シャーロット・ブロンテのレビュー一覧
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ジェインは事あるごとに「容姿に恵まれていない」と色んな人から言われるが、そんなにブスだったのʕʘ‿ʘʔそれに「頑固」だとか性格までケチョンケチョンに貶される。
一番腹が立つのが、牧師のセント・ジョンで、彼はジェインの命の恩人ではあるのだけれどジェインのことを「労働するように生まれた人」と言って、...続きを読むPosted by ブクログ -
ジェインは孤児。母方の叔父に引き取られたが、叔父は亡くなり、伯母と従姉妹たちにまるで「キャンディ・キャンディ」のようにいじめられる辛い日々。唯一の味方は女中のベッシーと体調が悪い時に来てくれた薬剤師さん。
薬剤師さんの薦めもあって、叔母はジェインを「厄介払い」のために学校に入れる。
その学校と...続きを読むPosted by ブクログ -
頑固すぎるのでは、とこちらが当惑させられることも多いジェインだが、それゆえに、自らが求め、納得の上に得た幸せに浴することができるのかもしれない。
最後にはいつも、流されることなく、自らの決断と能力で新たな道を行く姿に、鋭い強さを感じる。Posted by ブクログ -
ヘレン・バーンズは、ジェインとはまた異なる強い意志を持っているが、どちらも決して消えない火であるのは、それを燃やし続けているのが自らの手によるからだ。
ロチェスターの意外な告白で上巻が終わり、下巻を手に取らずにはいられない。Posted by ブクログ -
19世紀英国。女性としては際立つ矜持や自立心の故に困難の絶えないジェインは、身分を超えた愛情を育むが……。
多くの困難を越え、ようやくソーンフィールド邸という、穏やかな環境に身を置くことができたジェイン。ロチェスターの求婚までに至るまわりくどさと、グレイス・プールをめぐる秘密に翻弄される流れは、め...続きを読むPosted by ブクログ -
ブロンテ姉妹のシャーロットによる、ヴィクトリア朝文学の名作。孤児となった少女が力強く生きていく波瀾の物語。
冒頭からもう面白い!幼少からいじめにあい、愛情をそそがれるべきはずの人物からそれを受けられず、それでもいじけず言い返す姿が主人公として最高。子供の頃こんなふうにものを言えなかったよなぁと。家...続きを読むPosted by ブクログ -
今まで見てきた映画やドラマの一部の展開で
少なからずジェイン・エアの真似と思えるものが多々あった
影響を受けたというかアイディアそのものが。
エドワードが占い師として登場するなど
突飛でオリジナリティがあるからこそ予想できない場面や展開があって
作者の豊かな想像力と創造力の両方を感じられた
あとエド...続きを読むPosted by ブクログ -
テンプル先生がマクゴナガル先生とダンブルドア足して2で割ったみたい。
ミセス・リードの我が子を夫がかわいがってくれなかったってところからジェインのその後の軌道に少なからず影響を与えてる気がする。
パンとミルクとチーズをもらいたくなる。「バタ」って表記がおいしそう。
古典というけどあんまり堅苦しくなく...続きを読むPosted by ブクログ -
有名すぎる作品をやっと読む。
やはり文学としては妹エミリーによる嵐が丘の方が格があるように思ったけど、こちらはストーリーの起伏が大きくてよりエンターテイメント性があるというか、分かりやすく面白い。解説によると妹たちのエミリーとアンの作品が世に出るきっかけはシャーロットの本作が成功したおかげだというか...続きを読むPosted by ブクログ -
夏の嵐の夜、ジェーンとロチェスターが心を通じ合わせるシーンを初めて読んだ時は鳥肌がたった。
ロチェスターのもとを去る時のジェーンの葛藤は痛々しいほど頑なだけどその強さと正義に心打たれた。
クライマックス、
ジェーンがロチェスターの呼ぶ声を聞くシーン、ちょっと出来過ぎだけどロマンチックに痺れる〜
ヒ...続きを読むPosted by ブクログ -
また読みたくなり、数十年ぶりか再読
カバーは映画の1シーン ジョーンフォンテーン
ハリウッドらしき映画、そうそうたるメンバーが登場する。
主人公の、頭をしっかりあげて生きている所がいいな
あの時代にね
女性の自立して生きようとする姿と、貴族の世界とそこから離脱する姿 両方を同時にえがこうとしている...続きを読むPosted by ブクログ -
カズオ・イシグロが影響を受けた作家、作品にブロンテの『ジェーン・エア』を挙げていたこと、先日読んだ『イノセント・デイズ』の主人公・田中幸乃が中学時代にこの本を読んでいたのがとても印象的で、どんな本なのか興味を持ち、読み始めた。
とても面白かった!
上下巻でぎっしり書き込まれているので一気読みという...続きを読むPosted by ブクログ -
期待せずに読み始めたものの、正月に読み通す。何かの小説の主人公が、続きが気になって仕方なかったと言ってましたが、そんな感じ。
作中人物の感じ方に共感できなかったり、考え方が古い?ときもありますが、それはそれで面白いかも。Posted by ブクログ -
ロチェスター屋敷で伏線はいくつもあった。それが露見し、ジェインはさまよう。またも苦難。しかし、最後は胸が高鳴る、見事な大団円。自分で決める女性ジェインの勝利がみなの幸福、勝利にも関係したのだ。Posted by ブクログ
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前半はロマンス好きのわたしにはたまらなかった。
ネタバレで展開は知っていたので(というか裏のあらすじでガッツリネタバレ)、上巻からの伏線が回収されていく様が面白かった。
家族の居なかったジェーンに従兄妹たちがいるとわかったときの暖かさが良い。
ジェーンとロチェスターが美男美女でないと何度も強調される...続きを読むPosted by ブクログ -
はらはらしながらページを捲った本であった。
学生時代に読んでおけば良かったと思う良本。
『嵐が丘』よりもこちらの本の方がすき。
『赤毛のアン』と比較研究されてもいるようで、アンファンとしても興味深い。
大円団の結末で本当にほっとした。
セントジョンと結婚してしまったら、暗い気持ちのまま本を閉じていた...続きを読むPosted by ブクログ -
よかった‼︎
2011年『ジェーン・エア』が俳優、ストーリー共にとても良かったので、その流れで原作を読む。
映画はうまく要所をまとめていたと思う。いくらか省かれていることや、より登場人物の思いや考えを知るには原作を読む方が良い。
ジェインのような幼少期の境遇で、誰かを愛して愛されることはどれほど...続きを読むPosted by ブクログ -
途中までは一応予想通りの展開。結末はもう一捻りくるかと思ったけれど、これはこれで十分に楽しめました。さすがは古典的名作。Posted by ブクログ