シャーロット・ブロンテのレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
はらはらしながらページを捲った本であった。
学生時代に読んでおけば良かったと思う良本。
『嵐が丘』よりもこちらの本の方がすき。
『赤毛のアン』と比較研究されてもいるようで、アンファンとしても興味深い。
大円団の結末で本当にほっとした。
セントジョンと結婚してしまったら、暗い気持ちのまま本を閉じていたであろう。
セントジョンは本文中でジェインが述べていたとおり、ジェインを道具だと思っている。
よくもまあジェインの気持ちを聞かず、あなたは私と結婚すべきなのですと言ったことを言えるものである。最近恋愛結婚した自分としては、読み流せなかった。それとも当時のイギリスでは男性の言ったことは絶対だったのだろ -
Posted by ブクログ
よかった‼︎
2011年『ジェーン・エア』が俳優、ストーリー共にとても良かったので、その流れで原作を読む。
映画はうまく要所をまとめていたと思う。いくらか省かれていることや、より登場人物の思いや考えを知るには原作を読む方が良い。
ジェインのような幼少期の境遇で、誰かを愛して愛されることはどれほど幸せなことか。
ジェインは美人ではない。でも、信念があり、自分はどうすべきかという決定を人に左右されずに決められる。
でも、ちゃんと女性らしさもある。人に何かをしてもらうだけのバカ女じゃない。
こういう人間像に惹かれるからこの作品も好きなんだと思う。
(私はボヴァリー夫人みたいなのは苦手)
訳者 -
-
-
-
-
-
-
-
購入済み
映画を見る前に買ってみた
ちょうど映画が公開になる前に、原作が気になったので購入しました。分厚い文庫2冊は重いので、電子書籍になってて良かったです。値段も文庫より安かったし。内容は回りくどい言い回しや例えが多いなど、古典的で退屈なシーンもありますが、面白かったです。映画よりはやはり原作が良い!
-
Posted by ブクログ
ほんの奥付を見ると、初版が昭和29年。
私が購入したものが昭和60年56刷。上下共に400円。
ここに書き込む前に、ネット書店を見てみると、装丁は全く変わらず、値段が約2倍になっていた。
それだけの時が経ったのだなと少々感慨深いものがあった。
久しぶりの再読であったが、やはり、時代を超えて残っていく物語は心に訴えるものが多い。
文章も美しいし、登場人物の心のあり方も好きだ。
検索した時、映画化されることを知った。
見てみたいような、見たくないような・・・
原作に忠実に再現されるなら見たいが、現代風の解釈が入ると、世界が壊れそうで嫌だと思う。 -
-
-
-
-
-
-
-