あらすじ
本書は、新渡戸稲造の『武士道』、岡倉天心の『茶の本』の先鞭をなし、外国人に向かって英文で書かれた「日本紹介の本」であり、現在もなお「日本とは何か、また日本人とはなにか」を日本側から紹介した名著として、欧米諸国で広く知られる本となっている。『代表的日本人』は外国人のためにだけ紹介されたわけではなく、日本人に向かっても書いている。内村が選んだ五名の代表的日本人、西郷隆盛・上杉鷹山・二宮尊徳・中江藤樹・日蓮の高尚なる生涯は、日本人の国民性を代表するだけでなく、人間として尊敬に値し、とくに上に立つ者、あるいは改革者として最高の模範を示した。「気概」「信念」「徳」。本書には、低迷する世の中で日本人が忘れてしまった大切なものが示されている。世界的名著の、読みやすく分かりやすい現代語訳。
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Posted by ブクログ
5人に共通しているのは、高い道徳心と利他の精神。
良家の出身ではなくても、高い志と強靭な精神力、行動力を持って、信念に生きるということろ。
当時の5人の生きた時代背景がうまく描写されており、引き込まれる内容であった。
Posted by ブクログ
とても分かりやすく読み易かったです。ここに取り上げられた方で今までよく知らなかった人もいて、「こんな人物像だったのかな~」と改めて興味を持ちました。より詳しく知りたくも思いました。