佐藤朔のレビュー一覧
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映画では自分がジャン・ヴァルジャンだと名乗りでた後も別に逮捕されていなかったと思うが、原作ではジャン・ヴァルジャンは再度逮捕・服役。その後、海に投げ出されそうになった人を救いつつ再脱獄。なんか20世紀少年のオッチョとイメージが重なる。
ワーテルローの戦いについてもかなり詳細に書いてあった(飛ばしたけど)。宿屋の親父とマリウスの親父とのエピソードは映画になかったよな
コゼットを救い出してパリに潜伏していたジャン・ヴァルジャンがジャヴェールに見つかって逃げ、修道院に匿われるというシーンは映画だとどうなってたかなぁ。。。それにしても修道院そのものについて延々と語られても。。。ということでここもかなり -
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ネタバレレミゼは自分の中での位置づけが難しい。
モンテクリスト伯と同じくらい大好きな本だけど読み終わると当分読みたくないと思う。
好きな本は何度も読み返すタイプだがレミゼは一旦読み終わると次に手に取るまでにかなりの期間があく。
読みた……い気もするけどいや今はいいや……を1年以上かけて10回程繰り返したあとに読みたいが勝ってまた手に取る。そうすると一気に読む。で、また当分見ないこれ、となる。
理由は全部、ジャン・バルジャンがかわいそすぎるから!!!!!
同じ理由で読み終わる頃にはマリユスが大嫌いである。
マリユスに関しては読みたい気持ちが勝ったときでも普通に大嫌いである。もーほんとにもーーーーーーー。 -
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『ナポレオン三世』の評伝を読んで、興味が沸いたので手にとってみた。岩波少年少女文庫で一度アブリッジされたものを読んだ覚えがある。第一巻は「ファンチーヌ」を収めており、「正しい人」ミリエル司教の生活や、ジャンバルジャンの境遇などが語られ、ファンチーヌがパリ大学の学生であったトロミエスにすてられ、その間にできた子供のコゼットをテナルディエ夫婦にあずけ、失意のまま故郷にかえるという内容が語られている。山場は、巨万の富をえてマドレーヌと名のり、市長となったジャンバルジャンが、自分と間違えて逮捕されたシャンマチウを救うために裁判所へ赴く所の心理描写や、馬車の故障や裁判所の雰囲気などであろう。ファンチーヌ
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ネタバレコゼットに恋心を抱きながらも声をかけられずにいたマリユスだったが、ファンチーヌの力でコゼットの家を突き止め、コゼットとの愛を育む。
一方、パリでは革命が起こりつつあり、二人の仲に影を落とす。
密かにマリユスに恋心を抱くファンチーヌと、ふとしたことからコゼットの恋心に気づくジャンバルジャンの二人が間に入り、マリユスとコゼットはすれ違ってしまう。
絶望したマリユスが、死を望み、革命に身を投じる。
ジャンバルジャンの捨てたと思われた欲が、コゼットを通して顕となり、人間の業を考えさせられる。悲劇的とも言える運命の中、各々がどんな行動を取り、結末を迎えるのか、最終巻が気になる。 -
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ネタバレ前巻から場面が変わり、マリユスという青年が主人公となる。
マリユスは祖父に育てられ、その祖父と父は、政治的な信条の相違から疎遠に。そのため、マリユスも父に愛されていないと感じていたが、ひょんなことから父親の真意を知る。それをきっかけに、マリユスは独り立ちする。
貧窮の中、なんとか生活を立てた中、彼はコゼットを恋する。ただ、彼の住まいの隣には偶然にもコゼットの養父であった、テルナディエが住んでおり。。。
最後はサスペンスや冒険活劇を思わせる山場。
偶然ながら、マリユスの目の前で、ジャンバルジャン、ジャヴェール、テルナディエが邂逅する。
辛くもジャヴェールから逃げおおせたジャンバルジャンだが、やは -
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「 レミゼラブル 4 プリュメ通りの牧歌とサン・ドニ通りの叙事詩 」
富を生み出し、富を配分する→同時に解決する
*労働力をうまく使う→公共の力が生じる
*利益をうまく配分する→個人の幸福が生じる
*公共の力+個人の幸福=社会の繁栄
「革命のときは 貧困は原因であり、結果でもある」
社会を食いものにして怠けて暮らすことは 〜どん底に落ちること→怠け者はつらい仕事→正直者になる方がラク
人間の区別は「輝く人」と「暗黒の人」
*「輝く人」を増やして 「暗黒の人」を減らす
*教育は 灯りをつけること
*光は涙の中に生まれる〜輝く人は 暗黒の人に対しても涙を流す
「人間同士の戦争は どれ -
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ユゴー 「 レミゼラブル 3 マリユス 」マリウスは浮浪児、ジョントレッドは腹黒い貧乏人 として対照的に描いている。その差は 心の中の虚無、地獄、暗黒にある
1章 パリの微粒子的研究
*パリは野次馬にはじまり 浮浪児に終わる〜王政は野次馬の中にあり、無政府は浮浪児の中にある
*浮浪児は心に賢者を秘めているので、パリを愛し 孤独を愛する
*浮浪児は 不幸だからこそ楽しく暮らす者である
*「大胆に」は 「光あれ」に等しい〜人類の前進のため〜豪胆は 人間の最も偉大な光となる
マリウス=ブルジョア→ナポレオン崇拝=共和制
7章 地獄
*人間のあらゆる社会には 奈落(=地獄)がある〜社会の地面は -
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ユゴー 「 レミゼラブル 2 コゼット 」 ジャンバルジャンの破滅 と コゼットとの出会い
ワーテルローの戦い
*ナポレオンの破滅→世界の方向転換
*勝利の後に急速に成長するのは 未開民族だけ〜しはしば戦争に負けて進歩を遂げることがある〜負けるが勝ち
*フランスは諸国民の魂を目覚めさせるためにある→自由はフランスから光を放つ
著者の思想
*ニヒリズムに価値はない→虚無は存在しない→全ては 何ものかである
*人間はパンより肯定で生きている→哲学はエネルギーでなくてはならない→人間の改良に努力しなければならない
*理想とは 人間精神にとって 呼吸でき 食べることができるものでなければならない