内村鑑三のレビュー一覧

  • 後世への最大遺物・デンマルク国の話

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    ネタバレ

    母校の先輩でもある内村鑑三曰く、人生をかけて後世に残すべき(わかりやすい)ものは「金か、思想か、事業か。」

    とはいえこの3つは誰もが遺せるものではない。内村鑑三はこう言う。

    この3つよりももっと尊きものがある。それが人生だ。
    高尚なる人生はだれにでも遺せるチャンスがある。

    とにかく善く生きろと。

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    2021年12月16日
  • 人生、何を成したかよりどう生きるか

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    なかなかに読みやすい本でした。
    内村鑑三に興味があるというよりは、解説の佐藤優さんてどんな人かな?という思いで読みました。
    わかりやすい解説でした。
    佐藤さんは頭のいい人なんだとわかりました。

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    2021年09月15日
  • 後世への最大遺物・デンマルク国の話

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    弱った精神に柱が立ちます。この本は今の日本人に必要になってきている精神論を記載していますが、義侠心や隠忍自重の精神にして努力怠らないものが必ず成功を治めていく、と言うことをあらゆる歴史に照らして、また著者のキリスト教精神に照らし綴っております。

    非常に面白く読めました。また勇気が湧いてくるので、何か物事を貫く必要がある方や、行き詰まりを感じている方、悩みを抱えている方が読むと、あらゆる薬やストレス発散を行うことに勝る読後の妙薬を得られるように感じました。

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    2021年08月23日
  • 代表的日本人

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    著者内村氏が、自身が諸外国に対し、日本人の代表として紹介したい人物を記した本。

    前情報なしに読んで、タイトルだけ見て、所謂日本人らしい日本人を書いた本かな、と思っていたので、想像とだいぶ違ったが面白かった。

    小学校で下手な道徳の授業を行うより、この本を読ませる方がよっぽどいいのではないかと思える。

    また、人の上に立つ立場の人間にこそ読んでもらいたい本であると感じる。

    このように世界に誇れる誇れる日本人を紹介しようと思うと、誰を選べるだろうか。

    ただ、最後の日蓮だけ毛色が違ったような気がするし、なんとなくもやっとする。

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    2021年08月01日
  • 代表的日本人

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    英文1894年M27刊行1908年M41改番日本訳版。
    札幌農学校第二期生キリスト教に改宗著者が西洋から野蛮で無知との日本への偏見を覆す為に選んだ5人の賢者
    西郷隆盛(薩摩藩革命家)上杉鷹山(封建領主藩政改革者)
    二宮尊徳(小田原藩農業指導者)中江藤樹(西近江陽明学者)
    日蓮上人(安房小湊村法華経開祖)自らの損得ではなく人々の幸せを願い何度も挫折しながらも清貧で愚直に与えられた使命を全うする生き方はプロテスタントの教えと
    一致するのかも。

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    2021年07月09日
  • 後世への最大遺物・デンマルク国の話

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    「後世への最大の遺物」は不敬事件の影響で極貧生活を送っていた内村鑑三が1894年の箱根での夏期学校の講演をまとめたもの。
    明治の立身出世主義の正反対の思想。立身出世から零れ落ちた人々に共感を呼び、希望の灯となる。聖書の聖者からではなく、日本の歴史上人物の生き方から説いていく。

    「デンマルク国の話」は、1911年、朝鮮併合の翌年に発表された。ドイツとの戦争に敗れ、肥沃な領土を失ったデンマーク復興の鍵は何かを語る。
    まさにSDGs。

    「代表的日本人」も読んでみたい。

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    2021年05月27日
  • 代表的日本人

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    偉人たちは軸を持って生きている。
    それぞれの軸。
    自分に近い軸を見つけて、それを育てるヒントにしたい。

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    2021年05月21日
  • 代表的日本人

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    ちょいトンデモ本だけど、上杉や中江はあまり知識なく勉強になった。すげーな 徳がすべて そのためには良い事を行い続ける…

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    2021年05月01日
  • 後世への最大遺物・デンマルク国の話

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    ネタバレ

    我々は後世へ何を遺すことができるのか。内村鑑三曰く、後世への最大遺物は「勇ましい高尚なる生涯」であるという。金や事業、思想も後世への遺物と言えるが、これらは万人にとって遺すことが容易なものではなく、一種の才覚が必要とされる。しかし、高尚なる生涯は誰しもが希求することができ、後世に遺すことができる。まずは自分にとっての、「高尚なる人生」とは何かを考え、働きかけることが重要。

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    2021年03月14日
  • 後世への最大遺物・デンマルク国の話

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    自分に新しい価値観を与えてくれたと思う
    これに基づいて生きていくかはわからないけど、ずっと心に残っていく本だなと思いました

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    2021年03月11日
  • ヨブ記講演

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    岩波文庫青
    内村鑑三 
    「ヨブ記講演」ヨブ記の講義録。ヨブ記の内容は 「苦難は罪の結果なのか」をテーマとした ヨブと三人の友人の論戦。

    違和感ある宗教的な部分もあるが、全体的に「カラマーゾフの兄弟」を 想起させる論戦が面白い


    ヨブ記から感じたのは、科学や経済は 人間の苦悩に関係なく進むが、宗教は 苦難の時に寄り添ってくれるかもしれないということ


    ヨブの結論
    *苦難は罪の結果ではない
    *苦難=神が信仰を試すために与えた愛→来世への希望
    *友に幻滅し、神を真の友とすることにより幸福と安心の絶頂に達する


    ヨブ記から導き出した著者の結論
    *ヨブが自覚した愛の神=キリスト→つまり ヨブ記=キリスト待望論
    *三友への批判=神学者への批判〜三友は教義を知っていても愛を知らない。愛ありてこそ教義も知識も生きる


    キリスト待望論
    ヨブの来世の欲求→キリスト復活により神の約束→来世の希望に転換


    ヨブ記をキリスト待望と結びつけてしまうと、ユダヤ教の神概念では信仰が完結しないとした論調にも読める


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    2020年04月28日
  • 代表的日本人 徳のある生きかた

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    日本人の優れている点を外国人に説明する場合、やはり同じ思想的土俵に立つことが近道・・ということで、キリスト教徒でもある内村鑑三が英語で書いた本の日本語翻訳が本書です。そして、代表的日本人の選定基準は人徳の有無のようです。
    まずは、西郷隆盛、江戸幕府を無血開城させた官軍の功労者です。このことで、当時、日本を狙う列強に隙を与えず有能な人材を殺さずに済んだ点は、その後の日本の発展を考えれば妥当な選出でしょう。朝鮮問題の立場については賛否両論あるようですが、相手国から不当に扱われても平和路線にしがみつく軟弱外交への歴史的転換期、つまり日本人の中のサムライスピリッツの喪失がこの時点から静かに始まりました。また、組織における人材の重要性を見抜いていた人物でもあります。
    続いて、米沢藩主の上杉鷹山、農民聖人の二宮金次郎、日本の陽明学の始祖である中江藤樹、仏教の正当性にこだわった日蓮宗の開祖である日蓮らの生きざまと言動が手際よく紹介されます。
    最後に、翻訳者が本書を簡単にまとめていますが、欲を言えば、内村鑑三のプロフィールと英語で書かれた時代背景に照準を合わせた方が本書の価値と意味がより理解されたと思います。

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    2020年02月17日
  • 宗教座談

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    理解しがたい部分はあるが、キリスト教の本質、他宗教の限界、社会批判には唸らせられる。

    文体が噛んで含めるようで読みやすい。日蓮の立正安国論などの問答形式の系譜を感じる。

    解説は必読。背景がよく分かる。

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    2019年07月03日
  • ヨブ記講演

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    ユングの言うには、無意識状態のヤハウェは、ヨブが苦しみの中で至った正しさの高みに明らかに届いてなく、愛の神のイエスの必要さを発見した、と。
    内村鑑三の言うには、ヤハウェは、ヨブをさらなる高みへ導くために苦しみを与えており、その苦しみのなかで、ヨブはキリストを見出した、と。

    旧約にあって、キリストを予言してる書だというとこは、両者共有で、ただ、ヤハウェを是とする内村鑑三の正統と、ヤハウェの無意識状態を見つめるヨブを是とする異端的なユングと。

    内村鑑三のほうが14歳年上

    期待以上に綺麗な対比を見つけれたのと、予想外に共有してたキリストの萌芽

    次は何読むかなー

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    2018年11月24日
  • 代表的日本人

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    史実とどこまで正確かわからないが、志を高く持とうと思わせてくれる1冊だ。上杉鷹山と二宮尊徳は名前くらいしか知らなかったが、同じ日本人として誇らしく思う。彼らが現代に生きていたら、何を思い、何をしただろうと想像してみたくなる。とくに、「暴走する資本主義」を読んだ後なので。

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    2021年08月08日
  • 余はいかにしてキリスト信徒となりしか

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    札幌農学校で「少年よ、大志を抱け」の人が作った契約書にほぼ無理やりサインさせられて入信。その後どっぷりハマって家族全員を改宗させ、本場に行かねばとアメリカに渡って現実を見て激憤、自分だけはストイックに信仰を追求していく、という波乱のドラマ。
    まったく異質のもの(異教・異国)に浸かることで初めて自分(たち)とは何かを考える「自分探し」の記録。
    本書には出てこない「不敬事件」とあわせ、本当に人生をかけて自分とカミとイエスとの関係性を真剣に追い求めた人なんだろうなあ、と。真っ直ぐすぎて理解者少ないだろうけど。

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    2018年02月24日
  • 代表的日本人

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    5人に共通しているのは、高い道徳心と利他の精神。
    良家の出身ではなくても、高い志と強靭な精神力、行動力を持って、信念に生きるということろ。
    当時の5人の生きた時代背景がうまく描写されており、引き込まれる内容であった。

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    2016年03月12日
  • 代表的日本人

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    とても分かりやすく読み易かったです。ここに取り上げられた方で今までよく知らなかった人もいて、「こんな人物像だったのかな~」と改めて興味を持ちました。より詳しく知りたくも思いました。

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    2012年04月27日
  • 後世への最大遺物・デンマルク国の話

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    私が社会人になって初めて尊敬できると思える人におすすめしてもらった本。期待が大きすぎたせいかもしれないが、私にはあまりささらなかった。内村鑑三は、金<事業<思想<勇ましい高尚な生涯 という順でこの美しい地球に自分の生きた証を残したいと講演で述べている。私は、何か遺す必要は必ずしもないと思う。これは人によって捉え方が違うという話で済むのだけれど、遺ることは良いことだと思う、ただ私はそれが結果論であってもいいと思うからだ。能動的な結果として私は求めないということだ。ただ、「思想」の部分で、自分が人生で成し遂げられなかったことを著述を通じて後世の人に託すという部分は素晴らしいと思った。現に私は過去の人たちの著作を通じて大きな影響を日々受けているからだ。「勇ましい高尚な生涯」は別にそんな生涯を送らなくても、その人自身やその家族が幸せであればそれで良い話なのではないだろうか。ただ解説にもあったが、当時の時代背景を踏まえると帝国主義で植民地を拡大していく流れの中で、個人も前進していかないといけないといった暗黙な考え方があったのかなとも感じたり。

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    2026年09月06日
  • 後世への最大遺物・デンマルク国の話

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    題名で手に取ったところ講義録で想像と違ったが、パラパラめくるとなかなか興味を惹かれた。
    人生で何かを遺すという思考は昨今下火で、なんならその熱さは敬遠されるようにさえなっていると感じていたが、整備された川ひとつとっても遺物であり、もう少し身近なものとして考えてよいものだと認識を改められた。

    著者は大変話の上手い人で、
    「文学はわれわれがこの世界に戦争するときの道具である。今日戦争することはできないから未来において戦争しようというのが文学であります。」
    など直接講義形式で聞いてみたかったと思う。
    言葉づかいは少し難しいが、最後まで楽しんで読めた。

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    2026年05月03日