志村貴子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「好きな人にはふれたい キスをしたいし 抱きしめたいと思う」という言葉がグサグサっと来るわけで。それはたぶんノンケかそうでないか、関係なく、きっとそうで。志村貴子の漫画に流れる独特の空気感、時間。この人はキャラクターそれぞれを本当に大事に扱う。心底、キャラクターそれぞれに対して心の配慮があるし、誰ひとりとして真剣に生きていない人間なんていない。だからこそ、読んでいるこちら側が惹きこまれる。一瞬を生きている。生の一回性がそこにはあるから。あとは、描き方が何しろうまい。コマの流し方とか、普通ではない。かなりの試行錯誤がある(のか、それも天然にやりこなしてしまっているのかはわからないけれど)。注意を
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Posted by ブクログ
9、10巻と続けて読んだので混じっているけど、ついに二鳥くんに第二次性徴が現れて、ターニングポイントになりそうな一冊。
いろんな問題が出てきて、にとりんも一杯一杯だけど、尤も大きな問題がここに至って出て来てしまった。
そんなにとりんを見て、自分を考える高槻くん。
彼女は今まで男の格好をしたい女の子だったけれど、その域は超えていないと私は思っていたのだけれど、これから変わっていくのだろうか。
ある意味マコちゃんは、尤も性的不一致を抱えている人なのかな、と思っていたけれど、本当にそうなのかな、とか私が思い始めてみたり。
でもみんな真摯だ。
いろんな自分の中の感情に対して。
傍観者でしかない人す