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Posted by ブクログ 2021年12月30日
キルケゴールの国デンマークに、内村が自然な関心を寄せたことが想像できる。資源のない小国の偉大な物語に日本の姿を重ね合わせ大いに勇気づけられただろう。敗戦国は滅びない、必ずしも惨めではない、からしだねほどの信仰が有れば山をも動かすという内村のうちにあった神の啓示は、奇しくもその後の日本が辿る道をを予見...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月01日
100ページ程の本で、すぐに読めてしまう本ですが、書いてあることはとても深いです。
澤地久枝さんか、大江健三郎さんかどちらかが、この本のことに触れていたので、読んでみました。
「私は何かこの地球にMementoを置いて逝きたい、私がこの地球を愛した証拠を置いて逝きたい、私が同朋を愛した記念碑を置い...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月27日
孫泰蔵さんの冒険の書に、後世への最大遺物が紹介されており、その流れで、改めて手に取る。64歳の内村鑑三が31年前の講演(1897年@箱根芦ノ湖畔)を振り返る改版に附する序、から引き込まれました。講演を本に起こしたものですが、なんとも素晴らしい本であります。北海道農学校出身の内村鑑三が語る北海道開発案...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月17日
読書について、かつて私は興味のままに、片端から何でも読んでいましたが、ある時ふと何故かこんな風に考えました。
いい年をして、いつまでも「乱読」ではないな。
以降、もっぱら一番好きだった、近代日本文学を中心に読んできました。
だからこの手の本は、最近あまり読んだことがないのですが、知り合い...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月21日
内村鑑三 戦争の影響のなか、著者の事業観、国家復興論を中心とした名言満載の講演録
「後世の最大遺物」は、社会をよくするために お金をどう使い、未来のために何の種を植えるのか、自分で考え、人々の反対に打ち勝って、それらを実行せよ というメッセージ
「デンマルク国の話」は、戦争に負けても、善き精神を...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月23日
弱った精神に柱が立ちます。この本は今の日本人に必要になってきている精神論を記載していますが、義侠心や隠忍自重の精神にして努力怠らないものが必ず成功を治めていく、と言うことをあらゆる歴史に照らして、また著者のキリスト教精神に照らし綴っております。
非常に面白く読めました。また勇気が湧いてくるので、何...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月27日
「後世への最大の遺物」は不敬事件の影響で極貧生活を送っていた内村鑑三が1894年の箱根での夏期学校の講演をまとめたもの。
明治の立身出世主義の正反対の思想。立身出世から零れ落ちた人々に共感を呼び、希望の灯となる。聖書の聖者からではなく、日本の歴史上人物の生き方から説いていく。
「デンマルク国の話」...続きを読む
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