内村鑑三の言うには、ヤハウェは、ヨブをさらなる高みへ導くために苦しみを与えており、その苦しみのなかで、ヨブはキリストを見出した、と。

    旧約にあって、キリストを予言してる書だというとこは、両者共有で、ただ、ヤハウェを是とする内村鑑三の正統と、ヤハウェの無意識状態を見つめるヨブを是とする異端的なユングと。

    内村鑑三のほうが14歳年上

    期待以上に綺麗な対比を見つけれたのと、予想外に共有してたキリストの萌芽

    次は何読むかなー

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    2018年11月24日
  • 代表的日本人

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    史実とどこまで正確かわからないが、志を高く持とうと思わせてくれる1冊だ。上杉鷹山と二宮尊徳は名前くらいしか知らなかったが、同じ日本人として誇らしく思う。彼らが現代に生きていたら、何を思い、何をしただろうと想像してみたくなる。とくに、「暴走する資本主義」を読んだ後なので。

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    2021年08月08日
  • 余はいかにしてキリスト信徒となりしか

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    札幌農学校で「少年よ、大志を抱け」の人が作った契約書にほぼ無理やりサインさせられて入信。その後どっぷりハマって家族全員を改宗させ、本場に行かねばとアメリカに渡って現実を見て激憤、自分だけはストイックに信仰を追求していく、という波乱のドラマ。
    まったく異質のもの(異教・異国)に浸かることで初めて自分(たち)とは何かを考える「自分探し」の記録。
    本書には出てこない「不敬事件」とあわせ、本当に人生をかけて自分とカミとイエスとの関係性を真剣に追い求めた人なんだろうなあ、と。真っ直ぐすぎて理解者少ないだろうけど。

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    2018年02月24日
  • 代表的日本人

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    5人に共通しているのは、高い道徳心と利他の精神。
    良家の出身ではなくても、高い志と強靭な精神力、行動力を持って、信念に生きるということろ。
    当時の5人の生きた時代背景がうまく描写されており、引き込まれる内容であった。

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    2016年03月12日
  • 代表的日本人

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    とても分かりやすく読み易かったです。ここに取り上げられた方で今までよく知らなかった人もいて、「こんな人物像だったのかな~」と改めて興味を持ちました。より詳しく知りたくも思いました。

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    2012年04月27日
  • 後世への最大遺物・デンマルク国の話

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    題名で手に取ったところ講義録で想像と違ったが、パラパラめくるとなかなか興味を惹かれた。
    人生で何かを遺すという思考は昨今下火で、なんならその熱さは敬遠されるようにさえなっていると感じていたが、整備された川ひとつとっても遺物であり、もう少し身近なものとして考えてよいものだと認識を改められた。

    著者は大変話の上手い人で、
    「文学はわれわれがこの世界に戦争するときの道具である。今日戦争することはできないから未来において戦争しようというのが文学であります。」
    など直接講義形式で聞いてみたかったと思う。
    言葉づかいは少し難しいが、最後まで楽しんで読めた。

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    2026年05月03日
  • 後世への最大遺物・デンマルク国の話

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    ネタバレ

    文体が少し古く読みづらいが、内容は古さを感じさせないものであった。
    後世に何を遺すべきか、お金を稼ぐ/つかう、事業を興す、書物や教師として思想をのこす、それぞれに長けた人はそれらの方法を取ることができるだろうが、そうでないものにも勇ましい高尚なる人生、生き様をのこすことができるだろう、といった内容。今の時代、今が楽しければいいいいよね、といった感覚で、自分が後世に何を遺せるかという視点で生き方を考えずにいる人も多いのではないかとも思い、現代の人が本書を読む意義は一定程度あるのではないかと感じた。

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    2026年01月20日
  • 代表的日本人

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     内村鑑三が西洋人に向けて、過去の偉人たちを紹介する本。新渡戸稲造『武士道』、岡倉天心『茶の本』と同様に、英語で日本の文化を伝えた本であり、この本で紹介される人物は一般的に人格者と言われる人たちである。また、西洋の人たちに伝えるという意図もあってか、いずれの人物の説明においても、キリスト教と関連させて説明する。そうすることで、日本人にもキリスト教徒にも負けないくらい、倫理的に立派な人物が、日本にもいたことを知らしめようとした。

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    2024年03月04日
  • 後世への最大遺物・デンマルク国の話

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    古本屋で見かけて読んでみた。明治27年に内村鑑三がキリスト教徒の集会で後世に何を残すかを講演した記録。わかりやすいし内容もすばらしい。
    後世に残すものは、金、事業(土木工事)、思想ときて、結局は「勇ましい高尚なる生涯」こそが最大という結論。キリスト教徒だから信仰・伝道・隣人愛などの生涯かと思いきや、武士道・意地・義侠心の生涯を説いているのがおもしろい。

    (p74から引用)
    しかしそれよりもいっそう良いのは
    後世のために私は弱いものを助けてやった、
    後世のために私はこれだけの艱難に打ち勝ってみた、
    後世のために私はこれだけの品性を修練してみた、
    後世のために私はこれだけの義侠心を実行してみた、

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    2024年04月01日
  • 人生、何を成したかよりどう生きるか

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    日本を代表する思想家内村鑑三の講義を現代訳で噛み砕いた前半と、佐藤優さんが現代に置き換えて長い注釈としている後半。
    まずお金、そして事業、それができなければ自分の想いを文字とすること。この行き先の分からない世の中で、自分がどうあるべきか、どう生きたいかを立ち止まって考えることが重要とある。
    しかし、立ち止まれない、考えたくない、どうにもならないと思ってしまう時、人はどうすればいいのだろうか。自分と向き合うことはとても難しいが、まず嫌でもノートに考えていることを書き出すことから始めるしかないのかもしれない。

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    2024年01月29日