シャーロット・ブロンテのレビュー一覧

  • ジェイン・エア (下)

    Posted by ブクログ

    19世紀イギリスの女流作家として知られるブロンテ3姉妹の長女Bronte Charlotteの出世作。

    主人公ジェインの生きざまには、現代にも通用する女性の強さを感じる。少しメロドラマ的だけど、ジェインの波瀾万丈な人生の物語は読みごたえがある。

    ヒロインが精神的にマッチョ。頭いいし。ロチェスターも、オースティン小説に出てくるような、ハンサム王子様じゃないところに好感をもてた。ジェインとロチェスターの会話のやりとりは面白いんだけど、ちょっと台詞が多すぎると思う。

    0
    2015年01月03日
  • ジェーン・エア(下)

    Posted by ブクログ

    ヴィクトリア朝の文化に暗いので、何とも言い難い。

    一人の女性の一代記とでも言うのか。

    名作と称されてはいるが、古臭いとしか言いようがない。プロットも、突然過ぎる展開、無駄に長い情景描写などなど。これ、すっきりさせたら、上下巻でなくて、一冊にまとまるね。

    一人の女性の幼少期からの意思の強さというものは感じたが、どうにも勝手すぎるとしか言えない。

    まあ、出版された当時はセンセーショナルだったのだろうが。

    でも、時代が変わったからといって、古臭さを感じるものは名作とは呼べないと思う。

    まあ、人それぞれ考え方は違うんだろうが。

    読後、ぐったり疲れた上下巻でした。

    0
    2013年03月14日
  • ジェーン・エア(上)

    Posted by ブクログ

    フェミニズム賞賛かと思ったが、そういうわけではないな。

    初版、昭和28年。

    孤児として始まり、虐待を受け、名門貴族の家庭教師へ。ある一人の女性の物語。
    どこか、昼ドラの様な陳腐さも垣間見得るが、それが、貴族社会の在り方を如実に感じさせる。

    随所に散見される、主人公ジェーンの名言があまりにも、沁みる。
    少女の台詞なのだが、人生を達観したような、孤児の死生観というかなんと云うか。
    人の真理を突いた点が、とても多い。

    長編の上下巻なので、結構疲れる。
    下巻はドロドロしないことを望む。

    0
    2013年03月10日
  • ジェイン・エア(下)

    Posted by ブクログ

    ジェインに所々いらつくのは、時代による考え方の違いのせいなんだろうなあ。難しそうって敬遠してたけど、おもしろかった。

    0
    2012年10月31日
  • ジェーン・エア(下)

    Posted by ブクログ

    古典の評価ってちょっとためらってしまうのだけど、他の人のレビューを読むと皆さん自由に、誉めたり辛辣な感想を述べていたりして面白い。

    この時代の人の考え方は日本の現代社会の人の考え方とは当然違っていて、かなり保守的だ。けれどもその中で主人公のジェーンは現代社会でも生き抜いていけそうな考え方の持ち主である。同時代の人はさぞかし面食らっただろう。

    0
    2012年06月30日
  • ジェイン・エア(下)

    Posted by ブクログ

    なかなか波乱万丈な人生を歩む主人公だった。一応ハッピーエンドといえばそうだが、まさかこんな結末になるとは思わなかった。どんでん返しが多い

    0
    2012年03月05日
  • ジェイン・エア(上)

    Posted by ブクログ

    読み始めた時は、ジェインが成功する話かと思ったが、そうでもないらしい。運命の恋物語みたいな話ですか。うまくいくのか気になるところなので、早く下巻読みます。

    0
    2012年01月22日
  • ジェーン・エア(下)

    Posted by ブクログ

    独立心が強く、気位も高いジェーン。

    ここに出てくる男性、ロチェスター氏とセント・ジョンには、
    わたしの男性に対する嫌悪感を強めさせられました。
    ジェーンが幸せになれたのはよかったのだけれども。

    0
    2011年11月18日
  • ジェイン・エア

    Posted by ブクログ

     親を亡くして親戚に引き取られたジェイン・エアは、叔母や従兄弟たちに辛く当たられ、やがて叔母の家を追い出されるようにして、慈善施設である寄宿学校に引き取られる。施設長は冷たい人間で、暮らしは辛かったけれど、それでも十年間の施設暮らしの間に教養を身につけた彼女は、家庭教師としての働き口を見つけて、学校を出る。雇われた屋敷で、変わり者の主人・ロチェスターに惹かれるようになったジェインだが、ふたりは使用人とその主人という関係。それにロチェスターには婚約者がいて……

     19世紀のイギリス人作家、シャーロット・ブロンテの代表作。その妹のエミリー・ブロンテが書いた『嵐が丘』とセットでこの本の存在を知った

    0
    2011年04月09日
  • ジェーン・エア(下)

    Posted by ブクログ

    ペーパーバックであらすじは
    知っていたので、邦訳版読んだ
    感想としては……キリスト色濃いかなぁ、
    というかんじです。

    "輪廻転生"とか"因果応報"はすっと馴染めるのに、
    "汝の隣人を愛せよ"と言われると、え…と
    思ってしまうのは、……ん〜、
    …………無宗教な生活でも、根っこは仏教なのか。。。

    0
    2009年10月07日
  • ジェーン・エア(上)

    Posted by ブクログ

    『嵐が丘』を読んだ後くらいに買った本。
    買った理由は、『嵐が丘』の著者と
    本作の著者が姉妹と知ったから、です。

    大して見た目は良くなくて地味だが、
    それなりに聡明な一人の女性の
    サクセス(シンデレラ)ストーリー、
    と言えばいいのでしょうか。

    読んでいって妙に既視感あるなぁ、と思ったら、
    大学1年生の頃夏休みの自由課題で
    英語の(簡単にした)ペーパーバック読んでたようです。

    0
    2009年10月07日
  • ジェイン・エア(下)

    Posted by ブクログ

    2009.03
    表現が詩的。登場人物の台詞がきらきらしていて長いので、ちょっとあきるかも(同じ長いのでも、赤毛のアンは全然気にならないというかむしろ好きだけど)
    「嵐が丘」に方がぐいぐい読めるけど、こちらの方が後味が良くてほっとする。若干、都合よすぎ?な点もあるけど。

    0
    2009年10月07日
  • ジェイン・エア(上)

    Posted by ブクログ

    2009.03
    最初の方のシーンは「秘密の花園」を思い出させた。寄宿学校(っつーか、孤児院?)でのシーンがもっとあったらよかったのに(それだと違う趣旨の話になっちゃうか)

    0
    2009年10月07日
  • ジェイン・エア(下)

    Posted by ブクログ

    うーん。。。
    なんか納得いかないっす。
    あまりにもご都合主義的に読めてしまう。

    現実ならまだしも、小説でこういう偶然が起きてしまうとかなりひきますよ。

    放浪した末に助けてくれた人が親戚だったって?
    狂人の妻が放火した挙句、身を投げて死んでしまったって?奥さん死んだらいいんだ。放火したの本当に奥さんなのかいな。セント=ジョンはどうすんのよ。

    どうせならインド行けよジェイン!
    行って殉職する瞬間にロチェスターに会うとかのほうが面白いよ。

    0
    2009年10月04日
  • ジェーン・エア(下)

    Posted by ブクログ

    なぜか、主人公=オールドミス(って、死語…だな)というイメージがあったんだけど、なんと、最後まで読んでもやっと20歳になるかどうかという若い娘さんの話ですよ!!いやー、驚いた。昔の人は大人になるのが早かったのか。今の私らがあまりに子供っぽいのか。自分で運命を切り開いていくヒロインに、”キャンディ・キャンディ”を思い出しましたね。

    0
    2011年08月06日
  • ジェーン・エア(上)

    Posted by ブクログ

    実家に置いたままの本の山から発掘。読んだ記憶があまりなかったので読んでみたら、これが驚きのおもしろさ。少し昔の話って世界各国みんなそうだけど、身分だったり性別によって行動が制約されてるところがすごく多くて、なにげない描写にも「えー!?そうくるか」みたいなとこがたくさんあって楽しい。

    0
    2011年08月06日
  • ジェーン・エア(下)

    Posted by ブクログ

    ロチェスター氏との結婚式の日、式場では意外な事実が暴露される。不気味な女の笑い、引き裂かれたベール……。狂った彼の妻の仕業だった。屋敷を逃げ出し荒野をさ迷うジェーンは牧師の家族に救われるが、ある晩、闇の中から彼の叫ぶ声を聞く。その声に導かれて戻ったジェーンは、失明し不自由な身となった彼と再会し、結ばれる。女性のひたむきな情熱を鮮やかに描いた自伝的作品。

    0
    2009年10月04日