シャーロット・ブロンテのレビュー一覧
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購入済み
映画を見る前に買ってみた
ちょうど映画が公開になる前に、原作が気になったので購入しました。分厚い文庫2冊は重いので、電子書籍になってて良かったです。値段も文庫より安かったし。内容は回りくどい言い回しや例えが多いなど、古典的で退屈なシーンもありますが、面白かったです。映画よりはやはり原作が良い!
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Posted by ブクログ
ほんの奥付を見ると、初版が昭和29年。
私が購入したものが昭和60年56刷。上下共に400円。
ここに書き込む前に、ネット書店を見てみると、装丁は全く変わらず、値段が約2倍になっていた。
それだけの時が経ったのだなと少々感慨深いものがあった。
久しぶりの再読であったが、やはり、時代を超えて残っていく物語は心に訴えるものが多い。
文章も美しいし、登場人物の心のあり方も好きだ。
検索した時、映画化されることを知った。
見てみたいような、見たくないような・・・
原作に忠実に再現されるなら見たいが、現代風の解釈が入ると、世界が壊れそうで嫌だと思う。 -
Posted by ブクログ
面白かった!
最後まで読んでみて、「ああ、訳が秀逸だったのだなあ」と気付いた。
かの有名な一節、「読者よ、わたしは彼と結婚したのだ!」が、かくも丁寧に控えめに語られていようとは。
ジェインの口調は終始敬語が貫かれているし、それは彼女が持つ荒々しい人格を隠し礼節を弁えているという美徳を際立たせている。
正直に言おう。下巻を読んでいる時点ではもう、ジェイン・エアを嫌う気持ちはなかった。というか、好きだった。
原文で読んでも同じ感想を持ったかはわからない。このひとの訳したジェイン・エアが好きだ、ということだ。
展開も波乱に見舞われ、狂った妻の登場、ロチェスター邸からの逃亡、そして新しい人々との出会いと暮らしと、ページをめくる手が止まらない。
一番驚いたのは、やはりセント=ジョンだよね。彼は「いいお兄様」ではあっても、「いい恋人」にも「いい夫」にもなれない。絶対なれない。
自分に関わってこなければ害もなく、見栄えのいい置物のような感じなのだけれど、災難だったなあ、ジェイン。
それにしても変な男にばかり好かれるものだよね。
ここまで色んな人に「不器量」と噂されるというのも不自然だよね?ダイアナは彼女のことを「きれいすぎる」と評したし、ジェインが自分の顔にコンプレックスがあるがゆえの思い込みと考えてもよさそう。
とにかく続きが気になるし、ハラハラするし、予想外の展開もがんがん待ってるし、多少ご都合主義的なところもあるけれど、面白いです。
名作だしとか古典だしとかでちょっとでも気になる人は是非この光文社のこの人の訳でどうぞ。
わが大学の教授による、解説になってない解説もついてるしね。笑 -
Posted by ブクログ
自分で勝手に決めた夏休みの課題として読んだこちら、久々の西洋文学。
物語に引き込まれてあっというまに、上・下巻とも読み切りました。
女って強いなぁ。
何もないところから、運命を切り開いたジェーンに凄まじいパワーを貰いましたです・・。
不屈の精神かぁ。。
足りなさが人を成長させる。。ってのは、ジェーンの生きて来た怒濤の半生のようなことを言うのかなぁ。
そして、自分をしっかり見つめて生きて行ける根性をつけたい。。
ラストから何十頁あたりからずっと、感動のあまり涙が溢れてきましたが、
朝の通勤ラッシュ時に読みましたので、涙をこらえて仕事場へ向かいました。
ぐったりしました。
文学って素晴らしい。。
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Posted by ブクログ
『ブロンテきょうだいのちいさな手づくり絵本』をきっかけとして、ブロンテ姉妹のいろんな作品を読みたくなった、その第二弾はシャーロット。
妹エミリーの『嵐が丘』と比較して、女性キャラクターが本好きであることや、主要人物の人間心理を追い求めようとする姿勢等、共通する部分が多いのが興味深く、それは両親が亡くなり孤児となった本書の主人公、『ジェイン・エア』がリード家に引き取られたものの、皆から嫌われていて辛い思いをする序盤の展開に、まるでアーンショー家に連れてこられたヒースクリフを思わせたことも同様で、そんな二作品は発表年も同じだった(1847年)。
その一方で、ヒースクリフは語り手が別にいたため心の中は読めなかったものの、ジェインは自ら過去を回想する進行役という形で展開されるため、彼女自身の本音がそのまま垣間見えるのが最大の相違点であり面白さなのだと思う。
リード家に居た頃は、涙を『私の苦痛の空しい証』と感じたり、『私は社会的な身分を捨てて自由を手に入れるほど勇気のある人間ではなかった』と思っていたジェインが、やがてローウッド養育園へ学びに行き、ソーンフィールドで家庭教師として住み込み生活をするようになってと、彼女の人生がどのように変化していくのかという点に加え、こちらも独特な人間性に興味が湧く、家庭教師先の館主である『ロチェスター』との恋愛要素も含めた関係性に注目したい中、何故か盛り込まれているスリラー的(?)キャラも目が離せない。
そうした数ある読みどころに於いて私が印象深かったのは、『心にひどい傷を負い、今日にいたるまで尾を引いている』けれども、『私の心の琴線をひきちぎりながら、ご自分は私の悪い根性を正していると思いこんでおいでだったのだから』と解釈する、ジェインの赦しの姿勢であった。
下巻に続く。 -
Posted by ブクログ
ネタバレロチェスターからようやく離れたと思ったら、また同じような変態セント・ジョン登場。2人の未練たらしい押し問答には嫌気が指した。「嵐が丘」が愛情と復讐の物語というのでとっつきにくいと思い「ジェイン・エア」を選んだものの、ここまでロマンスだとは思わなかった。
辛い叔母との子ども時代から、友達ができるも別の意味で辛い寄宿学校生活を経て、自分で新たな家庭教師という道を切り開き、いとこたちとの生活へ。20歳弱までのジェイン・エアの人生は、この4つに分かれていた。
スラスラと先が読める読みやすさがあり、最後の締めも上手くて満足できた。上巻は特に辛いシーンが多かったが、ジェイン・エアにとってはハッピー・エンド。これにて、イギリスマニアはブロンテ姉妹の1人の作風を知れた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレおっと…!最後のロチェスターの告白対象がびっくり。途中までジェインのことだと思ってたのに、ミス・イングラムだったのか。賢いというジェインの先入観から、彼女の観察したロチェスターの様子が正しいと思い込んでいた。上手い。(下巻を読んだらまた見方が変わる)
序盤は家庭内で家族全員からいじめに遭い、ローウッドに入るまでがつらい展開。ローウッドでも粗末な待遇ながら、ジェイン以外も同じ苦しみを味わっているのでまだマシに。ヘレンとの出会いで少し安心した。
ヘレン・バーンズ「命は短く、死は幸福と、それから 天の栄光への入り口であるのがたしかなのに、嘆きに打ちのめされている必要があるかしら」
印象に残った台詞だけど、ここまで悟りを開けないよ。でも、意識はしていきたい。肉体から解放される死を待ち望んでいる。幸福な瞬間ですら、今すぐ死にたいといつも願っている。別に鬱とかではなくね。
学校が改善されたのでそのまま先生をやればいいのに、現状を打破したいという驚くべき思いから環境を一気に変えられる行動力が羨ましい。一か八か過ぎるけど。
でも、ソーンフィールドでミセス・フェアファクスに出会い、アデルも悪い子ではないとわかり、やっとここで一息が付けた。屋敷もイギリスっぽくて良き。私が住みたい。
ただ、ロチェスターはちょっと気持ち悪い。ジェインもあんな年上を好きになるんじゃないよ。フキハラしてくるのに自分が原因ではないからとイライラしないのすごい。結果、ロチェスターは若くて綺麗で性格の悪い女性に心を寄せている…?個人的には、ジェインは他の人と結ばれてほしい。
これも恋愛小説だったか…。苦手なんだよな。ローウッド時代の良い面を読んでいたかった。