後世への最大遺物・デンマルク国の話

後世への最大遺物・デンマルク国の話

627円 (税込)

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普通の人間にとって実践可能な人生の真の生き方とは何か。明治27年夏期学校における講演「後世への最大遺物」は、人生最大のこの根本問題について熱っぽく語りかける、「何人にも遺し得る最大遺物――それは高尚なる生涯である」と。旧版より注・解説を大幅に拡充し、略年譜を新たに付した。「デンマルク国の話」を併収。改版(解説=鈴木範久)

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後世への最大遺物・デンマルク国の話 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    内村鑑三はキリスト教の人というイメージがあったが、(歴史で2つのJと習ったため)、そんなに宗教の匂いはしない。

    講演が上手かったということがテキストからも何となく分かる。

    自分の人生を最大限に使って生きること、それ自体が後世に遺すことができる最大の遺物なのである。という考えにはかなり胸が熱くなる

    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    自分はつねづね、生きている人・死んでいる人を掛けて
    人間には4パターンあると考えています。

    生きていて、生きている人
    生きていて、死んでいる人
    死んでいて、生きている人
    死んでいて、死んでいる人

    ここで具体的に持論の内容を展開するのは意味のないことなので
    必要のない箇所の説明までは省きますが、

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    ありがちな人生論と思って読み始めたが、骨太な仕事論、そして現代の起業論にも直結する恐ろしく本質的な名講演だった。
    日清戦争の海戦直前という不安定な時代に、生きることの意味を、内村鑑三は「金→事業→思想」そしてさらなる最大遺物の観点から、ユーモア交えながら語り明かす。

    0
    2023年03月22日

    Posted by ブクログ

    キルケゴールの国デンマークに、内村が自然な関心を寄せたことが想像できる。資源のない小国の偉大な物語に日本の姿を重ね合わせ大いに勇気づけられただろう。敗戦国は滅びない、必ずしも惨めではない、からしだねほどの信仰が有れば山をも動かすという内村のうちにあった神の啓示は、奇しくもその後の日本が辿る道をを予見

    0
    2021年12月30日

    Posted by ブクログ

    100ページ程の本で、すぐに読めてしまう本ですが、書いてあることはとても深いです。
    澤地久枝さんか、大江健三郎さんかどちらかが、この本のことに触れていたので、読んでみました。

    「私は何かこの地球にMementoを置いて逝きたい、私がこの地球を愛した証拠を置いて逝きたい、私が同朋を愛した記念碑を置い

    0
    2019年12月01日

    Posted by ブクログ

     内村鑑三の講演を文章にしたものだそうで、わかりやすく、内容がスッと入ってきました。私がこの本を読むのは2度目です。
     2回に分割して読んだので、感想を書くのは『デンマルク国の話』だけにします。
     ここからネタバレになりますが、『デンマルク国の話』はダルガスというユグノーの男が、第二次シュレースヴィ

    0
    2025年09月28日

    Posted by ブクログ

    明治時代に活躍した聖書学者であり思想家の内村鑑三氏による講義録2編。
    「後世への最大遺物」では有用な遺物として金、事業、思想を順に挙げている。しかし誰でも後世に継げる最大の遺物として「勇ましい高尚なる生涯」を挙げる。ユーモラスな語り口とともに、日本人の精神をキリスト教的思想を以って説く様が印象的。

    0
    2025年09月17日

    Posted by ブクログ

    美しき地球に生まれたからには記念として
    金銭、事業、思想、文学、教育を残すべし。
    個人に少なくとも共通してできることとしては、勇ましい高尚なる生涯

    0
    2025年03月15日

    Posted by ブクログ

    後世に何を残していけるのか?を熱く語ったものと、デンマークの国民性を伝える2編の講演が読めます。より人間としての高みを目指すことが、結果的に後世に名を残すことにつながるのだなぁというのが、私なりの解釈です。

    0
    2024年11月09日

    Posted by ブクログ

    最近、ようやく外の世界に対して何か作用を起こしたいと考えるようになってきた。今まではそんな余裕はなかった。自分個人の欲求を満たすことが精一杯だった。けれど次はその延長線上で何かを成したいと考えるようになってきている。より強めで具体的な思いと共に。

    そんな時にちょうどある人がこの本をおすすめしてくれ

    0
    2024年10月08日

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