シャーロット・ブロンテのレビュー一覧

  • ジェイン・エア(上)
    何気なくよんでみたら、面白いのなんの!古典をよむと、人間ってのがかわらないのが、よくわかる。ニュースを捨てよ、古典をよめ!
  • ジェーン・エア(下)
    貧乏そだちで謙虚でけなげなジェーンは玉の輿にのれるのか。最後の最後まで予断をゆるさぬ展開に、手に汗にぎってください。ネタバレですが、ハッピーエンドです。いいよね、これくらい。世界名作ものですし。
  • ジェーン・エア(下)
    ああ、ジェーンはどうなってしまうんだ!とスルスル読めてしまった下巻。ロチェスター氏の気持がわかってからは少しペースダウンしたが、なかなかに楽しめた。
  • ジェイン・エア (上)
    表紙絵は本作のために書かれたものではなく、ヴィクトリア朝時代の画家の作品らしいが、本編のエピソードによく合っていると思う。物語の本筋は現代ではよく見るものだが、ここに源流があると考えると、当時はだいぶセンセーショナルだったのだろう。人物描写が細かく、冷静な語り口。飽きずに先へ先へと読み進められる。
  • ジェイン・エア (下)
    「それでいいの?」と主人公に苛立ってしまうのは、現代人だからかもしれないが、当時の読者もハラハラしながら読んだのだろう。ラスト数行、宗教的な意味合いもあるだろうが、主人公が自身の選択に対して抱く「影」を感じる。この先もそれを生涯抱き続けるのだろう。
  • ジェイン・エア (下)
    男が視力と片腕を失うことでようやく結婚に至るというのは、歪んだ関係性に見える。ジェインの望んだ自由というものは、自身の能力を十全に発揮できる場のことだと思ったが、それがこういう形で実現したことに違和感を感じざるを得ない。ジェインの望む女性の自由とは男の不自由によって齎されるものなのか…
  • ジェイン・エア(下)
    ロチェスター氏との恋の鞘当てはよく覚えていたけど、破談になった後のジェインの行動は、すっかり忘れていた。
    読み返してみると、そこもなかなかドラマチックで面白い。特にもう一人の男性の存在が、幸せとは何か?という問題を提示している。
  • ジェーン・エア(下)
    ロチェスター氏との結婚式の日、式場では意外な事実が暴露される。不気味な女の哄笑、引き裂かれたベール......。狂った彼の妻の仕業だった。屋敷を逃げだし、荒野をさ迷うジェーンは牧師の家族に救われるが、ある晩、闇の中から彼の呼ぶ声を聞く。その声に導かれて戻ったジェーンは、失明し不自由な身となった彼と再...続きを読む
  • ジェーン・エア(上)
    孤児として、叔母に育てられたジェーンは、虐待され、ローウッド寄宿学校にいれられる。そこで八年を過ごした後、広告を出し家庭教師として赴いた先に居たのは子供と家政婦だけだった。散歩の途中助けた人物こそ、屋敷の主人ロチェスターであると知ったジェーンは、彼と名門の貴婦人とのロマンスを聞き、胸が騒ぐ。孤独と戦...続きを読む
  • ジェイン・エア(上)
    ジェインが人生の分かれ道に立つとき、月の光が差している描写が多々あり印象的だった 軸のブレない女性ジェインに惹かれる
  • ジェイン・エア (下)
    19世紀イギリスの女流作家として知られるブロンテ3姉妹の長女Bronte Charlotteの出世作。

    主人公ジェインの生きざまには、現代にも通用する女性の強さを感じる。少しメロドラマ的だけど、ジェインの波瀾万丈な人生の物語は読みごたえがある。

    ヒロインが精神的にマッチョ。頭いいし。ロチェスター...続きを読む
  • ジェーン・エア(下)
    ヴィクトリア朝の文化に暗いので、何とも言い難い。

    一人の女性の一代記とでも言うのか。

    名作と称されてはいるが、古臭いとしか言いようがない。プロットも、突然過ぎる展開、無駄に長い情景描写などなど。これ、すっきりさせたら、上下巻でなくて、一冊にまとまるね。

    一人の女性の幼少期からの意思の強さという...続きを読む
  • ジェーン・エア(上)
    フェミニズム賞賛かと思ったが、そういうわけではないな。

    初版、昭和28年。

    孤児として始まり、虐待を受け、名門貴族の家庭教師へ。ある一人の女性の物語。
    どこか、昼ドラの様な陳腐さも垣間見得るが、それが、貴族社会の在り方を如実に感じさせる。

    随所に散見される、主人公ジェーンの名言があまりにも、沁...続きを読む
  • ジェイン・エア(下)
    ジェインに所々いらつくのは、時代による考え方の違いのせいなんだろうなあ。難しそうって敬遠してたけど、おもしろかった。
  • ジェーン・エア(下)
    古典の評価ってちょっとためらってしまうのだけど、他の人のレビューを読むと皆さん自由に、誉めたり辛辣な感想を述べていたりして面白い。

    この時代の人の考え方は日本の現代社会の人の考え方とは当然違っていて、かなり保守的だ。けれどもその中で主人公のジェーンは現代社会でも生き抜いていけそうな考え方の持ち主で...続きを読む
  • ジェイン・エア(下)
    なかなか波乱万丈な人生を歩む主人公だった。一応ハッピーエンドといえばそうだが、まさかこんな結末になるとは思わなかった。どんでん返しが多い
  • ジェイン・エア(上)
    読み始めた時は、ジェインが成功する話かと思ったが、そうでもないらしい。運命の恋物語みたいな話ですか。うまくいくのか気になるところなので、早く下巻読みます。
  • ジェーン・エア(下)
    独立心が強く、気位も高いジェーン。

    ここに出てくる男性、ロチェスター氏とセント・ジョンには、
    わたしの男性に対する嫌悪感を強めさせられました。
    ジェーンが幸せになれたのはよかったのだけれども。
  • ジェイン・エア
     親を亡くして親戚に引き取られたジェイン・エアは、叔母や従兄弟たちに辛く当たられ、やがて叔母の家を追い出されるようにして、慈善施設である寄宿学校に引き取られる。施設長は冷たい人間で、暮らしは辛かったけれど、それでも十年間の施設暮らしの間に教養を身につけた彼女は、家庭教師としての働き口を見つけて、学校...続きを読む
  • ジェーン・エア(上)
    『嵐が丘』を読んだ後くらいに買った本。
    買った理由は、『嵐が丘』の著者と
    本作の著者が姉妹と知ったから、です。

    大して見た目は良くなくて地味だが、
    それなりに聡明な一人の女性の
    サクセス(シンデレラ)ストーリー、
    と言えばいいのでしょうか。

    読んでいって妙に既視感あるなぁ、と思ったら、
    大学1年...続きを読む