志村貴子のレビュー一覧

  • アスピーガールの心と体を守る性のルール

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    とても良かった。
    アスペルガーだけではなく、少女や女性だけではなく、多くの人にも有益だと思う。

    性の知識をもうお持ちの方にも、なかなか日本で必要な性教育がなされないから、ぜひ読んで知識を広げてほしい。

    ただ、性的な被害を他者にはなすことは、慎重になった方がいいと感じた。作者はそういった人を見極めて話す相手を選べたけれど、うまくいくばかりではないから。

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    2026年04月14日
  • そういう家の子の話 2

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    なんか、ちょうどいい。バランスがちょうどいい。
    取り上げているテーマが「圧が強い」というか、「気が重い」というか、思想的にキツくなりがちなものをかなりマイルドにしていて、でもそれは別に薄っぺらいというのではなく、しっかりと向き合っていて、だからその作者の匙加減が絶妙というか、巧緻というか、すげえなと思う。
    そして、当事者としてとてもよく分かるし、ある種の「あるある」でもあり、自分だけの問題ではなかったんだと安堵する。
    一種のヒーリング効果つの?
    救われたみたいな感じつの?
    そんなんを勝手ながら受け止めた。
    次巻も楽しみで、これがスピリッツに連載されていることに驚きを感じるというか、時代は着実に進んでいることを実感する。

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    2026年03月21日
  • 淡島百景 2

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    志や夢がある分、闇も深い。
    教官なりに責任は感じてるんだろうな。でも赦しを乞うための行動として墓前に謝罪するみたいなしていないから真摯に感じてしまう。
    いじめられていた経験がある身としては教官のように責任を感じていたらいくらか心がスッとはするけれど現実ではまずありてないと思ってる。

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    2026年03月15日
  • こいいじ(10)

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    ネタバレ

    完結!!
    まめちゃん。お疲れさま!幸せにおなり!!!!!

    春さんのこと想うと切な苦しいし、
    まめちゃんのこと想うと切な苦しいし、
    うわーーーーーん状態(どんな)だったけど
    「まめが愛しいんだ」
    に胸がぎゅーっとなりました。

    なんでもかんでもスッキリするわけではなくて
    ほんと人生ままならないわけですが
    どこかで折り合いをつけあって
    みんなが笑って暮らせるといい。

    みぞみぞしつつも、じんわり温かいそんなお話でした。

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    2026年01月05日
  • こいいじ(9)

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    ネタバレ

    相変わらず「ままならない」けど
    少しずつ少しずつ進んでいるような…いないような…。
    あとがき最後のコマのまめちゃんの一言に尽きる(笑)

    早く進んで欲しいのに「こいいじ」の世界が好きで
    延々とままならないのを観ていたいような、不思議な感覚。
    次巻完結です。寂しい。

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    2026年01月05日
  • こいいじ(8)

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    ネタバレ

    平和になりそうで平和に全くならない
    それが「こいいじ」笑
    またラストが不穏。
    河田姉も拗らせがすぎるよー。

    シュンくんが私の癒し枠。
    シュンくーーーーーーん!!
    初っ端のお誕生日祝うところからもシュンくん
    とっても良い。すごく良い。
    あのシュンくんの一言がこれから
    良きように働きますように。

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    2026年01月04日
  • こいいじ(7)

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    ネタバレ

    河田さんもだいぶ拗らせてた(笑)
    でももういっそ拗らせた同士の河田さんと
    幸せになったらいいんじゃないかな!まめちゃん!
    って思い始めると、そうならなそうな雰囲気。

    ゆうちゃんも!!
    こんな時にまめちゃんと以前のままの関係だったら!!
    と思わなくもないけど…はぁ、思春期ムズカシイ。

    ナポリタン食べたい。

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    2026年01月04日
  • こいいじ(6)

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    ネタバレ

    ゆめ姉ちゃんが思っていた以上に
    ファンキー…(これはファンキーなのだろうか)
    だった件について。
    そしてどこもかしこも「ままならない」!!笑

    なんかフラグが立っているような
    立っていないような…になってるし
    早く幸せになって欲しい。

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    2026年01月03日
  • こいいじ(5)

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    ネタバレ

    つ…つらぁ。
    人生…というか恋がままならなすぎる!!!
    ゆうちゃんの気持ちもわかるし…。
    (だってまだ小学生だしね)
    だけれどもまめちゃんつらぁ。
    ゆめちゃんと聡ちゃんはだめだ。
    (いやダメじゃないんだけど)
    (今、わたしの気持ちがまめちゃん推しだから。笑)

    ちかちゃんの気持ちもすごくよくわかる。
    妬いたって仕方ないことにもやもやしちゃうの!!

    マンガの中でも恋はままならない。つらい。

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    2026年01月03日
  • こいいじ(4)

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    ネタバレ

    やっと!やっと…なのに…何か心にひっかかる。
    そしてあとがきでまめちゃんが
    代弁してくれたことが全てな気がする。
    この手放しで何も喜べない感じ!!!!
    とってもみぞみぞする!!!!!笑
    でもお腹すいちゃうまめちゃん、かわいい!!笑

    しかし河田さん。
    なんか意味ありげだと思ったけど…なんだろうな。
    大人ってめんどくさい。

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    2026年01月02日
  • こいいじ(3)

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    ネタバレ

    そっ…そんなとこで終わるの!?

    確実に動き出してるんだけど
    人の数の分だけ「想い」があるから
    相変わらず私が読んでててんやわんや。
    まめちゃんに頑張って欲しいんだけど
    なんなら聡ちゃんにぎゃふんと
    言わせてやりたいぐらいなんだけど!!
    あああどうなることやら。
    読んでるとクセになる。この雰囲気が。
    面白い!

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    2026年01月02日
  • こいいじ(2)

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    ネタバレ

    進んでないようで、進んでいる気がするし
    なんなら色んな登場人物の過去が出てきて
    みんなに感情移入しちゃうから、私が感情が大変。
    まめちゃんの心機一転の気持ち分かるなぁ。
    もう吹っ切ってしまえばいいのになー。
    なんて思いつつも、
    聡ちゃんの中の小さな芽のような何かを感じ取ると
    私がときめくという(笑)
    えーん、どうなるんだろう。楽しい。

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    2026年01月01日
  • こいいじ(1)

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    ネタバレ

    30歳のまめちゃん。
    奥さんと死別した幼馴染、聡ちゃんにずーっと片思い中。
    聡ちゃんの子供、優ちゃんに慕われ応援されるも
    今のところ聡ちゃんはまったくの脈なし。
    そんな中、聡ちゃんの初恋の人らしき
    まめのお姉ちゃん「ゆめちゃん」も帰国して…
    どうなる?!まめちゃんの恋の行方!!

    あっさりした作風のようで
    登場人物みんな濃厚で面白い。
    いろんな人の気持ちが交差して切ないんだけど
    どこかほわっと温かい空気が漂ってて
    とにかく恋の行方が気になりすぎる!!
    1巻ではまったく脈なしに思えるんだけど
    まめちゃんのながーい恋心は成就するのか否か。
    お姉ちゃんと聡ちゃんも気になるし
    まめちゃんがんばれの気持ち。

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    2026年01月01日
  • そういう家の子の話 1

    無料版購入済み

    結婚話

    結婚話、二人の間では納得していても親が絡んでくるとそうじゃないってところがリアルだったなぁ。
    入信しない相手は困るとかカルト宗教やってる家は嫌だとか。

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    2025年06月06日
  • オンリー・トーク【電子限定特典付】

    購入済み

    掛け合いが気になって

    雑誌(多分ダ・ヴィンチ)の紹介で興味を持ちました。

    BLシーンがあるから戸惑いはあったものの、主観では1巻は描写が薄めでした。
    尊敬する相手の前でのみツンデレになってしまう主人公を応援したくなりました。

    #ドキドキハラハラ #共感する #笑える

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    2025年05月30日
  • こいいじ(1)

    購入済み

    幼馴染?の男女

    志村貴子作品はいくつか読んでいて、同性愛を扱ったものが多かったので 男女の恋愛者は珍しいと感じた。続きが読みたい。

    #胸キュン #切ない

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    2025年05月16日
  • オンリー・トーク【電子限定特典付】

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    一穂先生はXのスペースでも息をするように面白いことをおっしゃるし、イエスノーなどの小説でもテンポの良い会話が繰り広げられていたりするので、漫才を題材にしたら最強だと思います。
    そこに志村先生独特の個性が加わって、唯一無二の作品になっていました。

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    2025年05月05日
  • 【電子限定特典付き】志村貴子短編集 まじわる中央感情線

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    ネタバレ

    百合(GL)もBLもヘテロも、ほのぼのも切ないのもドロドロも屑もサイコパスも、その名の通りあらゆる「感情」が交わる合流地点のような、雑多な短篇集。なんやこれwと思うのも、すごく好きなのもある。
    「太めの女」は何度読んでも傑作。不倫ドロドロ歳の差純愛主従五角関係……。
    「転校」はこわすぎ。
    BLに疎いので、男性キャラの乳首を弄る描写を見るといまだにギョッとしちゃう。
    ラストの猫連作はほっこり笑った。

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    2025年02月23日
  • The MANZAI 十六歳の章

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    [1]最初の一歩。ぼくは、それをいつ踏み出したんだろう。(p.214)
    [2]会話じたいが漫才になっているこのシリーズ、あさのあつこさんの中でじつはいちばん好きやったりします。また出会えて嬉しいですが高校生編として続くのでしょうか。
    [3]歩のひとり漫才から始まりいつもの面々との漫才に続きついに秋本が帰ってきて少し大人になったように思える彼に歩は少し焦るがロミジュリは再開する。

    ■ロミジュリについての簡単な単語集(十六歳の章のみ)

    【秋本有紗/あきもと・ありさ】秋本母。お好み焼き屋「おたやん」経営。離婚している
    【秋本貴史/あきもと・たかし】歩を理想の相方と見定めて漫才の沼に引きずり込んだ。スポーツマンだった。森口いわく《秋本はしつこいでぇ。》p.95。歩に漫才だけでなく私的なパートナーにもなってもらいたがっているかもしれない?
    【秋本の父】彼の暴力がもとで有紗さんとは離婚している。湊第一高校校長の佐伯琢子先生の兄。手術のために渡米した。罪滅ぼしをしたいとか言ってたらしいが中身は全然変わっていなかった。
    【アコワイ】メグに憧れつつもちょっと怖いので「アコワイ」ている男子生徒は多い。
    【歩/あゆむ】瀬田歩。語り手の主人公。記述は特にないが可愛いタイプの美少年なのではないかと思われる。素でも天才的な? 突っ込み力を持つ。一歩引くタイプだったが秋本に引きずり出された。《ぼくは独りが好きだ。独りでいるとほっとする。身体の力が抜けて、とりとめない思いに浸れる。だから、独りでいることを単純に淋しさやミジメサニ結びつけないで欲しいと思う。》十六歳の章p.87。《独りでいられる幸福と誰かと過ごす豊穣。/ぼくは、湊市でこの二つを手に入れた。》十六歳の章p.88
    【歩の母】夫と娘(歩の姉)が死んで途方に暮れていたが実の兄の勧めで歩を連れて故郷に戻ってきた。当然「勝手にロミジュリを応援する会」メンバー。
    【大野】マンションの管理人。「勝手にロミジュリを応援する会」メンバー。
    【おたやん】美味しいお好み焼き屋。秋本の母、有紗さんが経営している。企画会議などがワイワイ行われる。
    【勝手にロミジュリを応援する会】「歩くんをあゆちゃんと読んで応援する会」(通称「あゆ呼び会」)から発展した。
    【神尾幸久/かみお・ゆきひさ】歩の高校での同級生。がっしりした体躯だが美術部。
    【きのこ汁】ライバル? の高校生漫才コンビ。隣の市の進学校、衛藤学園高校一年。メンバーは清澄透(きよずみ・とおる)、木村和成(きむら・かずや)。
    【校長】→佐伯琢子
    【古賀】歩の高校での同級生女子。陸上部で色黒で凛々しいタイプ。
    【ことぶき餡】和菓子の老舗。ご主人の三瀬さんは幼いころ餡子樽に落ちて死にかけたという壮絶な体験があり実は洋菓子のほうが好き。若奥さんは「勝手にロミジュリを応援する会」メンバー。
    【佐伯琢子/さえき・あやこ】湊第一高校校長。有紗さんご離婚した秋本の父親の妹。大事な話は理科室の人体解剖図の前でする。色彩感覚が物凄い。
    【篠原友美/しのはら・ともみ】「チーム・ザ・ロミジュリ」の仲間。隣市の高校の音楽科に進学した。
    【瀬田歩/せた・あゆむ】→歩
    【高原有一/たかはら・ゆういち】「チーム・ザ・ロミジュリ」の仲間。神童の誉れも高くどんな高校でも進学できただろうが森口と同じ学校、歩たちと同じ湊第一高校を選んだ。
    【多々良覚/たたら・まなぶ】中学の同級生。母は市立病院看護師長で「勝手にロミジュリを応援する会」メンバー。
    【とりあえず】《とりあえずでいいんだ。〝とりあえず〟は、大切なんだ》十六歳の章p.82
    【名前】《名前を知って一人一人を知ってしまうと、もう〝年寄り〟でも〝高齢者〟でもなくなる。スゲさんはスゲさん、森江さんは森江さん、栗原さんは栗原さんだ》十六歳の章p.178
    【萩本恵菜/はぎもと・めぐな】→メグ
    【蓮田伸彦/はすだ・のぶひこ】「チーム・ザ・ロミジュリ」の仲間。隣市の商業高校に進学しサッカー部に所属。篠原に恋している。
    【羽田/はだ】商店街婦人部。「勝手にロミジュリを応援する会」メンバー。
    【藤川】えらの張ったでかい顔、顔つきも体格もごつくて逞しい。「おれ、小学生の時から三十ぐらいに見られてた」十六の章p.83。声は抜群に美しい。その声で中学の文化祭を盛り上げてくれた。
    【漫才甲子園】第一回漫才甲子園が大阪のいちゃもんホールで開催される予定。地区予選を突破しなければならずそれは女性陣が夏休みに水着を披露するために行く予定だった美砂海岸健康ランドで実施される。
    【湊市】舞台となる地。歩の母の故郷。モデルとしては堺市ではないかと睨んでます。みんなが関西弁っぽいのと名前からして海の近くやし漫才ということで。関西弁ぽいとこは関西以外でもあるし確信はないですが。まあ、神戸でも和歌山でも志摩市でもどこでもいけるけど。
    【メグ】萩本恵菜。超絶美少女。性格もよい。秋本の幼馴染で一途に想い続けており歩クンには渡さないわと思っている。トンボ体質で回るものを見てると目が回る。剛力の持ち主。
    【森口京美/もりぐち・ことみ】「チーム・ザ・ロミジュリ」の仲間。涙もろくて優しいが心根は強靭で活発な美少女。妄想癖のあるところが致命的な欠点。将来の夢は「愛と恋とエロに満ちたファンタジー冒険小説」を書く小説家。指を鳴らすのが上手い。
    【八木】商店街婦人部。「勝手にロミジュリを応援する会」メンバー。
    【山下】日系三世。有紗さんがアメリカに持っていってたたこ焼き器でたこ焼き屋を始めた。
    【ロミジュリ】秋本と歩のコンビ名。歩はジュリの方で女装されられることも。

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    2024年05月24日
  • 淡島百景 5

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    ネタバレ

    それでも淡島に未来を思いたかった。この言葉がとても重い。

    誰かが選ばれて、誰かは選ばれない世界で、憎しみを持たずに、それを表現せずにいられる人なんていないだろう。誰だって後ろめたいところがある。でも勝手に後ろ指をさし、気持ちをお察しして語る。淡島じゃなくてもこの感情を誰もが知っている。多かれ少なかれ、誰かを恨み、憎み、排除しようとしたことはあるだろう。新約聖書に、誰も罪を犯したことのない者が石を投げなさい、とイエス様が言ったら、誰も石を投げなかった、という話がある。だから語られる物語にセンセーショナルな意味を見出そうとしたり、語ろうとしたりする。石を投げようとしてしまう。例の件でもそうであるように。

    「それでも」なのだ。きれいなことだけの世界じゃないことを知っていて、絶対に許せないことがあったとしても、それを内包してなお美しさを見せようとする世界を観ている。そんな自分も傍観者で共犯者であり、「それでも」そこに光を見ようとしている。きっと何度も読み返すし、ずっと考え続ける。噛みしめたい作品である。

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    2024年05月19日